中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報、教育問題への提言も掲載していきます。

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顧問が責任を取るということ!大垣日大の阪口監督も言及!

「失敗したら俺の責任だ!気楽にやってこい!」

そんな声かけで選手の気持ちは一気に楽になるものです。

大垣日大の阪口監督の言葉も紹介します!

 

〇高校野球でセーフティスクイズが流行している!

高校野球の大会を見ていると「セーフティスクイズ」のサインが出されるケースが非常に多く見られます。

これは何年か前からの流行で、甲子園でも見ることがありますよね。


近江vs聖光学院 サヨナラセーフティースクイズ

 

中学軟式ではランナー3塁で似たような作戦として「セーフティエンドラン」があります。

こちらは外されないのを確認してからスタートするやり方が一般的です。

ですので、どちらの作戦も外されてランナーがアウトになることがありません。

そのため近年多くの学校で取り入れているのですが、私はセーフティスクイズが好きではありません。

以前は使用していたのですが、現在自分のチームで使用することはほぼありません。

なぜかというと、一つは転がしてもピッチャー前ではアウトになる可能性があること。

もう一つは失敗した場合に選手の責任になりやすいということです。

野球指導者バイブル

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〇通常のスクイズは顧問が責任を取ることができる!

通常のスクイズはある種ギャンブルです。

サインを出すかどうか、外すかどうか、読みあいになるわけです。

この場合、顧問の腕の見せ所になるわけです。

「外されたら俺のせいだから」私の口癖です。

顧問が責任を取ることができる、つまり選手のプレッシャーを減らすことができます。

セーフティスクイズは選手にプレッシャーがかかります。

通常のバント以上に重要な上に、ピッチャー前以外に決めなくてはいけないからです。

それに対して通常のスクイズは外されたら顧問のせい、外されなかったらピッチャー正面でも良いわけです。

気持ちはずいぶんと違います。

 

もちろん作戦として有効なのは分かります。

しかし、まだ若い選手たちです。

特に中学生であればいかに選手にプレッシャーをかけずに普段通りプレーさせるかが顧問の腕の見せ所です。

ですから私はセーフティスクイズではなく通常のスクイズをおすすめします。

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〇顧問が責任を取ることの重要性!

ここまでセーフティスクイズの例でお話をしてきましたが、この「顧問が責任を取る」ということはチームを作っていく上で非常に重要な要素になります。

公式戦のスタメンを発表したとします。

その際に「普段の練習を見て先生が決めたんだ。負けたら先生の責任だ。普段通りやってきなさい。」と言うのと、「ここまで俺が教えたんだから負けたらお前らのせいだぞ。」と言うのではどちらが選手が力を発揮できるでしょうか。

もちろん前者ですよね。

 

また、選手から「こういう練習をしてみたいんですが」と提案があり、それをやらせてみたとします。

結果、あまりうまくいきませんでした。

このときに、「お前らが提案した練習だからうまくいかなかった」と言ったら、もう選手からの提案は出てこないでしょう。

自主性は育ちません。

逆に「大丈夫。先生が許可を出したんだから先生に責任があるよ。今度はもっと良い提案を待っているよ。」と言えば選手はさらに良い提案をしてくれると思います。

 

チームを育てていくには多くの失敗を乗り越えていかなくてはいけません。

失敗が許されない、もしくは失敗が選手の責任になってしまうチームでは失敗を恐れて選手が挑戦をしなくなります。

「大丈夫、失敗しても俺のせいだから」という顧問の姿勢が良い意味でたくさんの失敗が生まれることでしょう。

ぜひ今一度、顧問が責任を取るということについて考えてみてください。 

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〇大垣日大の阪口監督も同じことをおっしゃっていました!

上記の考えは私のものですが、東邦高校や大垣日大高校で何度も甲子園に導いている名将、阪口慶三監督も田尻賢誉氏の著作『激戦区を勝ち抜く方法』の中で「監督が責任を取るのが阪口野球」と述べています。 

愛知に学ぶ高校野球!  激戦区を勝ち抜く方法

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↑こちらの本です。なかなかおもしろいのでおすすめです。

この本の中で、阪口監督は選手の責任になりやすいセーフティスクイズを否定しています。

また、07年のセンバツ決勝で9回2アウト1塁から盗塁のサインを出したことについてもこのように述べています。

他の監督のサインは「行けたら行け」または「行ってもいい」という自由盗塁だが、阪口監督は違う。次の投球で走れという「ディス・ボール」での盗塁なのだ。「行けたら行け」はセーフ、アウトの責任は選手が負うが、「ディス・ボール」の場合の責任は監督。だからみな、怖くて出せない。「負けたら監督が悪い」と普段は自分で言いながら、誰が見てもダイレクトに勝敗に関わるところで勝負できる監督はなかなかいないのだ。

『愛知に学ぶ高校野球!激戦区を勝ち抜く方法』P99より

こんな監督の元であれば、選手は失敗を恐れずにどんどん挑戦できるのではないでしょうか? 

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