中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報、教育問題への提言も掲載していきます。

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授業が一番大切である!野球部ブロガーだからこそ言いたい!!『ブラック部活動』を読んで改めて感じました!

野球部ブログを書いている私でさえ教員の一番大事な仕事は授業だと考えている!

部活動は最後の仕事!

そこの順番を間違えている指導者の部活動は結果だって出ない!!

内田良氏の『ブラック部活動』を読んで再認識しました!

ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

 

〇『ブラック部活動』という傑作!

以前、内田良氏の『ブラック部活動』という著作が発売になるという記事を書きました。

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私も発売してすぐに購入し、読ませていただきましたが、良著どころか「傑作」だと感じました。

具体的な証言をもとに、子ども(保護者)の視点からも、教員の視点からも、いかに現在の部活動がおかしなものであるかを分かりやすくまとめてくださっています。

また、それを法的に、さらには調査結果をもとに裏付けされており、単なる一生徒や一教員の主観ではなく、全国的に部活動が異常な状態であることを明確に示してくださっています。

正直、全ての教員、そして保護者の方々に読んでいただきたいと思いました。

 

内田氏の結論としては、全国大会を廃止し、過剰な競争を排除した上で、週3日2時間で土日は禁止の「ゆとり部活動」を提案しています。

詳しい理由はぜひ『ブラック部活動』をお読みになって欲しいのですが、確かにこの案だと生徒の負担も教員の負担も解消できます。

しかし、すぐに「ゆとり部活動」を開始できるかと聞かれるとなかなか難しいでしょう…。

この理由も『ブラック部活動』に詳しく書かれていますが、部活動問題を職員室で取り上げることがタブーとなっているようなところは確かにありますし、部活動に中毒性があるのも事実ですから…。

 

私はそういった部分も配慮して、以前から内田氏よりも数段保守的な案を提示しています。

①部活動を校務分掌にはっきりと位置づけることによって、分掌負担と部活負担でバランスが取れるようにする。

②部活動は顧問がやれる範囲で行うものとはっきりと管理職が名言する。極端に言えば、平日17時までで土日はオフでも構わない。

③地域や他の中学校と連携を取り、未経験顧問の負担を減らす。

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詳しくはこれらの記事を読んでいただければと思います。

私の案では完全にブラック部活動問題は解決できません。

内田氏の案よりは受け入れられやすく、教員の勤務状況が若干緩和されるとは思いますが、そこで落ち着いてしまい、結局中途半端なまま、気が付いたときには再び部活動が過熱しているとなる可能性があります。

部活があぶない (講談社現代新書)

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〇生徒にとって一番大事なのは授業!

学校は何をしに行くところかと聞かれたら何と答えるでしょうか?

多くの方は勉強をしに行くところだと考えているのではないかと思います。

学習指導要領の総則にも

各学校においては,教育基本法及び学校教育法その他の法令並びに この章以下に示すところに従い,生徒の人間として調和のとれた育成 を目指し,地域や学校の実態及び生徒の心身の発達の段階や特性等を 十分考慮して,適切な教育課程を編成するものとし,これらに掲げる 目標を達成するよう教育を行うものとする。 学校の教育活動を進めるに当たっては,各学校において,生徒に生き る力をはぐくむことを目指し,創意工夫を生かした特色ある教育活動を 展開する中で,基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ,これ らを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その 他の能力をはぐくむとともに,主体的に学習に取り組む態度を養い,個 性を生かす教育の充実に努めなければならない。その際,生徒の発達の 段階を考慮して,生徒の言語活動を充実するとともに,家庭との連携を 図りながら,生徒の学習習慣が確立するよう配慮しなければならない。

『中学校学習指導要領』総則より引用

とあり、長いですが中学校は学習の場であることが分かります。

ということは教員の仕事も第一は授業であるはずです。

しかし、残念ながら以前もお話ししたように、教員の仕事は授業だけではなく多岐にわたり、授業に全力をそそぐことができないと悩んでいる方も多くいらっしゃいます。

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これは非常に由々しき事態で、もっと授業に力を入れられるように根本から変えていかなくてはいけないと思います。

先の「ブラック部活動問題」も教員が楽をしたいから多くの方が声を上げているわけではありません。

単純に一番重要である仕事「授業」にもっと多くの時間をさきたいからなのです。

「ブラック部活動問題」を全ての子どもにとって大切な「授業」を守るために考えるべき問題なのです。

まわりの先生から「すごい!  残業しないのに、仕事できるね」と言われる本。

まわりの先生から「すごい! 残業しないのに、仕事できるね」と言われる本。

 

 

〇授業よりも部活動を優先している教員、学校っておかしくないですか?

そんな「授業を大切にしたい!でも多忙すぎてなかなか授業に力を入れることができない…」と悩んでいらっしゃる先生がたくさんいます。

『ブラック部活動』にもそんな方のエピソードが多数掲載されています。

私もそんな悩みをもっている熱心な先生方をたくさん知っています。

しかし、その一方で「授業が第一」という絶対的な原則を忘れ、部活動を優先してしまっている教員、学校が多いのも事実です。

『ブラック部活動』でも述べられていますが、部活動で成果を出すことは学校内、さらには保護者や地域からも評価される一方で、授業は意外に正当に評価されないことが多いと感じます。

これは少し自慢も入るのですが、私は新任1年目からずっと生徒対象の授業アンケートで「授業が分かりやすい」「授業が楽しい」の項目で良い評価が8割を切ったことがありません。

3年目以降は9割を超えていますし、ここ5年では分かりにくいと回答した子は3人だけです。

これは自分でも誇りに思っていることですが、このことを評価してくれた管理職は1名だけですし、どちらかというと野球部を都大会に導いたときの方が高く評価されました笑。

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↑こんな授業をしています。 

 

〇野球部ブロガーだって授業が一番大切だと考えている!

何が言いたいのか?

私は「中学校野球部!絶対に強くなるヒント集」などという名前のブログを運営している野球部ブロガーですが、自分のことを野球指導の専門家などとは思っていません。

私は「社会科教員」であり、私の一番重要な仕事は授業です。

特に若い先生方には、教員にとっても子どもにとっても「授業が一番大切」という絶対原則は忘れないで欲しいと思います。

授業がしっかりとできてからの部活動です。

それができないのであれば、部活動はもってはならないと思います。

「野球部ブロガー」ですらそう思っているということがみなさんに伝わると嬉しいです。

 

改めて、内田良氏の『ブラック部活動』は本当に傑作です!

ぜひいろんな方々に読んでもらいたいと思います。

ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

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