中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の公認指導員です。

野球部の教科書~技術編6~ メンタル【2020年版】

ここまでの野球部の教科書~技術編~ 

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(メンタル)

 

 いくら能力が高くとも、それを試合で発揮することができなければ宝の持ち腐れです。そこで重要になってくるのが「メンタル」です。メンタルも野球の技術と同じようにトレーニングをすることで鍛えることができます。この項ではメンタルについてまとめていきます。ちなみにこのメンタルトレーニングは私生活でも使うことができます。

 

1、試合で実力を発揮するための準備

①イメージトレーニングを行おう。

…イメージトレーニングを行い、試合での良いイメージをつくっておくことは非常に有効です。イメージトレーニングには内的イメージトレーニングと外的イメージトレーニングがあります。内的イメージとは自分自身がプレーしている様子を自分の視点でイメージすることです。試合前に行う本番を想定したイメージトレーニングに向いています。外的イメージとは自分がプレーしている様子をもう一人の自分が見ている(録画した映像を見ている)ようにイメージすることです。こちらは技術的なチェックに向いています。イメージトレーニングを行うことで試合に(練習にも)つなげることができます。しかし、脳が疲れるので、試合前のやりすぎには注意しましょう。

 

②ABCプランを用意しよう。

…試合では常に思い通りにプレーができるとは限りません。最高の結果になることもあるし、自分が望んでいない結果になることもあります。そこで、事前にABCプランを用意します。A=ベストプレー(自身が望む最高の結果)、B=苦しい状況、C=最悪の結果の三つです。このうち、Cプランは絶対にしたくない結果なので、AとBのプランを目指すことになります。多くの場合、AとCしか考えていないので、Bという中間のプランを用意しておくことによって、事前にCにならないように準備をしておくことができます。たとえば、ピッチャーであればA=完封、B=フォアボールが続く、C=大量失点、となります。CにならないためにBを用意しておくことによって、事前にそういった状況もあり得ると準備し、Cを回避できます。

 

 

2、プレー中のメンタル

①ルーティンを作ろう。

…ルーティンとは一定の思考と行動を一定の順序とリズムで行い、集中力を高める方法のことです。イチロー選手の打席に入る前のルーティンが有名です。プレーでの失敗のは集中力の欠如や、「失敗したらどうしよう」というマイナスの感情から起こっている場合が多いです。それを防ぐのがルーティンです。ルーティンはバッターであればバットをベースの先に置く、ピッチャーなら帽子のツバを見る、野手なら足場を慣らす、何でもいいのですが、常にできることにします。調子が良かったときに行った行動をルーティンにするのが一番良いでしょう。ルーティンが決まったら、それを自動化します。自動的にできるようになるには1000回は繰り返さないといけないと言われています。練習の際からルーティンを繰り返し、自動化できるようにしましょう。

 

②リフォーカスしよう。

…リフォーカスとは切り替えのことです。ABCプランの項でも言ったように常にプレーがうまくいくとは限りません。試合の中で失敗が続き、集中力が切れてしまったり、気がめいってしまったりすることは多々あります。そのときに行うのがリフォーカスです。リフォーカスにはいろいろなやり方がありますが、たとえば空を見上げて深呼吸する、後ろを振り返って声をかける、などといった行動を行います。ポイントはCプランになる前、Bプランの段階で行うことです。また、100%切り替えることは不可能です。少しでも切り替えることができたらそれで良いという思考でリフォーカスを行いましょう。 

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(さいごに)

 ここまで野球部の教科書~技術編~として様々な基本やテクニックを紹介してきましたが、これはあくまでも先生がおすすめする方法を紹介しただけであって、みなさんはここで学んだことを活かし、自分なりに合った方法を考え、身につけていって欲しいと思います。先生はバッティングでもピッチングでも、「こうでなければならない」という押しつけはしません。アドバイスはしますが、自ら学び、考え、自分なりのベストアンサーを探していきましょう。先生が作成した教科書通りでは、先生の想像を上回る選手にはなることができません。先生が想像もつかないプレーができる選手になって欲しいと願っています。これも「自分の限界へのChallenge!!」です。

  

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