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中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報、教育問題への提言も掲載していきます。

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「塾に行くと成績が上がる」は正しいのか?

中学校 教育問題

子どもの成績が上がらない…

「じゃあ塾に行かせよう!」

は果たして正しいのか?

 

塾講師にだまされるな!

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〇塾に行くと成績は上がるのか?

こんにちは田口です。

今回は特に保護者の方には気になる塾の話題です。

「塾に行くと成績が上がる」は正しいのかということについて私の意見を述べていきたいと思います。

 

結論から書くと、中学校教員の立場から見ると答えは「NO」です。

正直言って成績は上がらないと実感しています。

ただし、勘違いしないで欲しいのは「学校の成績は上がらない」ということです。

もう少し詳しくいうと

「入試の得点を取る力は上がる」が「学校の成績は上がらない」です。

強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (徳間文庫)

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〇塾に通う子の実態

クラスの塾に通っている生徒の様子を見てみると、かわいそうになるような生活を送っていることが分かります。

一人の野球部に所属する男の子の例を見てみます。

学校の部活動が18時半に終わると、急いで家に帰り、パンを咥えて塾に走ります。

その後、塾での授業を終え、22時前に家につき、ようやくちゃんとした晩御飯。

この後にすぐ寝ることができれば良いのですが、彼にはまだやるべきことがあります。

まずは学校の宿題です。

1時間程度かけて宿題を何とか終わらせると、彼は野球の自主練習、素振りを20分ほどするそうです。

なんだかんだで結局寝ることができたのは午前1時前。

翌日、彼は6時半に起床し、まだまだ眠い中、あわてて準備をし、5分で朝食を食べ、野球部の朝練習に向かいます。

短い睡眠時間で朝練習を終えた彼は授業中もちろん眠い。

何とか睡魔をこらえるも、集中できたとは言えない状況で授業を終えました。

休み時間は塾の宿題。

放課後も部活動がある彼には塾の宿題をする時間がありません。

他の子は英語の小テストの準備をしています。

結局彼は満足に小テストを解けず。

 

週3回塾に通っている彼は、こんな生活が続いていくわけです。

当然、疲れて学校の宿題が提出できないときもあります。

集中できなくて、授業の時間内に理解できないことも増えていきます。

また、部活動でも思うようにプレーできないことも出てきます。

 

これは一人の特別な例ではありません。

私が何人も見てきた話です。

彼は真面目ですから学校の宿題にも手を出していますが、中には塾から帰ったら疲れて寝てしまうという子もたくさんいます。

これでは提出物や授業態度も重視する学校の教科の成績が上がるはずはありません。

 

それでもこういう子は「塾の授業で分かるようになった」と言うこともあります。

塾の授業に一生懸命に取り組めば、入試などテストの点数を取る力が上がるのはまちがいないでしょう。

しかし、それは本当に塾でなければつかなかった力なのでしょうか。

先にあげた例のように、本当は授業に集中できていれば授業だけで理解できたことを、塾で習い直しているという生徒も多いのです。

また、「塾で先に習ったからもう分かる」と退屈そうにしている子もたまにいます。

それこそ、学校の授業だけで本当は分かったのではないでしょうか。

さらには、定期テスト前に「今日は塾があるから試験勉強ができない」と本末転倒なことまで言っている子もいます。

(試験の時期が学校によって異なるため、必ずしも塾で試験対策の授業をやってもらえるとは限らないそうです。)

「学力」の経済学

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〇塾のほうが分かりやすい!?

また、別の論点として、「塾の授業の方が入試に向けてしっかりと取り組んでくれる」という話もよく聞きます。

考えてみると当たり前のことです。

公立学校は入試のためだけに授業を行っていません。

部活動の話の際にもお話ししましたが、学校教育は「人として成長させるため」に行われています。

ですから、幅広い知識や力を身に着けるために様々な活動を行います。

私の公民の授業では、バリアフリーがどのくらい進んでいるか1時間かけて学校を歩き回らせ、グループごとにまとめさせます。

入試に出るでしょうか?出ませんね。

 

さらに、「塾の先生の方が分かりやすい」と言われることもあります。

それまた当たり前だと思います。

学校の教員は40名近い、さらにレベルがピンからキリまでの子どもたちを同時に相手にしています。

できる子からは「もっと高いレベルを教えて欲しい」、できない子からは「もっと時間をかけてていねいに説明して欲しい」と言われます。

もちろん、できるだけそうならないように努力はしますが、ある程度は仕方ないところです。

もし、個別に放課後に教えて欲しいと言われれば、その子にあわせて十分に分かりやすい授業をすることが学校の教員にだって可能です。

(ただし、教員にその余裕はなかなかありませんし、もちろん、塾の先生も学校の先生もピンからキリまでいますが。)

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〇結論として

ということでまとめます。

塾に行っても必ずしも「学校の成績は上がらない」です。

もし保護者の方々が、学校の成績を上げたいと考えるのならば、「じゃあ塾だ」という思考は捨てた方が良いと思います。

学校の成績を上げたいのならば、家庭で学習を見てあげる、家族で学習する時間を取る方が有効だし、子どもの健康にも良いでしょう。

「いやー、でも子どもに勉強なんて教えられない」という保護者の方は学校の教員を有効に使ってください。

「分からないところがあるので教えてもらえませんか」と生徒に言われて断る教員はいないと思います。

休み時間や放課後に分からないところはどんどん聞きに行ってください。

生徒が聞きに来てくれて悪い顔をする教員はいないと思います。

放課後に少し勉強を教わってから部活動に参加する。

部活動が終わったら、家族でゆっくりと晩御飯を食べ、教わったことの復習や宿題をする。

その後、趣味や部活動の自主練の時間にあてて、22時には床につく。

こうすれば、次の日の授業にも集中できるし、健康にも良いことでしょう。

 

以上、塾は必ずしも「学校の成績は上がらない」説明でした。

 

〇当然、塾にも良いところは多い!

しかし、塾がダメか。そんなことはありません。

「学校の成績を上げたくて塾に行く」、「塾に行けば学校の成績が上がるはずだ」この発想が違うのではないかと言いたいわけです。

「学校の授業だけでは物足りない、もっと学びたい」そんな思いをもっている子にとって塾はすばらしい場所でしょう。

自分のレベルに合わせて高いレベルのことも教えてくれるのですから。

 

また、部活動との両立が難しいことは先に書きましたが、逆に言えば部活動がなければ塾を有効に利用することも可能だということです。

部活動に加入しない子や、部活動引退後の3年生などにも合っているでしょうね。

 

さらに、超有名難関私立高校や難関国立大学を目指しているなんていう子にもいいでしょうね。

残念ながら、ほとんどの教員は東大卒ではありません。

公立学校で東大進学に対応した授業を行うことは難しいでしょうから、

中学校のうちからそういった高いレベルを目指している子は塾を有効に活用すべきだと思います。

塾の先生は「入試で高得点を取る」ためのプロです。

学校と塾の違い、それぞれの良さをしっかりと把握した上で上手に利用できるといいですね。

そこが分かっていれば、塾も学校も子どものためになると思います。

塾特集はこちらです!

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