中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

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体重移動の練習!ピッチングで必要な体重移動のコツを覚えよう!(ピッチングの基礎練習2)

ピッチングの基本として体重移動がしっかりとできるようになろう!

体重移動が上手になる練習方法を紹介!

 

〇体重移動がしっかりできないといいボールは投げられない!

前回の記事では下半身、特に股関節の使い方は非常に重要であるというお話しをしました。

私の見本にならない見本を掲載して申し訳なかったのですが、一応振り返ってみてください。 

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さて、今回も基礎練習ということで、今日は「体重移動」がしっかりとできるようになる練習を紹介します。

この体重移動なのですが、野手と違い、ピッチャーはステップ無しで投げなくてはいけません。

このステップが無いということで体重移動が非常に難しいのがピッチャーというポジションです。

野手出身の方はなかなか分からないかもしれないので、指導する前に実際にマウンドから投げてみてもらいたいのですが、ベストの体重移動に持ってくるためには、しっかりと鍛えた下半身と、繰り返しの練習が必要になります。

 

〇まずは軸足でしっかりと立つ!


エース級投手ピッチングフォーム(1/2スロー再生)

まずは軸足でしっかりと立つことです。

上の動画でも軸足でしっかりと立てているピッチャーと立てていないピッチャーがいますが、前田健太投手や斉藤和己投手なんかはしっかりと軸足で立てていますよね!

小学生や中学生の子だと、まずこの軸足でしっかりと立つということがなかなかできないんです。

軸足で立てないまま投げようとすると体重の乗ったボールを投げることができません。

そこで、まずは下半身を強化して欲しいのですが、その後は軸足に体重を乗せて投げる練習が必要になります。

はい、ではまたこちらの見本にならないおっさんの見本動画を見てください。

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おっさんはおっさんなりに非常によくがんばったのですが、いろいろと課題があります。

ただ、どういう練習なのかは伝わると思います。

軸足に体重を乗せて5秒ほどキープした後に投げる練習です。

この動画では巻き付きシャドウという道具を使用しています。 

 

実際にボールは投げていませんが、これをブルペン(なければ平地でも)で実際に投げて行ってみてください。

初めはフラフラしますが、慣れてくるとしっかりと軸足で立てるようになってくると思います。

前回やった股関節の動きもしっかりと意識しましょう。

 

また、私は自由な足を比較的まっすぐに上げた方がしっくりとくるのですが、ここで2塁ベース方向に自由な足を少しクロスさせても構いません。

やりやすい方で構いませんが、軸足でしっかりと立つようにしてください。

これは4スタンス理論のタイプが関わってくると考えています。 

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↑詳しくはこちらをどうぞ。 

 

ちなみに、動画で右腕の使い方がおかしいのは「イップス」の影響です…。

ずっとイップスが治らないため、うまく見本を見せることができません。 

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↑イップスについてはこちらをどうぞ。 

 

〇フィニッシュは自由な足でしっかりと立てるように!

ということでおっさんは満身創痍なのですが、上記の練習とセットで行って欲しい練習があります。

それはフィニッシュの練習になります。

今度は自由な足が着地したところからスタートする練習です。

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※またイップスなので見苦しくてすみません…。

こちらを見てもらえばかろうじて分かると思うのですが、後ろ、つまり軸足側にある体重を一気に自由な足に移動させる練習です。

これ見た目以上に相当きついです。

下半身がしっかりしていないと、この股関節を使った体重移動に耐えられません。

しっかりと軸足側に乗せた体重を「1・2・3」とバウンドするように使って一気に投げます。

このときに後ろ足の膝が内側を向きすぎると回転円が小さくなってパワーが十分に伝わりません。

ちょっと膝が外側を向くくらいの意識でやりましょう。

そして最後は自由な足でしっかりと立ってフィニッシュ!

…そう、私はできませんでした。

これも下半身がしっかりとしていないとできません。


《THE FEATURE PLAYER》これぞ菊池雄星の投球!! 144球の熱投で1安打12奪三振の完封劇!!

菊池投手。

うむ、しっかりと自由な足に体重を移動してフィニッシュしていますね。

こんな感じで私も見本を見せたかったです、すいません。

 

そこで、動画を探したところ、こんな動画を見つけました。


土肥義弘のケガをしない!勝てる投手育成講座『コントロールを良くするための練習方法』

初めからこのやり方だと下半身が弱い子はできないかもしれませんが、私の下手な見本よりも参考になると思うので載せておきます。

この動画で述べられているように、コントロール強化・スピードアップにつながるかなり効果的な練習です。

ぜひ取り入れてみてください。   

 

〇「ターン&タンブル」というフィニッシュもあります!

ただし、以前ピッチング指導チェックリストでもお話ししたのですが、このときにグローブ側に体重をかけて、倒れるようにフィニッシュするピッチングのテクニックもあります。 


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キンブレル投手ですが、もう完全に身体を1塁側に倒していますよね。

これはターン&タンブルというテクニックです。

※名称はBPL理論の塚口氏による。 

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ということでフィニッシュはどちらでも自分にあったやり方で大丈夫です!

ただし、体重が乗らない=後ろや利き腕側に倒れるようだと良いボールを投げることは難しいので注意してください。

 

以上、2種類の体重移動の練習を紹介しました。

下半身、股関節を鍛える練習と並行して取り組んでみてください。 

 

ピッチングの基礎練習シリーズはこちらです。 

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