中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報、教育問題への提言も掲載していきます。

スポンサーリンク

内野手の「股割り」練習は効果があるのか?ケガのリスクもあるのでは無いか?

内野手の捕球練習として見かけることのある「股割り」練習!

私もやらされたことがありますが、これって効果があるのでしょうか?

あるとすればどういう効果があるのでしょうか?

また、弊害は無いのでしょうか?

考えてみました!

 

〇「股割り」練習をやったことはありますか?

いつも「この練習がおすすめ」だとか、「この練習はおすすめできない」といった記事を書かせていただいています。

たとえばおすすめの練習として、過去にはこんな記事を書いています。 

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

私は内野守備の練習として、手で転がして行うゴロ捕球の練習を多く行います。

想定できるプレーはほぼこれで行います。

外野手の捕球姿勢の練習もこのゴロ捕球でできますし、バント処理の練習もこれでできますよ。

 

また、おすすめできない練習として、マスコットバットによるノルマスイングや「連続ティーバッティング」を紹介しました。 

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

悪い癖がつきそうな練習や、ケガのリスクが高い練習は基本的におすすめしていません。

 

ただ、時々おすすめして良いものか悪いものかなかなか判断の難しい練習もあるんですよね。

その練習の代表が内野手の「股割り」です。


2012.11.24 鳴尾浜 秋季練習 内野手地獄のまたわり

こちらの練習です。

プロ野球のキャンプでもしばしば見る気がします。

私も高校球児のときにやったことがあります。

この股割りって本当に効果があるのでしょうか?

ちょっと考えてみたいと思います。 

DVDでよくわかる!もっとスゴい野球体操―野球筋養成プログラム

DVDでよくわかる!もっとスゴい野球体操―野球筋養成プログラム

 

 

〇股割りは効果があるのか?弊害は無いのか?

ちょっとよく分からないので調べてみました。

baseball-one.com

こちらのB1というページで様々な野球の練習を紹介してくださっています。

その中でやはり股割りが紹介されていました。

youtu.be

先ほどの阪神のキャンプと行い方は違いますが、やはり似たように股割りを行っています。

こちらの練習の説明文には以下のように書かれています。

内野手の守備練習といえば
「またわり」
非常にキツい・・・
しかし、内野手としての低さや
強靭な下半身を作り上げていく
過程においてはとても有効な練習方法ですね!
またこの練習が守備だけではなく
打撃やスローイングにも繋がって
いきますので辛くても
「一石二鳥」と思えばやりきれる!
またプロ野球選手でさえ
キャンプ等では徹底的に
こうした反復練習を繰り返す。
キツく単純な反復基礎練習ほど
大切に!地道に!続けていかなければ!

内野手 ステップ またわり | 【B1】ビーワンクラブウェブメンバー | 野球専門・動作解析サポート BASEBALL ONE - 愛知県名古屋市緑区大高町寅新田 より

要約すると、

「姿勢の低さ」と「強靭な下半身」を作りあげる練習ということだそうです。

また、打撃やスローイングにも繋がるらしいです。

 

うむ…。

…根拠が無いような気がする(´・ω・`)

 

プロ野球選手がやっているというのは根拠になりそうでなりませんからね。

いつも言いますが、プロ野球の練習でも根性練習のような科学的根拠が無く、ケガのリスクも高い練習をしていることもあります。

また、B1ではさらに最後にこう述べています。

小学生であれば15往復
中学生であれば30往復
高校生であれば40往復ほどを
複数SETに分けて行ってみて下さい。
少々キツいメニューですが
内野手としては見逃せないメニューです!
頑張りましょう!

内野手 ステップ またわり | 【B1】ビーワンクラブウェブメンバー | 野球専門・動作解析サポート BASEBALL ONE - 愛知県名古屋市緑区大高町寅新田 より

小学生に15往復…、中学生に30往復…。

それを複数セット…。

そんなに行わせて大丈夫なんでしょうか?

すごく心配なのは、この姿勢ってかなり腰がキツイんですよね。

これだけの回数を何度もやらせて故障をする心配は無いのでしょうか?

私にはこの股割りもやはり科学的根拠の不足する「根性練習」のように思えて仕方がありません。 

 

〇そもそも股割りにプラスの効果はあるのか?

「ケガのリスクがあるのではないか?」

と書きましたが、

そもそもこの「股割り」にプラスの効果、要するに守備が上手になる効果はあるのでしょうか?

B1では打撃やスローイングにも繋がると書かれていますが、まずその前にやっぱり守備に良い影響があるのか知りたいですよね。

スポルアップベースボールにも記述がありました。

spollup.jp

youtu.be

井端コーチが股割りをやらせています。

そしてこの練習の解説がこちらですね。

内野手のおいて捕球する際の体勢は「低い姿勢」が基本です。この低い姿勢というのは、腰から上半身を折り曲げてお辞儀のようなかたちでの低い姿勢ではなく、股関節から腰を落とし転がってくるボールを下から見るイメージでの低い姿勢ができているかが重要になります。

この股関節から腰を落とす体勢が取れていると、ボールの軌道をしっかりと見ることができますので、イレギュラーへの対応力が増し、かつ球際に強くなると言われてます。

守備練習 股割りで股関節の柔軟性を増す練習 | 野球の練習・トレーニング -【スポルアップ】ベースボール より

なるほど、

「低い姿勢」で見ることでイレギュラーへの対応力が増し、かつ球際に強くなるということを目指しているわけですね。

 


20100905 井端特守

こちらは先の動画で「股割り」をやらせていた井端コーチの現役時代の守備練習の様子です。

確かに姿勢が低く、イレギュラーにも対応できていますね。

これを見ると守備において姿勢を低くするための練習は必要なのかもしれませんね。

 

だがしかし、

…根性練習のようにやる必要はあるの(´・ω・`)? 

 

〇腰を痛めないように工夫してやれば良いのではないか?

たとえ効果があるとしててもケガをしてしまっては意味がありませんよね。

ですからプロ野球のキャンプのように、何分もやらせて辛そうにしている姿を楽しむ必要も無いし、小学生に15往復を数セットもやらせる必要はないと思うのです。

たとえば同じくB1の練習動画にこのようなものがあります。

youtu.be

私もゴロ捕球を繰り返す中でこのような動作を行わせることがあります。

何分も続けてやれば腰椎にかなりの負担がかかりますし、こういった形で5人程度が交代交代で行えばそんなに負担はかからず、反復練習ができるのではないでしょうか?

正直、低い姿勢を作りたいのであれば、一朝一夕ではできないと思うのです。

腰への負担を配慮し、毎日少しずつ反復練習を行った方が良いと思うのは私だけでしょうか…。

少なくとも、オフシーズンなどの一時期だけまとめて根性練習のようにやるのはリスクが高く、定着しづらいのではないかと私は思います。

みなさんはどう思いますか? 

フィジカルを鍛えてうまくなる野球守備 (DVD BOOK)

フィジカルを鍛えてうまくなる野球守備 (DVD BOOK)

 

 

関連記事です。 

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net