中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報、教育問題への提言も掲載していきます。

スポンサーリンク

清宮幸太郎選手(早稲田実業)の可能性に迫る!【2017年高校野球注目選手】

早稲田実業の清宮選手を徹底解剖!

清宮選手の可能性に迫る!!

 

『2017 センバツ』-第89回 選抜高校野球大会完全ガイド (週刊ベースボール 別冊 春季号)

『2017 センバツ』-第89回 選抜高校野球大会完全ガイド (週刊ベースボール 別冊 春季号)

 

〇明治神宮大会は履正社高校がV、早稲田実業準V!


【明治神宮大会】早実・清宮と履正社・安田のホームラン競演【決勝】

残念ながら清宮選手の早稲田実業は明治神宮大会の決勝で履正社高校に敗れてしまいました。

履正社高校も安田選手を始めすばらしい選手がいましたね。

しかし、私自身が東京都在住ということで、履正社高校の秋季予選は見ていません。

本来であれば、安田選手と清宮選手を比較したかったのですが、今回は以前から追っている清宮選手にスポットライトを当てて記事を書きたいと思います。

Louisville Slugger(ルイスビルスラッガー) バット カタリスト TI 一般軟式用 WTLJRB16T 84cm/700g平均

Louisville Slugger(ルイスビルスラッガー) バット カタリスト TI 一般軟式用 WTLJRB16T 84cm/700g平均

 

 

〇清宮選手の長所と弱点


【清宮幸太郎】夏の甲子園2015 初ホームラン

清宮選手の長所は何と言ってもスイングの軌道が正確なところだと思います。

プロの選手と比べてもスイングの軌道は負けていません。

以前中学生時代の映像を見たときは外回りでフォロースルーが低く見えたのですが、現在のスイングの軌道は見事なレベルスイングです(ときどき外回りすることもありますが)。

このスイングの軌道であれば、ある程度高いアベレージを維持できるのではないでしょうか。

また、力みの無いスイングも長所と言えるでしょう。

軽く振っているように見えてホームランというスイングはなかなか高校生にできることではありません。

木製バットだとさすがにもう少し強く振らないとホームランにはならないと思いますが、そのあたりの修正能力は高いように見えます。

 

一方、弱点もあります。

一つはフォロースルーが小さいことです。

ただし、これはそこまで大きく振らなくともホームランになっている彼のポテンシャルが高すぎるからであって、現状は問題ではありません。

これが課題になるのは木製バットになってからです。

www.taguchizu.net

 

もう一つの課題は捉えるポイントがほぼ同じで、奥行がないこと。

彼のホームランのほぼ全てライト方向。

それ自体は別に悪いことではないのですが、彼の場合、長打にできるポイントの奥行が非常に狭いのです。

身体の若干手前のところで捉えるテクニックは抜群です。

しかし、ホームランのパターンがそれしかない。

詰まりぎみでも腕をたたんでレフトへ運ぶという選択肢が現状はありません。

ただ、広角に打つテクニックは無くても良いとも思います。

日本ハムの大田選手もそうでしたが、ポイントを後ろにして広角に打てるようにすると、最大の魅力であるホームランが少なくなる可能性もあるからです。

課題ではあるものの、長所を活かすためにあえて放置しても良いと思います。

ただ、ポイントの奥行という点では、もう少し前でも運べるようにはなる必要があります。

 

こちらの動画をご覧ください。


【高校野球】センバツ予選で清宮5打席連続三振

こちらの動画は秋季東京都大会の決勝で5打席連続三振を喫したときの映像です。

日大三高先発の櫻井投手のスライダーに全く合わずに三振しています。

このときの清宮選手の身体の位置を見てください。

タイミングを大きくずらされているにも関わらず、上体が前に突っ込んでいないのが分かるでしょうか。

これは先に挙げたホームランを打てるポイントでしっかり振れているからなのですが、その結果三振では困ります。

これが奥行の無さです。

輝け甲子園の星 2015年9月号

輝け甲子園の星 2015年9月号

 

 

〇清宮選手は坂本選手をお手本にするといい

ではここでジャイアンツの坂本選手を見てみましょう。


坂本勇人 2016ホームラン集

清宮選手同様、坂本選手もご存じの通り、ほぼ引っ張り専門のプルヒッターです。

坂本選手もスイングの軌道がすばらしい選手(2016年シーズンは特に)で、その点も清宮選手に似ています。

ちょっと長い動画なのですが、15号(11分くらい)や21号(17分くらい)をご覧ください。

ホームランは坂本選手の方が断然優れている点が明確に分かるホームランです。

藤川投手の変化球に坂本選手は明らかにタイミングを外されています。

それに対して坂本選手は自身の上体を敢えて前に突っ込ませ、ポイントを前に移しています。

下半身はしっかりと粘れていますし、バットの軌道はそのままですから結果ホームランになるわけです。

確かに基本はタイミングを外されない方がいいです。

基本は上体は突っ込まない方がいいです。

しかし、それで空振りをするのであれば、多少ポイントを前にずらしてヒットにするという技術が求められます。

坂本選手はたとえ突っ込んでもヒットになればいいという前で拾う技術があります。

おそらく「絶対に突っ込んではいけない」とは思っていないはずです。

その技術はまだ清宮選手にはありません(ホームランにできる坂本選手はすごすぎますが)。

ジャイアンツ坂本勇人カレンダー2017 ([カレンダー])

ジャイアンツ坂本勇人カレンダー2017 ([カレンダー])

 

 

また、私の一押し選手でもあるオリックスの吉田正尚選手もスイングに奥行きが出てきています。

baseball.yahoo.co.jp

こちらの動画、ぜひ見て欲しいのですが、タイミングを若干外されたところを「片手フォロースルー」で修正し、芯で捉えています。

こういった技術も清宮選手に身に着けて欲しいところです。

 

改めて清宮選手のホームラン集を見てみましょう。


早実・清宮幸太郎すごすぎるホームラン集まとめ

どうでしょうか?

いい意味でも悪い意味でもほとんど同じようなポイントに呼び込んでホームランにしていますよね。

いや、本当は高校生でこれだけ毎回のように同じポイントに呼び込んで打てるのはすごいことなんですよ。

ただ、これから先ピッチャーのレベルが上がればその分緩急の幅も大きくなるし、変化球のキレも増します。

今はいいとしても、ポイントの奥行(前でも拾える技術)が出てくるとさらに怪物は進化すると私は思っています。


【高校野球】センバツ予選で清宮5打席連続三振

ここでもう一度櫻井投手と対戦したときの清宮選手のスイングを見て欲しいのですが、坂本選手のような技術があれば、少なくとも1・2打席目はファールにはなっているし、5打席目はヒットにできているはずです。

 

〇清宮選手へおすすめの練習

www.taguchizu.net

以前こちらの記事で紹介したのですが、初めから上体が突っ込んだ上体で行うティーバッティングをおすすめします。

こちらの記事ではシャトルで行っていますが、早稲田実業は八王子市に立派なグラウンドがあるのでロングティーやティーバッティングで行うといいと思います。

フォロースルーがやや小さいという課題(現状は課題とまでは言えませんが)も克服するために、ロングティーでホームラン競争をしても良いかもしれませんね。

ロングティーだと彼でもさすがにフォロースルーを大きく取らないとホームランにはならないと思いますから、彼にぴったりの練習だと思います。

www.taguchizu.net

 

また、大学進学の話も出てきているようなのですが、それはおすすめしません。

彼の課題はレベルが低い相手といくら対戦しても大きな問題にはならないレベルです。

早い段階からプロのハイレベルなピッチャーと毎日対戦することで、ポイントの奥行、前でも運ぶ技術、緩急やキレのある変化球への対応力、フォロースルーの大きさ、といった課題が明確になり、克服につながると感じるからです。

ぜひ高卒で即プロへと進んでもらいたいと思います。

 

ということで、すばらしい可能性を秘めた清宮選手について特集してみました。

今後も清宮選手のプレーをチェックして続報をお届けできたらと思います。

 

関連記事です。

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net