中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の公認指導員です。

投内連携は毎日練習すべきだ!試合での重要度と練習内容を一致させていこう!

試合で重要となるプレーを毎日練習すべきだと思いませんか?

私は投内連携を毎日行うことをすすめます!

 

〇よくある練習メニュー例!

みなさんのチームでは毎日必ず行う練習はあるでしょうか?

どこのチームを見ていても、大体の流れとして、

①ウォーミングアップ

②キャッチボール

③バントやトスバッティング

④バッティング練習

⑤守備練習

というように練習しているパターンが多いような気がします(順番は前後するかもしれませんが)。

この①~⑤の練習は野球の練習において、毎日行う練習の定番と言えるでしょう。

しかし、これらの練習をすることがベストであるという科学的な根拠があるわけではないですし(というか研究自体難しいでしょう)、他のチームがやっているから、指導者が現役のときにこういった流れで練習をしていたからという理由の場合が多いのではないでしょうか?

ここで考えて欲しいのは、「練習は何のためにするのか?」という当たり前のことです。

練習は試合につなげるために、勝つためにしているはずです。

それならば、試合で重要となるプレーを優先して練習すべきではないでしょうか?

以上の理由から、私はバント処理を中心とする投内連携を毎日少しでも良いので練習メニューに入れるべきだと思っています。 

 

 

〇なぜ投内連携が重要なのか?

よく考えてみて欲しいのですが、バント処理を中心とした投内連携は1試合で何回くらい要求されるプレーだと思いますか?

中学軟式であれば、内野ゴロも多いですし、バントも多用するチームが多いことから、1試合で多いと5回ほどあるのではないでしょうか?

これはあまり良いことではないと個人的には感じているのですが、バント攻撃で試合が決まってしまうということも多いです。

1試合で一度も投内連携が必要とされない試合はかなり珍しいと思いませんか?

ということはそれに対する対応を入念に行うことが重要になってきます。

 

一人10球バント練習を毎日しているチームって多いですよね?

大会までに相当な数のバント練習を行うはずです。

さて、その選手が試合でバントをするのは何回でしょうか?

1試合で1回あるかないかではないでしょうか。

 

シートノックや内外野分けてのノックで、内野ノックや外野ノックをひたすら受けますね。

毎日ノックを受ければ相当な数になります。

だからこそ試合でアウトを取れるわけですが、1試合で一つのポジションに飛んでいく打球は平均2~3球くらいです。

 

さて、バント練習やノックは丁寧にやるのに、同じくらいの頻度でプレーの可能性がある投内連携はどうして毎日やらないのでしょうか?

しかも投内連携は複数の選手が関わる難易度が高いプレーでもあります。

時々バント処理の練習を入れたり、内野ノックの中で数本やるだけでは圧倒的に数が足りないと思いませんか?

 

特に、私のチームでは特殊なポジショニング「外野4人シフト」を採用しています。 

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こちらのシフトを採用すると、セカンドが右中間を守ることになるので、その分、他の内野手の負担が大きくなります。

ピッチャー、ファースト間の投内連携をかなり反復練習していかなくてはいけません。

もちろん、外野4人シフトを採用しなくとも、投内連携は非常に重要です。

 

 

〇どうやって毎日投内連携の時間を確保するか?

そもそも、短い練習時間の中で、バント練習やトスバッティングに時間をかけすぎていたり、アップが過剰だったりしていませんか?

いろんなチームを見ると、このあたりに時間をかけすぎているチームが多いです。

このあたりの時間を短くする工夫は以前記事にしていますのでぜひご覧下さい。 

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アップ、バント、トスバッティングあたりを工夫すれば、10分〜15分の時間を作ることは十分に可能です。

この時間を利用して投内連携の練習をして欲しいのですが、ダイヤモンドを利用して丁寧にやる練習ではなく、全員参加のゴロ捕球の応用練習がおすすめです。

キャッチボール終了後にチームをいくつかのグループに分け、手で転がすノックのような形でポンポン行います。
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このようなメニューを時間で区切り、数パターン行います。

とにかくポンポンテンポ良くやりましょう。

これは数をこなす練習です。

丁寧に確認しながら行うのは週に一度ほどダイヤモンドを使ってやると良いと思います。

 

上記で3パターンの練習を紹介していますが、他に2塁へ投げるバント処理やスクイズの処理なども入れて良いと思います。

一日に1メニューで日によって変えてもいいと思います。

とにかく、毎日繰り返し行うことが大切になります。

この練習の場合、全員が内野手や投手の守備を経験することになるので、選手の可能性を広げる練習にもなります。 

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また、全員で行うことで、組み合わせによって呼吸があわずにミスをすることも減りますし、互いにアドバイスもしやすくなるのでおすすめです。

 

 

他にも練習メニューについて考えてみよう!

今回は投内連携のことを記事にしましたが、野球の練習はなんとなくどこも似たようなことをやっている場合が多いです。

そうではなく、試合で重要なプレーはなんなのか?

チームに必要な練習はなんなのかをしっかりと考えてメニューを組んでいきましょう!

たとえば、他にはランダウンプレーなども頻繁に行うけれども練習不足になりやすいプレーですよ! 

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