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中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報、教育問題への提言も掲載していきます。

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野球部の教科書~技術編1~ バッティングの基本

バッティング 野球部の教科書

(バッティングの基本)

 バッターにはいろんなタイプがいます。プロ野球を見てみても、松井秀喜選手のようなホームランバッター、イチロー選手のようなアベレージヒッター、またはバントなどの小技が得意な選手、いろんなタイプがいますよね。もちろんみなさんにも「こんな選手になりたい」という思いはあると思いますが、初めから小さくまとまろうとしないで欲しいと思います。野球をやっているからには誰もが一度はホームランを打ってみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。この項ではみなさんのバッティングの可能性を広げるために、バッティングの基本を説明していきたいと思います。

 

1、スタンス

①多少オープンスタンスで構えてみよう。

…簡単に言うと足の位置、構えのことをスタンスと言います。いろんな考え方はありますが、おすすめは多少のオープンスタンスです。理由は身体が開きにくいからです。打てない理由で多いのは身体が開いてしまうことです。初めから開いて構えるオープンスタンスだと後は踏み込むだけなので開きにくいです。おまけにふところが深くなるのでインコースも打ちやすくなります。

 

②重心は少し後ろにしてみよう。

…重心は後ろ足にかけます。イメージとしてはお尻の右側に椅子があって、そこに腰かけるような感じです。後ろ足体重だとあとはパワーを前に伝えるだけです。真ん中重心だと一旦後ろに体重を移す作業が加わります。よってスタンスはオープンスタンスの後ろ足体重がおすすめです。このときに後ろの膝をしぼりすぎると回転する余地が少なくなってしまうので、膝をしぼりすぎないようにしましょう。プロ野球選手の多くもこのスタンスで、横浜の筒香選手がまさにこのスタンスを取っています。

筒香嘉智(横浜DeNAベイスターズ) 2017年 カレンダー 壁掛け B2

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2、上体の構え

①グリップの位置を定めよう。

 今度は上体の話です。足の位置が定まったらバットを構えます。右の鎖骨の下に窪みがあると思います。そこの前方でバットを握ります。そして右の肘を地面と平行になるように上げてみましょう。左肘は力を入れずに下ろしておいてください。バットは地面と垂直、真っ直ぐに構えるのがおすすめです。これをエルボートップといいます。これが基本の姿勢となります。右肘を不自然に上げすぎる(地面と平行ではない)とこの後のテイクバックに悪影響があるので気を付けましょう。

 

3、シンクロ

①シンクロ動作を覚えよう。

…テイクバックの前にシンクロ(手塚一志さんの提唱しているものです)を入れます。これは聞いたことがないバッティング動作だと思います。プロ野球選手のほとんどが入れている動作です。やることはすごく簡単、ピッチャーのモーションで足を上げた後に重心を下げる瞬間(お尻が下がる瞬間)に合わせて前足のかかとを踏むだけです。なぜこんなことをするのかというと、ピッチャーとタイミングを合わせる(シンクロさせる)ためです。打てない理由で一番多いのはタイミングが合わないことです。どんなモーションのピッチャーでも実は重心を下げてからボールを放すまでの時間はほぼ同じです。つまりシンクロすることによって、ピッチャーのモーションによってタイミングを外されてしまうことは無くなります。バットでシンクロする選手もいるのですが、おすすめはかかとでのシンクロです。

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4、テイクバック

①キャッチャー方向にテイクバックしよう。

…エルボートップの位置を下げないように、足を上げ、テイクバックします。背中方向にテイクバックするとボールから目が離れてしまう、腰を痛めるなど良くないことが多いので、イメージとしてはキャッチャー方向にテイクバックしましょう。真っ直ぐだったバットはピッチャー方向に斜めになると思いますが、それで構いません。このときに右肩が下がるとフライや空振りになりやすいので気をつけましょう。また、テイクバック時の足の上げ方はバランスを崩さないのであればある程度自分次第で構いません。足を上げたときにテイクバック完成ではなく、着地時にテイクバック完了です。この点も注意しましょう。

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5、スイング

①バットをグリップから出していこう。

…テイクバックの位置がしっかりとできたら、スイング自体は意外と簡単です。バットを振るのではなく、バットのグリップをピッチャーの方に出していく。これだけで構いません。バットを振ろうとするとヘッドが遠回りしたスイングになりやすいです。グリップから出していくことで振り遅れることが少なくなります。

 

②レベルスイングをしよう。

…バッティングの基本はレベルスイングです。しかし、よくレベルスイングを「地面と平行なスイング」と間違えていることがあります。レベルスイングとは肩からバットのヘッドまで一直線のスイングのことをいいます。ですから、低めを振ればゴルフスイングになるし、高めは大根切りのようになります。それが正しいレベルスイングです。レベルスイングに関しては宮川理論の考えが非常に分かりやすいです。

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③インコース高めはあえて脇をあけてみよう。

…前の手の脇をしめろとよく言われるのですが、インコースの高めだけはその打ち方だとかなりミートポイントが前になってしまいます。ミートポイントが前になるということはそれだけボールを見る時間が少ない、ファールになりやすい、差し込まれたときにどうにもならないということになります。そこで、インコース高めはあえて脇をあけましょう。そうすることでより近くでミートすることができます。

 

6、フォロースルー

①引き手だけではなく、後ろの手の押し込みも意識しよう。

 振り終わりのことです。フォロースルーは肩よりも上にくることが重要です。肩よりも低い位置に来てしまうということはスイングがうまくできていないと考えてください(高めのボール球は除きますが)。初めは無理やりにでも肩の位置まであげましょう。また、バッティングは前の引き手が重要とよく言われますが、前の手は正しいバッティングフォームにするために重要です。それに対して後ろ手はより遠くまで飛ばすために重要です。後ろ手の押し込みを意識してください。バットがボールに当たった瞬間からは後ろ手を押し込むように使うのがより遠くに飛ばす秘訣です。インパクト後は後ろ手を離しても構いません。

 

②大きなフォロースルーを取ろう。

…フォロースルーで後ろ手を離して良いのかどうか、これはよく議論になることです。プロ野球選手でも半々くらいのように見えます。どちらかというとホームランバッターほど片手のフォロースルーが多いようです。ただ、片手でフォロースルーするにしてもしっかりとミートした最後に後ろ手を離すというイメージでなくてはいけません。結論を言うと両方練習した方が良いと思います。その上で自分にあったフォロースルーを身につけましょう。ただし、どちらにするにしろ、「フォロースルーは大きく」です。

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以上になります。

次回はバントやエンドランなどの小技について掲載します。

ご意見、ご感想お待ちしています。

 

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