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春季キャンプで初日からブルペンに入ることは必要なのか?【プロ野球】

2月1日はプロ野球キャンプイン!

毎年話題になる初日からのブルペン入り!

これは本当に必要なことなのか考察してみます!!

 

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〇恒例になりつつあるキャンプ初日のブルペン入り。

2月1日といえばプロ野球ファンにとっては待ちに待った春季キャンプのスタート日です。

プロ野球は12月と1月がオフで、労使協定でその間の練習拘束ができなくなっているそうです。

したがってほとんどの選手が1月は自主トレを行い、2月1日のキャンプインに備えることになります。

ほとんどの選手と言いましたが、昔はろくに練習もせずにキャンプインし、春季キャンプで身体を仕上げる選手もいたそうなんですが、まず今はほぼ全選手が自主トレに励んでからキャンプインすると思っていいでしょう。

 

その春季キャンプでここ数年見られる特徴として「初日から動ける状態に仕上げて来い」とか、「初日からブルペン入りできる状態にして来い」という首脳陣からの通達があります。

www.nikkansports.com

阪神の金本監督も若手選手らに「初日に万全の状態で来なければペナルティー」といった趣旨のことを伝えたと報じられています。

また、特にこういった通達が無くとも、キャンプの序盤でシートバッティングや場合によっては紅白戦が組まれているために、初日からブルペン入りせざるを得ないということもあります。

かつて異例のキャンプ初日に紅白戦を行った落合監督は有名な話ではないでしょうか?

baseballking.jp

 

近年では、このように初日からのブルペン入りが当たり前になっているので、逆にブルペンに入らないとニュースになることもあります。

sportiva.shueisha.co.jp

菅野投手は開幕に照準を合わせて、敢えてブルペン入りしなかったようです。

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〇初日からブルペンに入ることに無理はないのか?

まず、当たり前のことですが、野球に関わらずスポーツにおいて、パフォーマンスのピークが一年間続くということはまずありません。

どんな大打者、名投手であっても、シーズンの中で必ず調子の波があります。

一年を通じて活躍する選手もいますが、それは一年間ピークが続いているわけではなく、調子の波をできる限り小さく抑えることに成功しているだけです。

これはスポーツをしたことがある人であればお分かりいただけると思います。

 

ではこのピークをいつに持ってくるべきなのか?

これはもちろんシーズン開幕に合わせていくべきでしょう。

今年であれば3月31日に開幕となりますから、この日に向けて調子を上げていく必要があると思います。

個人的な見解では、一年間戦うとすれば、開幕日は8割程度でもいいとは思うのですけれどもね。

 

ここで、2月1日のブルペン入りがスケジュールの中で固定されてしまうとどうなるか考えてみたいと思います。

当然、ブルペンに入るためには前段階の準備がたくさんあります。

大体の選手が秋季キャンプ後の12月はゆっくりと過ごします。

溜まった疲れを癒す時間も当然必要です(もちろん全く何もしないわけではないですが…)。

そして1月に自主トレを開始するわけですが、2月1日にブルペン入りするためには、1月初旬からキャッチボールをしていく必要があります。

通常、ブルペンに入るまでには、

①山なりのキャッチボール

②通常のキャッチボールを塁間程度まで

③遠投

④平地で立ち投げ

と段階を踏んでいって、ようやくブルペンでの立ち投げに入ることができます。

また、初日で捕手を座らせるとすれば、自主練の段階でブルペン入りして立ち投げまではできるようにしておく必要があります。

(近年は遠投しない投手や立ち投げをしない投手もいますが、話がずれるので別の機会にします)

 

上記の流れは1週間程度で踏んでいけるものではありません。

私は大学時代投手で、プロ野球と同じようなスケジュールで毎年春季リーグに突入していっていましたが、やはり3週間はかけないとピッチが早すぎて怖かったです。

3週間でも早いくらいかもしれません。

さらに肩だけ作れば良いわけではなく、BIG3などを中心とした筋トレで下半身や上半身を鍛えていくことも並行して必要です。

www.taguchizu.net

また、春季キャンプやシーズンを戦い抜く体力をつけるために走り込む時間も必要になるでしょう。

そう考えると、2月1日にブルペンに入れる状態に持っていくためにはほぼ1月全てを使って、もしくは12月のオフの時間を削ってかなりのハイピッチで仕上げていく必要があるわけです。

 

〇私が経験したハイペース調整の失敗。

私は、大学4年生の春季リーグの前、それまでのシーズン前よりもだいぶ早いペースで調整をすすめました。

これには二つ理由がありました。

 

まず一つはもちろんアピールのためです。

私は3番手という立場だったので、春季リーグでは先発するチャンスがあるかどうか微妙なところでした。

そこで、誰よりも早く調整することで、春合宿やオープン戦でのアピールを狙ったのです。

 

二つ目はチームのためです。

私はバッテリーキャプテンという役職についていたため、自分のことだけではなく、バッテリー全体のことを考える必要がありました。

私のチームには前年の秋季リーグで防御率0点台の3年生エースがいたため、正直他の投手にエースを狙うという意識が欠けていたと感じたのです。

また、その3年生エースも周りがそんな様子なので、マイペースで調整している様子でした。

そこで私はハイピッチで調整することで、エースには危機感を、それ以外の投手にもエースを狙う気概をつけてもらいたかったのです。

 

結論から言うと、オープン戦の段階までは二つとも成功しました。

私に負けないようにと、周囲も目の色を変えて取り組むようになっていたし、私も春合宿のシート打撃やオープン戦でかなりの結果を残しました。

サイドスロー転向後の自己最速135Kmを計測したのもこのときです。

 

しかし、開幕前に腰と肩に限界が来てしまい、3月下旬に離脱しました。

バッテリーキャプテンとしては良かったと今でも思っていますが、選手としては悔いが残っています(リーグ最終戦で3イニングだけ投げることはできましたが…)。

「最高のチーム」の作り方

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〇初日からブルペンを半ば強制することで、かえってシーズンを通して戦うことが難しくなるのではないか?

ようやく結論になります。

もう一度言いますが、ピークは開幕日以降に持ってくるべきです。

初日からのブルペン入りを半ば強制することで、若手や後が無い選手は無理をしてピークに近いくらい仕上げてくると思います。

このブルペンで活躍することが目的ではありません。

ペナントレースで活躍することが本来の目的です。

したがって、無理にブルペン入りさせる必要は全く無いと思います。

個人的な希望でブルペン入りするなとはいいませんが、そのブルペン入りもあくまでも調整の調整くらいの位置づけで良いと思うのです。

 

また、キャンプ序盤のブルペンを監督が視察することもやめて欲しいと思います。

意識するなという方が難しく、ギアを上げてしまう可能性が高いです。

2016年の金本監督のバッターボックスに立つパフォーマンスなんてもっての外だと私は思いました。

www.daily.co.jp

 

まず、首脳陣が「開幕が照準」ということを選手にしっかりと伝えなくてはいけません。

特に若手は飛ばしやすいでしょうから、首脳陣がハッパをかけるのではなく、ブレーキをかけてあげるくらいでないといけないのかなと感じています。

ペナントレース一年間戦うことが重要なのですから、2月1日のブルペン入りは私は必要ないと断言します。

 

【2月3日追記】

西武ライオンズのドラフト1位ルーキー今井投手がキャンプ初日にブルペン入りした後、右肩を故障し、離脱しました。

www.taguchizu.net

 

 

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