中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の公認指導員です。

部活動のための仕事術!若手教員必見です!

仕事が多すぎて部活動なんて見ていられない!

そんな経験ありませんか?

部活動をうまく回すための仕事のアドバイス集です!

 

※こちらの記事は2015年に執筆したものです。現在の私の考えとは異なりますのでご了承ください。

 

〇部活動問題が取りざたされている!

現在、部活動のあり方が問題視されています。

以前では考えられなかったことですが、連日のように部活動のあり方や教員の仕事についてメディアで取り上げられるようになっています。

部活動については「廃止論」まで出ており、「部活動問題対策プロジェクト」という教員で結成されたグループも注目されています。

部活問題 対策プロジェクト

 

私のスタンスは教員も生徒も疲弊し、授業に支障が出るような現状のままではいけないと思ってはいます。

文科省から週2回の休養日(うち1回は土日のどちらか)を設けることを再度通達し、守れない教員、管理職は処分するくらいやってもいいと思っています。

また、ただ単に外部に委託しても良い結果は得られそうにないと考えていますが、何か最良の形で外部に委託するようにできるのであれば、それも致し方ないとも思っています。

しかし、現状は教員に与えられている仕事の一つであることは間違いありません。

もっと良くする方策を考えていく一方で、やれる範囲で部活動に対しても真剣に向き合っていく必要があると私は思います。

 

 

〇多くの教員が仕事に追われ、部活動を見る余裕が無い…

部活動をもつ中学校の先生方の悩みとして

「他の仕事に押されて部活動を見る余裕がない」ということがあります。

私も何年か前まではそんな悩みを抱えていました。

教員の一番大切な仕事は授業なのはまちがいないですから、そちらに時間を割くことはまちがいではありません。

また、生活指導や保護者対応等で部活動に出られないのも仕方のないことです。

こうして多くの先生方は悩み、先に部活動に出てから仕事をしようと考え、結局帰宅するのが20時を過ぎてしまっているなんてこともざらではありません。

しかし、そうすることが続くと疲れもたまり、仕事の質も落ちて行ってしまいます。

部活動にも影響が出てしまうかもしれません。

そこで、今回は他の仕事をしっかりとやった上で部活動を見る時間を増やすために私が考えたテクニックをまとめたいと思います。

 

1、50分の授業案を立てる

…授業が50分の枠に収まりきらず、「続きは次回ね」となってしまうことはありませんか?

これは授業案を立てる段階で失敗してしまっています。

これが何度もあると授業の先の見通しが立たなくなります。

50分の枠の中に確実に収まるように授業案を立てることができれば理論的には一年分の指導案を立てることができます(もちろん検診などでうまくいかないこともあります)。

これができないと授業が終わってから次回の授業案を立てることしかできず、仕事が後手に回ってしまいます。

私の授業の例は以下のリンクをどうぞ。 

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

  

2、プリントを活用する

…具体的に50分の枠に収める工夫としてはプリントを活用することがあげられます。

もちろん教科によって難しいこともあるでしょうが、私は社会科ですべての時間プリントを用いて授業を行っています。

流れとしては導入(5分)→プリント作業1(20分)→解説(15分)→プリント作業2(10分)という形が基本になっています。

私は4人グループを作らせて作業を行う学びの共同体スタイルで授業を行っています。

最初の課題では教科書の重要語句を調べ、自分たちの言葉でまとめさせるなどの作業をし、その後に解説。

その後の発展的な作業ではその日学んだことを50字でまとめてグループごとに意見交換するなどの活動を行います。

このプリントを活用した授業の良いところは50分で必ず終わるというところです(もちろん、知識の定着や思考力だとかそういったこともありますが、今回は部活動に出るためにその他の仕事を早くするという趣旨なので…)。

たとえば生活指導で授業開始が遅れても、生徒からの質問が多くて解説が長引いても、作業の時間で調整すれば良いだけなので「続きは次回ね」ということがありません。

ということは、ずっと先まで授業案を立てることができます。

※佐藤学氏の学びの共同体を知らない方はこちらをどうぞ。 

www.taguchizu.net

 

 

3、長期休みを有効に利用する

…こうして50分で授業案を立てることができたら長期休みを利用し、どんどん先まで授業案を立てます。

私は春休みに1学期分を、夏休みに2学期分を、冬休みに3学期分の授業案を立て、プリントを作成します。

こうすることによって学期中は生徒の反応を見てプリントを微調整する程度で授業の準備が終わります。

そうすれば空き時間や放課後のちょっとした時間で準備ができるので部活動に出る時間も増やせるし、平日に早く帰宅することができるはずです。

また、学期分の授業案が出来ているならテストも長期休みに作成することができます。

 

4、提出物の集め方を工夫する

「提出物(授業で使用したプリント、ワークなど)は〇月〇日までならいつでも良いから提出すること」としています。

回収日を決めるとその日に仕事が集中します。

そうすると部活動に影響が出ることもあるので、

あえていつでも提出して良いことにして毎日少しずつ集めます。

そうするとだいぶ仕事の負担は分担され、空き時間でさっと終わらせることができます。

また、テストの日にワークなどを集めている人も多いのですが、テスト後は採点作業があるので、あえてテスト2週間前などに締め切りを設定すると仕事が分散されます。

また、生徒も提出物が集中しないので助かります。

 

5、どうしても部活動に出られないときは

…どうしても部活動に出られないときもあります。

その場合でも良い練習にする工夫として

最初のミーティングだけは時間を工面して出るというものがあります

ある程度部活動の組織を作れていれば、最初に今日やるべきこと、目標、注意点を話せばある程度しっかりと練習ができるはずです。

 

他にも工夫はたくさんありますが、とりあえずこのくらいにしておきます。

反応が良ければまたまとめたいと思います。

また、みなさんの仕事術もありましたら教えてください。

仕事を早く終わらせる方法についての本はたくさん出ています。

ぜひ読んでみてください。

 

関連記事です。 

www.taguchizu.net

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