ウォーミングアップはどのようにやっていますか?
案外無駄なことをしているかもしれませんよ!
〇私が行っていたウォーミングアップ
今日はウォーミングアップについて書きたいと思います。
みなさんのチームではどのようなウォーミングアップをしていますか?
私は野球部に就任してからずっとどんなウォーミングアップがベストなのか考え、試行錯誤してきました。
私が都大会に出場させた代が試合前にやっていたアップは以下のようなものでした。
0、校歌を歌う
1、ランニング3周
2、体操
3、野球体操&ダッシュ合計8往復
4、キャッチボール
5、バント&トスバッティング
これで大体30分くらいだったと思います。
このときに私が意識していたことは身体が温まり動けるようになること、そして大きな声で合わせてやることでサイキングアップ&一体感を作ることでした。
他の顧問の先生方も特に後半部分を重視しているように思いました。
※ちなみに野球体操はこれです。
〇他のチームのウォーミングアップを体験して分かったこと!
その後私は副顧問を経験することとなり、せっかくの機会だったので、一年間練習試合があるたびに相手チームのウォーミングアップに混ぜてもらうことにしました。
ウォーミングアップはチームによって本当に様々です。
私がやっていたように20分以上かけて行うチームもあれば、ささっと終わらせてキャッチボールをするチームもありました。
ただ、実際にいろんなチームのアップに参加してみて感じたことは、
「凝りすぎていて疲れてしまうくらいのアップが多い」ということです。
時期にもよりますが、暖かい時期であればそんなにたくさん走らなくとも身体は動きます。
そういったチームの選手に聞いてみると、やはり「試合前に疲れます」という意見がありました。
実は私のチームのアップもそうでした。
一緒にやってみるとかなりの汗をかき、トレーニングとしては良いのですが、アップとしては少し過剰なのかなという気もしたのです。
やはり実際に顧問自身もやってみないと分からないものです。
練習の際のアップであればトレーニングをかねて行うことも良いと思うのですが、試合の前に関してはあまりに疲れすぎるのも考え物です。
顧問の先生が思っている以上にシンプルなアップ、10分程度でキャッチボールに入れる程度で良いのではないかと私は思います。
そしてその分の時間をノックや素振りなどの練習に充てた方が良いのではないかと感じました。
みなさんもぜひ「自分で実際にやってみて」ベストのアップを考えてみてください。
私は近年は練習試合に関してはこうしたルーティンをただただ反復するのではなく、オお互いのチームのためになることに取り組むようにしています。
↑特にケースノックはおすすめです。
〇何が目的かを明確に!
ウォーミングアップの第一の目的は当然、身体を温めて練習でのケガを予防することだと思います。
身体を温めるということと、ケガ予防ということだけで言えば、動的ストレッチを10分程度(季節によりますが)で構わないと思います。
私も以前は静的ストレッチ(いわゆる柔軟体操)を重視してしまっていましたが、近年は身体を動かす前は筋肉を緩め過ぎない方が良いと言われています。
それ以降は野球体操を中心に動的ストレッチをしてから練習に入るようにしています。
後は、プラスアルファの目的をもたせるかどうかですね。
試合前であれば、動的ストレッチで身体を温めてケガ予防をするだけで構わないと思います。
先に述べたように疲れすぎるウォーミングアップは試合に悪影響です。
しかし、練習の際であればトレーニングを兼ねるということもアリではないでしょうか?
これらの記事で紹介していますが、コーディネーショントレーニングを積極的に取り入れることも必要かと思います(野球体操にもコーディネーショントレーニングの要素はあります)。
また、私は平日練習の際は走塁練習をアップの代わりに行っていました。
これは朝早い練習だとなかなかリスクがありますが、学校で一日生活した選手の身体をほとんどアップが済んでいます。
週3回は体育の授業も終えてきているわけですからね。
平日練習はとにかく時間が無いので、軽く身体を温めたらすぐに走塁練習に入っていました。
こちらの練習ですね。
特に私のチームは「走塁」に力を入れたチームでしたので、アップで「走塁力」を身に着けるということを目的にしていたわけです。
このように目的が何かを明確にすることは非常に重要だと考えています。
みなさんもウォーミングアップについて再考してみてください。
このことは練習の効率化にも繋がることと思います。
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