中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

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シャトル打ち!様々なやり方でやることで効果も倍増!(バッティングの基礎練習2)

シャトル打ちは雨の日や場所がないときに仕方がなくやる練習ではない!

立派なバッティングの基礎練習です!

 

〇シャトル打ちで基礎を固めよう! 


朝練習シャトル打ち

今回はバッティングの基礎練習ということでシャトル打ち(シャトルティー、羽打ち)についてお話ししたいと思います。

その他の基礎練習はこちら。 

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バッティング練習というとフリーバッティングやケースバッティングなどが実践に近い練習としてあります。

しかし、どちらも基礎練習ではないですから、レベルの低い子が行うと空振りばかりで練習にならなかったり、バッティングフォームが崩れてしまったりしてしまいます。

そこで、今回はそうした実践的な練習につなげるための基礎練習としてシャトル打ちをおすすめしたいと思います。

バドミントンのシャトルを利用して行う練習で、狭いスペースでもできる練習ですので、おすすめです。

非常に有名な練習ですので、すでに取り入れている人も多いことと思います。

ですが、ただシャトルを投げて打つという練習になっていませんか?

今回はいろんな目的、いろんな種類のシャトル打ちをご紹介していきます。 

 

1、高低をはっきりさせて行う。

…バッティングは高さに応じて振り方が違います。

軌道に関しては宮川先生提唱の宮川理論が非常に分かりやすいと思います。

宮川理論のようにレベルスイングを意識して、高め~低めまでを正しい軌道で打てるように繰り返し練習しましょう。 

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繰り返すことで正しい打ち方、正しい軌道をこのシャトル打ちで徹底的に身に着けます。

具体的には高めだけ10球、低めだけ10球のようにとにかく続けます。

ただシャトルを打つのではなく、高低をはっきりさせるだけで効果が全然違います。

下の動画は宮川理論のスイング練習です。

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2、コースをはっきりさせて行う。

…コースによっても打ち方が違います。

特に子どもに難しいのが外角の打ち方です。

常に外角に投げさせて、打ち終わりに身体が外角に向かって傾き、右足(左打者は左足)がホームベースに向かって一歩踏み出す打ち方を徹底させます。

内角に関しては右バッターであれば左脇を開け、できるだけ引きつけて打てるようにします。

巨人の坂本選手がこの打ち方が上手なことで有名ですね。

高低もそうですが、教えてもいきなりフリーバッティングではできません。

このシャトル打ちで繰り返すことで身体に染み込ませていきましょう。

高低もコースもできるようになってきたらミックスでもかまいませんが、初めは常に同じ高さ、コースでやると良いです。

動画は坂本選手のインコース打ちです。 


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3、バッターの後ろから投げて行う。

…バッターの後ろから投げるティーバッティングはご存知だと思います。

突っ込みやすいバッターの修正になります。

しかし、難点があって、野球ボールで行うと難しいので「基礎練習」にならないのです。

これをシャトルで行うと、ちょうどバッターの前方でシャトルがスピードを緩めるので野球ボールよりも圧倒的に行いやすい練習になります。

中学生は特に突っ込みやすいですから、後ろからのシャトル打ちで突っ込まないように練習すると良いと思います。

 

4、突っ込んだ状態で行う。

…3と相反するものですが、中学生は上体が突っ込んでしまって打ち損じることがかなり多いです。

3で突っ込まないように練習しましょうと言っていますが、それでも試合で上体が突っ込むことがあると思います。

そこで有効なのがこの練習です。

「上体が突っ込んでしまってもヒットになれば良い」という考えのもと行います。

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こちらの動画が参考になると思います。

最初の大田選手を始め、何人かの選手が、変化球に泳がされながらも外野前に上手に運んでいますよね。

このヒットを試合で打てるようにする練習です。

初めから上体を前足の方に突っ込んだ状態にします。

そこでシャトルを投げてもらって打ちます。

ポイントは、

①左手主導で打ち右手首を返さないこと(左打者は逆)、場合によっては片手フィニッシュ

②シャトルを打つというよりは運ぶ意識で行うこと

③腰もできるだけ回さず、我慢すること 


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この練習をしていると、実践でもとっさに反応でき、今まで空振りやサードゴロだったものが外野前へのヒットになったりします。

これは効果が高いのでおすすめです。

ちなみに投げ手は低めに落とすイメージで投げます。

これ、清宮選手に勝手におすすめしています。 

 

5、変化球想定で行う。

…椅子などを用意し、若干高いところからシャトルを落として打つ練習です。

投げ手はバッターの正面から50センチほど左側に離れたところからななめにシャトルを落とすようにゆっくりと投げます。

バッターの正面からホームベースに投げるので、右ピッチャーのカーブのような角度になるわけです。

これを開かないでためて打つ練習です。

開いて打って引っ張っても意味がないので、逆方向にはじき返すイメージで練習すると変化球打ちの基礎練習になります。

おすすめです。 

 

以上、いろいろな種類のシャトル打ちでした。

また、これ以外にもバスターで行うなどの工夫もあって良いと思います。

ただ目的もなくシャトルを打つのではなく、今回あげたような方法で行うことで効果は高まります。

ぜひ取り入れてみてください。

雨天時の練習としてもおすすめです。

ちなみにシャトルは一応バッティング用が売ってはいるのですが、バドミントン部からいらないものをもらえるならそうした方が良いと思います。

 一応こんな感じで売っています。

 

通常のバッティング指導の流れもぜひご覧ください。 

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