中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の公認指導員です。

新チーム発足時におすすめの練習!まずは基礎力を!!

新チームが結成して最初が勝負!!

新チーム発足時におすすめな練習とは!?

 

〇新チーム発足時にはどのような練習をすべきか?

以前、新チーム発足時にすべきこととして、ミーティングや道徳を活用して、組織力を高めていくことが重要だという話をしました。 

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今回は練習メニューをどのようにしたら良いかお話ししていきたいと思います。

 

もし、チームがある程度できあがっている、土台のあるチームであれば、新チーム結成直後でも実践的な練習ができると思います。

しかし、土台のないチーム、先輩たちの代で組織力を作ることができなかったチームは基礎的な練習からスタートせざるを得ないと思います。

新チーム結成から秋大会はあまり時間がありません。

下手したら1か月ほどで大会になってしまうこともあります。

かといって土台のないチームが慌てて実践練習や練習試合を中心に活動していくことはあまりおすすめできません。

回り道になるかもしれませんが、基礎を固めることと、前回お話しした組織力をアップしていくことが夏大会の好結果につながると私は思います。

 

ぶっちゃけて秋季大会は通過点でしかありません。

「勝てればラッキー」くらいのつもりで臨むことをお勧めします。

秋季大会に全力で照準を合わせるとすると、いろいろな面で無理が来ます。

多くのチームでは1年生もどんどん使っていかないと勝てないと思います。

相手の守備力が低い秋季大会は小技をどんどん使ってなんて考える人もいるかもしれません。

しかし、目先の勝利に目がくらんで、真面目な2年生よりも、まだまだ実力だけで中身の伴わない1年生を起用してチームがガタガタになったり、小技に頼って勝っても春には力関係が大きく逆転されたりと最終的にはいい方向には転びません。

もちろんその時点でのベストは尽くすべきですが、チームの方針を曲げてまで秋季大会の勝利にこだわることは、その後を考えるとマイナスです。

あくまでも通過点と考え、基礎的な練習に重点を置くことをおすすめします。

当然、選手にもその意図を説明すべきです。 

 

〇では、具体的な練習メニューは?

具体的な基礎練習のメニューはすでにいくつも提示していますが、特におすすめなメニューを守備面と打撃面、走塁面であげていきたいと思います。

 

守備面ではゴロ捕球が効率も良く、効果的です。 

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特に新チームでの試合はバントを処理できずに負けるケースが多いですから、バント対策もしておくと良いでしょう。

私はグラブを叩くことと、ステップをしっかりとすることを重点的に指導しています。 

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また、新チームになった段階で、もう一度キャッチボールも見直すといいと思います。

「キャッチボールは大事」と言う指導者は多いですが、具体的な取り組みまで落とし込めていないことが多いです。 

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ポイントは「全ての送球を打球と想定して捕ること」です。

 

打撃面ではロングティーがおすすめです。 

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これを以前紹介した宮川理論と結び付けて行うのも良いと思います。

宮川理論は賛否あるようですが、バッティングの軌道を習得するには最適だと思います。

スイングの軌道を習得し、後は自分なりのスイングに落とし込んでいくのが一番です。

高校生くらいになって叩くバッティングを修正するのはかなり困難になります。

低学年時からレベルスイングを定着させたいですね。 

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私の指導しているチームでは軌道の修正に宮川理論を積極的に導入しています。

まあ、私自身が公認指導員なので当然といえば当然ですが…。

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↑私流のバッティング指導の流れです。こちらも参考になれば幸いです。 

  

走塁面ではこの4ヶ所同時に行うベースランニングが効率も良く、応用も効きます。 

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初めはフライングスタートやディレードスチールではなく、普通に駆け抜けやオーバーラン、盗塁からのスライディング練習をメインにすると良いかもしれませんね。 

ただ、16名以上部員がいると4ヶ所で行うのがちょうどいいのですが、人数が少ない場合は3ヶ所や2ヶ所に減らしても良いかもしれません。

 

以上のような練習がおすすめです。

こういった基礎練習を続けることは選手にとっては段々と大変なことになってきます。

地味な練習を反復することになるからです。

しかし、こうした地味な練習をしっかりと継続することのできるチームが強くなります。

選手も指導者も根気が必要になると思いますが、指導者が「継続させる工夫」をもって練習に臨みましょう。 

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こちらの記事もぜひお読みください。  

初心者におすすめの練習はこちらの記事をご覧ください。 

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〇効率も重視しよう!

いろんなチームの夏休みの練習を見ていて、よく感じるのが「効率が悪い」ことです。

もちろん、まだ基礎が身についていない時期ですから、一つ一つの練習を丁寧にやることは大事です。

しかし、その日の練習で完璧にしようと考えるのではなく、もう少し長い目で見てやらないとうまくいきません。

 

「効率が悪い」から間延びします。

間延びするから集中力が切れます。

集中力が切れるからケガも増えます。

特に新チームが発足する時期は暑いですから効率重視で練習メニューを組んで欲しいと思います。

アップに何十分もいりません。

短時間で効率の良い練習を組み合わせて行ってみてください。

効率については以前記事にしています。

こちらもぜひご覧ください。 

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