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中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報、教育問題への提言も掲載していきます。

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部活動を外部に委託したらどうなるのか?

部活動を外部委託すれば全ては解決するのか?

部活動問題や教員ブラック問題はそんなに簡単な構図ではないのではないか?

  

こちらが部活動ブラック問題が分かりやすいNHKのページです。できればこちらをお読みになってから私の記事をお読みください。

www.nhk.or.jp

 

〇部活動を外部に委託しようという流れ

www.taguchizu.net

以前この記事でもお話ししましたが、部活動が教員を苦しめているという話はたびたびあがっては消えています。

もちろん現在も真剣に訴えている人たちはいるのですが、どうやら教員なのだから子どものために働いて当たり前だと思っている層もかなりいるようで、大手を振って活動できているわけではないようです。

enjoy-work.raindrop.jp

こんな感じで教員批判もネット上で多々見受けられます。

ただ、確実に申し上げておきたいのは、教員の一番大事な仕事は授業をすることです。

そこは揺るがない。

ブラックさを競うつもりは毛頭ありませんが、その授業に力が入れられない状況は「子どもにとっても」不幸だということは学校関係者以外も理解しなければいけないところだと思います。

 

そんな中、その教員の負担を減らそうと、部活動を外部に委託したら良いのではないかという意見が多く出ています。

※文科省の案も「部活指導員」という案で外部委託に似ていますが超中途半端な案です。

私は以前お話ししたように、「教員がやれる範囲で、そしてみんなでやろう」という意見でしたから、外部委託のメリットとデメリットはそこまで深く考えていませんでした。

www.taguchizu.net

しかし、こういった意見も多く出ていることから、今回私も考えてみたいと思います。

先に専門家などの意見を載せておきます。

www.asahi.com

↑企業や民間に委託して場所を貸し出す。

dot.asahi.com

↑杉並区は外部指導員を積極的に利用。

こんな形で多くの提案が出ています。

 

〇外部委託した際のメリット

正直、外部指導員を増やしていくという案は現状に+アルファ程度にしかならないと思いますので、大きく変わりそうな企業や民間に委託という案をここでは採用したいと思います。

では、企業や民間に委託して、場所だけ貸し出すという部活動にした場合どのようなメリットがあるか考えてみましょう。

①単純に教員の負担が大きく減る。

②小学生も参加という形にもできる可能性がある。

③授業の準備に時間を取ることができることから生徒に学力がつく。

④教員にゆとりが生まれることから、丁寧な生活指導ができ、不登校生徒・非行傾向生徒が減る。

⑤④のことから学校が落ち着き、生徒が学ぶ環境が整う。保護者との関係も良好になる。

⑥生徒が落ち着くことから、地域の治安も良くなる。地域と学校の関係も良好になる。

⑦進学率も上がり、優秀な人材が育つ。

ということで単純に考えるとすごく良いことがありそうです。

毎日2時間ちょっと+土日を部活動に時間を割いていたわけですが、その空いた時間に教材研究をしたり、ゆっくりと休んで気力を取り戻したり、読書をして教養を増やしたりできるようになります。

そうしたら良い授業ができるようになるのは当然だと思います。

メリットはかなりありそうです。

そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義

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〇外部委託した際のデメリット

では、外部委託した際のデメリットは何かということなのですが、これは人によってはデメリットと考えそうなこととして捉えて欲しいことが多いですね。

 

①平日毎日の活動は難しくなる。

…当然部活動を委託される側も普段は仕事をなさっているでしょうから、毎日の活動とはいきません。野球でいえばシニアチームのような活動の仕方になるのではないかと思います。これは部活動を保育園のように考えている保護者からするとデメリットになると思います。

 

②生活指導が入りにくくなる。

…これは部活動命みたいな先生にとってのデメリットですね。部活動をやっていようがやっていなかろうが、丁寧な指導を行っていれば指導は入ります。むしろ「部活動停止にするぞ!」みたいな指導をしていると生徒は段々「あ~またか、はいはい。」みたいに内心思っています。ただし、当然ですが、部活動も普段の生活も両方丁寧に指導している人はもっと指導が入ることは認めないといけません。

 

③設置部活動が偏る可能性がある。

…その地域の企業や民間の方々での運営になることから、学校ごとに設置できる部活動には限界があります。少なくとも現状より部活動数は減ると予想されます。自分の学校にやりたい種目がなくても、やりたい種目を設置している学校に行って活動しても良いとしている案もありますが、田舎じゃ無理です。

 

④技術指導に偏る恐れがある。

…現在の外部指導員もそうですが、外部に委託すれば指導者は教員ではありませんので、教育活動の一環とは言えなくなります。また、たとえそういう位置づけにしたとしても指導者は教員免許を持っているわけではありませんので、どうしても技術指導に目が行き、心の指導がおろそかになる可能性があります。場合によっては体罰問題がここで出てくるかもしれません。

 

⑤部費が非常に高額になる可能性がある。

…外部に委託した場合、学校が予算を出すという形は取りづらいのではないでしょうか?そうした場合、当然外のクラブ活動のように高額な部費や遠征費が必要になってきます。もし、学校から予算が出るとしても、運動部では合宿や遠征が組まれ、現在よりは敷居が高くなると思われます。特に深刻なのは吹奏楽部で、高額なレッスン代が必要になるかもしれません。

 

⑥私学との差が際立ってしまう。

…外部委託した中学校の部活動(この場合部活動というのか分かりませんが)と毎日活動を行っている私立中学校との実力差が大きく開いてしまう可能性が高いです。部活動を一生懸命にやりたい子は私学に行くしかなくなるとすると、低所得の家庭の子はスポーツに力を入れることができないという構図ができてしまいます。

 

⑦教員が生徒の部活動の様子を知ることが難しい。

…これはそもそも外部委託したのだから知る必要がないとも言えるのですが、現在の外のクラブチームとは異なります。構成する部員が同じ中学校のメンバーになるわけですから、当然、部活動での人間関係を学校・クラスに持ち込むことになります。現在の部活動の形であれば、部活動でのトラブルを学校に引きずった場合でも教員が部活動での実態を把握した上で指導することができますが、外部委託するとそれが難しくなります。場合によっては実態とは異なる指導をしてしまい、トラブルが悪化するなんて可能性も十分に考えられます。

生徒が自分たちで強くなる部活動指導 「体罰」「強制」に頼らない新しい部活づくり

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〇メリットもデメリットもある!

ということで、当然なのですがメリットもデメリットもあるということになります。

ただ、デメリットと感じる部分は、現在の形に慣れてしまっているが故に感じるデメリットなのかなと思いますので、外部委託がしっかりとした形で定着すればデメリットに感じなくなってくるのではないかと思います。

となるとメリットのほうが大きいのではないかと思うのですが、そもそも外部委託の体制をどう成立させるのかが大変かもしれません。

誰に委託するのか?

どのように決めるのか?

資格は必要なのか?

解決しなければいけない問題は山積みのようです。

 

ということで、今回は部活動を外部に委託したらどうなるのか考えてみました。

今後の部活動のあり方は、今後の教員のあり方にも関わってくると思いますので、これからもいろんな道を模索していきたいと思います。

何か良い提案があったら教えていただければと思います。

 

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