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中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報、教育問題への提言も掲載していきます。

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中学校における部活動指導のあり方について

部活動のあり方が問われています!

みなさんどうお考えですか!?

 

〇ついに文科省も取り上げ始めた!

こんにちは田口です。

今回は部活動について私の考えをお話していきたいと思います。

2016年11月、次期学習指導要領に向けて集められたパブリックコメントの結果が発表されました。

search.e-gov.go.jp

アクティブ・ラーニングや小学校の英語教育に意見が集まるのかと思いましたが、意外にも部活動についても多くの意見が集まったようです。

【部活動】
○ 部活動はあくまで生徒の学生生活の一部であるべきで、教科等の学習が部活動により悪影響を受けることがあってはいけない。部活動が教育課程外の活動であることや、強制ではなく自主的・自発的に参加するものであることを徹底するとともに、休養日や活動時間の在り方には適切な配慮を行う必要がある。
○ 複数の学校や地域単位での部活動運営を可能にすることや、部活動外部指導員制度の導入など、少子化等の学校を取り巻く環境が大きく変わる中で、部活動の運営体制も改善していく必要がある。
○ 部活動の顧問を教員に強制せず、顧問をする・しないは教員の任意とするべき。

「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ」(平成28年8月26日)
への意見募集の結果(概要)より

この概要にはたったの3点のみの掲載になりましたが、全体の意見4ページのうち、半ページくらいを割いていることから、かなり多くの意見があったのではないかと想定されます。

おまけにこちらのパブリックコメントには一般の会社員の方々からも意見が多く寄せられていますから(上記リンクを見ると詳細な割合が分かります)、教員以外からも注目される問題になったと言えると思えます。

この当たり前のように存在する部活動ですが、一般的な認識は非常にあいまいな存在でした。

教員の認識も、生徒の認識も、保護者の方々の認識も、社会から見た認識も全てあいまいな存在と言えるのではないでしょうか。

 

というのは、「教育課程外の活動」という位置づけな癖に、一般的には学校教育の一環として行われている。

生徒からすると任意加入であり、教員からすると勤務時間の時間外に行われる仕事である。

こういう特殊な状態があるからです。

 

任意加入ですから生徒のモチベーションは様々です。

プロスポーツ選手になりたい子もいれば、「友達が入部するから」といったレベルの子もいます。

もちろん、それにともなって保護者のモチベーションも様々です。

「日曜日も活動してくれ」と言う方もいれば、「土日は休ませて欲しい」と言う方もいます。

本当にピンからキリまでの認識の方々が存在するわけです。

 

対して、教員の捉え方もピンからキリまでです。

私の学校では教員の勤務時間は17時までですが、部活動は当たり前のように18時半まであります。

おまけにほぼボランティアのような賃金で土日にも活動が行われるわけです。

したがって、教員の部活動に対するモチベーションは人によって大きく異なります。

自分がずっとプレーしてきたスポーツを担当することになって、熱い情熱をもち、人生をかけるかのように部活動に情熱を注ぐ人もいれば、全くやったこともないスポーツを担当させられ、「なぜ勤務時間外に働かなくてはいけないんだ」とモチベーションの上がらない人もいます。

勤務時間外の活動になってしまっている点は私がここでお話をしても意味がないでしょうから、課題の一つくらいとして置いておき、今回は

「では、どういった姿勢で部活動に臨むことが正しいのか」持論を展開していきたいと思います。

そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義

そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義

 

 

〇教員の仕事として一番大切なことは授業!

まず、前提として一番大切なことは

「教員として一番大切な仕事は授業である」ということです。

ここは絶対に揺るがないし、揺らいではいけないところです。

そしてその次に学級運営や生活指導、委員会などの公務分掌などもろもろの仕事があるわけです。

その中に部活動もありますが、先ほども言ったように、部活動は勤務時間外に行われる活動ですから、私は

「部活動は教員の仕事の中で一番最後である」と考えています。

 

まず、授業を大切にできない教員は、教員にふさわしくないと思います。

授業は全ての生徒が受けるものです。

授業を大切にしないことは、生徒の学習権を侵害する行為であると言えます。

部活動ばかりやっていて授業がおろそかになっている、クラスの生徒に向き合う時間をとらない、公務分掌で他の教員に迷惑をかける、これでは教員として話にならないと思うのです。

 

では「部活動はどうでもいいのか?」。

そんなことはありません。

「部活動は教員の仕事の中で一番最後である」からこそ、その教員の真の力、熱意が分かるのではないでしょうか。

最後の仕事までていねいに向き合うことができる教員こそが尊敬できる教員だと思うのです。

ですから、部活動ばかりやっていて全国制覇しようが、全く尊敬できないと思いますし、そんな部活動なら「学校教育」には必要ないと思います。

 

そうです。部活動は学校教育の一環なのです。

外部のスポーツクラブでもなければ、ピアノ教室でも、英会話スクールでもないのです。

したがって、その競技の技術を伸ばすだけでは部活動ではないのです。

要するに「人を育てる」のが部活動ということです。

 

教員は授業や学級運営、公務分掌をしっかりと行った後に、「最後の仕事」として部活動で「人を育てる」ことに取り組むべきです。

もちろん、教員が無理をしすぎて倒れるようなことがあってはいけません。

あくまでも、自分の生活のできる範囲の中で行うべきでしょう。

要するに勤務時間内で精いっぱいやれる範囲のことをやれればいいと思うのです。

家庭の事情、授業の準備で5時までしか活動できない。

一向にかまわないと思います。

ですが、初めのミーティングにだけは顔を出して、その日の練習のポイントを説明する。

それさえも難しかったら休み時間に部長と話をする。

やれる範囲で最大限の効果があることを努力すれば良いと思うのです。

時間的な制約があることは仕方ありません。

しかし、誠意をもって部員や保護者と接することはできると思います。

 

この部活動のあり方は教員がそう思っているだけではうまくいきません。

それは、最初に言ったように生徒も保護者も地域も認識が違うからです。

そこで、管理職が部活動のあり方について、しっかりと説明をすることが大切だと思います。

 

また、部活動を受け持つ若手の先生方におすすめの本を紹介しておきます。

部活動指導スタートブック 怒鳴らずチームを強くする組織づくり入門

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