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中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報、教育問題への提言も掲載していきます。

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ジャイアントキリングを成し遂げるチームの条件!

指導者 野球戦術

徹底することは武器である!

それがジャイアントキリングにつながる!

 

〇ジャイアントキリングを成し遂げるチームの条件とは?

前回はジャイアントキリングを起こす方法について、私の実体験を書かせていただきました。

www.taguchizu.net

前回は本当に実体験だけで終わってしまったので、今回はではジャイアントキリングを起こすにはどうしたら良いのかまとめてみたいと思います。

 

 

【ジャイアントキリングを成し遂げるには】

①基本的なことが徹底できていること。

…これは最低条件です。

たとえば全力疾走をすること、カバーリングを徹底すること、お礼を言うこと、挨拶をすること、声をかけ合うこと、などなどチームでの決めごとがどのチームにもあると思います。

私は常々「徹底することは武器である」と選手たちに言っていました。

練習試合の段階では全力疾走を怠った選手をすぐに交代させたりもしました。

そうして、公式戦の段階ではチームの決まり事は全員が徹底できるチームになっていました。

これができないとそもそも勝負になりません。

②以降で述べることもできません。

まずは大会にのぞむ前にこの基本的なことがチーム全体で徹底できるようになっていることがジャイアントキリングを成し遂げる最低条件になると思います。

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②余裕をもって選手に戦わせること。

…強い相手と戦うときほど「一つのミスも許されない」そう思ってしまいがちです。

確かにミスはないにこしたことはありませんが、「一つでもミスをしたら勝てないぞ!」と重圧をかけてしまうと、その重圧によってミスが出てしまいます。

強い相手と戦うときほど、選手に余裕をもたせ、いつも通りのプレーができるように指導者はこころがけるべきです。

具体的に私の場合は、「1点はやっても大丈夫だよ」「3回までに2点差でいけたら分からないぞ」というようなことを事前のミーティングから徹底して伝えていました。

また、相手クリーンナップはすばらしいバッターだったので、「すごいバッターが並んでいるんだから長打2~3本は打たれて当たり前だよ。3本までなら上出来だよ。」と伝えました。

結果2本長打を打たれましたが、選手たちには余裕がありました。

101年目の高校野球「いまどき世代」の力を引き出す監督たち

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③具体的に実行できる作戦を用意する。

…「先取点を取るぞ!」というような作戦ではなく、具体的に、しかも実現可能で効果的な作戦を指導者が用意する必要があります。

選手たちは「ヒットを打て」「点を取れ」「しっかり守れ」などという抽象的な指示では何をしたら良いか分かりません。

私の場合は「3回で50球投げさせよう」という努力次第で実現可能な具体的な作戦を立てました。

はっきり言って「3回で50球」投げさせたら勝てるかというと必ずしもそうではありません。

しかし、何も作戦を立てないで試合にのぞむのではなく、「3回で50球」投げさせることができたら勝機が見えてくると伝えたことで、選手がやることが明確になりました。

2ストライクに追い込まれても、「打てなくてもいい。1球でも粘ろう。」そんな気持ちでチームに一体感が生まれ、「3回で50球」を達成したときにはまるでもう勝ちが決まったかのような雰囲気になりました(実際には0対1で負けている状態です)。

 

④応援されるチームであること。

…これがジャイアントキリングを成し遂げる絶対条件になるかもしれません。

2016年の高校野球夏の甲子園でも東邦高校が大逆転劇を成し遂げました。

賛否ありましたが、あの試合は会場全体が東邦高校を応援する雰囲気になっていたと言います。

八戸学院光星は何も悪くありませんが、県外出身者が多いということ、東邦高校のピッチャーのキャラクター、大逆転が見たい観衆、そんな要素が絡まって、あの試合ではヒールになってしまいました。

私の場合も、相手チームが別に応援されないひどいチームだったわけではありませんが、応援団は私のチームのほうが圧倒的に多かったです。

これは前回も軽く触れましたが、保護者・地域の人からも応援されるような努力、教職員からも応援される学校生活での一生懸命さ、他のチームから何度でも練習試合をお願いしたいと言われるような態度、こうした彼らの野球以外でも努力した部分が認められ、応援されるチームへとなっていったからだと思います。

もちろん野球面でもひたむきに一生懸命やるチームでした。

終盤は会場の応援もあって、選手たちがものすごく自信をもってプレーしていたのを覚えています。

これも一朝一夕でできることではありません。

私のチームも初めは本当にひどいものでした。時間をかけて選手ミーティングや道徳の授業を繰り返し、時には失敗をし、少しずつ応援されるチームになっていきました。

2年はかかったと思います。そのあたりについては以下のリンクをご覧ください。

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

(↑このゴミ拾いも本当によくがんばっていました。)

 

以上、ジャイアントキリングを成し遂げる方法についてまとめてみました。

今回、私が取った作戦が待球作戦、打席を変えるなどというものであったため、「そこまでして勝ちにこだわるのか?」と思われた方もいるようです。

特に私は日々「人間形成」を口酸っぱく言っていますから、矛盾もあるかもしれません。

しかし、そんな作戦を取ってでも私が「勝たせたい」と思えるようなチームでした。

「勝ちたい」ではなく、「勝たせたい」です。

そういう意味では、指導者をそんなふうに思わせるくらいの努力をすること、人間的な成長を見せることもジャイアントキリングを成し遂げる条件なのかもしれませんね

 

作戦については賛否あると思いますが、強敵と戦うときの参考になれば幸いです。

 

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