中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

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阪神藤浪投手がイップス!?このままでは首脳陣に潰される!!

阪神の藤浪晋太郎投手がイップス!?

四死球連発で再度の2軍落ち!!

その原因を探る!!

** 〇阪神の藤浪投手が窮地に立たされている!
阪神の藤浪投手をすごく心配しています。
8月16日の試合、彼は久しぶりに一軍に復帰し、先発しました。

2017.8.16 阪神タイガース 藤浪晋太郎 涙を流しながらマウンドを降りる(イップス?)

首脳陣は彼の制球難を問題視し、フォームを修正させるために二軍で調整させていました。
もともと制球が良い投手ではないし、四死球は多かったものの、防御率は2点台ということもあり、私は2軍での調整についてはあまり賛成ではなかったのですが、私は阪神の試合をしっかりとチェックしていたわけではないので、フォームがおかしくなってしまっていて、長い目で見た場合にそれが彼のためだと首脳陣が判断したのであればそれは正しいのだと思います。
そして2軍で調整した後の8月16日の試合。
最速159キロを記録したように、復調してきていたと思います。
しかし、7四死球。
大瀬良投手と菊地選手に死球を与えるなど、特に右打者への制球難を露呈し、最後は大瀬良投手が打席に立ったところでタオルを投げられました。
www.nikkan-gendai.com

彼をイップスだと評する人もいます。
しかし、今の段階ではまだイップスではないと私は考えています。
首脳陣が制球を求めるから彼が制球を乱しているのだと思います。
今回の登板に関しても、彼は勝ち負けどうこうよりも制球を意識しなければいけなかったはずです。
首脳陣、特に昨年からしつこく藤浪投手の制球力に苦言を呈していた金本監督からのプレッシャーをかなり感じていたことと思います。
ボールが先行したらすぐに四球を意識してしまっていたことでしょう。
それがかなりの悪循環になってしまっていました。
(その状態がイップスだと言うならばそうでしょうね。しかし、深刻なイップスはそもそもあんなふうに投げられません。イップスだとしても軽度のものではないでしょうか?)

【重度のイップス再発】向 ピッチャーへの返球すら困難に・・・
↑深刻なイップスの選手です。


** 〇藤浪投手に求めるべきは何なのか?
そもそも彼に制球を求めること自体が彼の持ち味を殺すことになっています。
彼はもともと制球力で勝負するタイプではなく、「荒れ球」が持ち味な投手だということはみなさんがご存知だと思います。
現にキャリアハイの14勝をあげた2015年にも93四死球を記録しています。
それでも防御率は2.40とすばらしい成績を残しています。
制球が悪かろうが結果を出しているのです。

彼に求めるべきは勝ち星であり、四死球を出してもその後をしっかりと抑えることではないでしょうか?
金本監督はプレッシャーをかける監督で知られています。
それがプラスに出る選手もいるかもしれませんが、彼にとってはマイナスでしかないです。
ボールが先行するたびに金本監督を気にしてしまっているのではないでしょうか?

もちろん、
「本当に強い投手ならそんなことを気にしない。」
「プレッシャーを乗り越える。」
それがプロなのかもしれません。
確かにそうかもしれませんが、私には藤浪投手にそれだけのメンタルがあるとは思えません。
選手にプロフェッショナルを求めるのであれば、監督・コーチにも求めて当然のはずです。
監督・コーチは藤浪投手を立ち直らせる力が求められているのではないでしょうか?

金本監督は自分では理解していないかもしれませんが、思っている以上に彼は影響力がありますし、メディアへの発言も選手にプレッシャーをかけるものが多くなってしまっています。
藤浪投手はこのままだと壊れる。
壊されてしまいます。
四死球を与えても
「いいよいいよ。その代わりにこの後抑えろよ。」
という姿勢で指導をしてもらいたいものです。
当然、死球に関してはデリケートになる問題ですが、そういったおおらかさが逆に藤浪投手の死球を減らすことにつながると思います。


** 〇大器藤浪晋太郎!戻って来い!!
あれだけの才能をもった選手を潰してはいけません。
www.daily.co.jp
大瀬良投手は同じ投手として分かっていますね。
これは本当に神対応だと思います。
藤浪投手も救われたことでしょう。

Facebookに北別府学さんが藤浪投手についての投稿をなさっていました。
以下引用させていただきます。

藤浪投手が野球が面白くないと話していたと聞いた。
野球が生業だもの苦しいことの方が多いのだから当然だよ。
私も平成元年から2年間思うように勝てない年が続き、新聞に北別府は終わったと書かれた。
その記事を読み、燃えたと書きたいところだが、もがき苦しんでいる最中にそんな事を書かれたら恨みしか残らなかった記憶がある。
何故なら、自分でどこが悪いのか分からないのだから。
当時をどうやって乗り越えたか。
実際、そのときの記憶がないほど悩み苦しみました。
毎日毎日、自分の一番納得のいく試合のビデオを、来る日も来る日も見てイメージトレーニングをしました。
コントロールの妙で生き抜いて来た私が、コントロールさえ定まらないのですから苦しいなんてもんじゃない。
藤浪投手は2軍でインステップを直したとききましたが、大リーグにはインステップで投げる投手も多いから矯正する必要はないという声も確かに有ります。しかし日本人はアメリカの選手ほど上半身が強くない。
個人的に、インステップで投げることは望ましくないように思いますが、急に変えるとバランスがおかしくなり、投球も定まらなくなるのです。
上半身と下半身のバランスが合わない状態で昨日のカープ戦だったと思うのです。
リリースするポイントが、まちまちだからシュート回転する球になったりする事で安定した投球が出来ないから苦しんでいると思うのです。
練習を積み重ねて自分の投球を取り戻すしかない。
私も2年近くかかりましたが、やっと精神と体のバランスも合致したかなと感じながら投げられる事が多くなって乗り越える事が出来たのです。
プロだもの本当にこれでもかと言うほどの事を言われたり書かれたりするがそんな事には耳を貸さず、己の力を信じて自分で乗り越えるしかありません。
藤浪くん、君にはあの素晴らしい速球があるじゃないか。
何とかこの苦境を乗り越えて、新しいステージに進んで欲しいと願っています。
実を伴っていない選手ならこれまでのような実績を残せていないのだから。
「北別府学さんのタイムラインより引用」

ここから再び2軍での調整が続くと思いますが、北別府さんと同じように、一野球ファンとして、彼が再びマウンドで輝くことを期待して待っています。

藤浪晋太郎―阪神タイガース (スポーツアルバム No. 46)

藤浪晋太郎―阪神タイガース (スポーツアルバム No. 46)


※追記
残念なことに2軍での調整を経て、その後1軍に復帰したものの9月12日の試合でも死球から崩れ降板。
復帰後4試合で5死球ということで再び2軍落ちとなってしまいました。

【実況も思わず叫ぶ!!】藤浪晋太郎 9/12対巨人坂本に対してまたしても!?

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