中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の公認指導員です。

選手とコミュニケーションは取れていますか?選手のやる気を引き出すには、コミュニケーションを大切にすることです!

選手のモチベーションを高めるには!?

その原因は選手とのコミュニケーション不足かもしれませんよ!

積極的に選手とのコミュニケーションと取れば、指導の効果も増しますよ!! 

 

〇授業での生徒とコミュニケーションを取る取り組み。

最初に自慢していいでしょうか?

私は社会科の授業を担当しています。

授業研究もけっこう熱心にやっているつもりです。 

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

↑野球ブログですが、実はたまに授業の記事も書いています笑。 

実は私の授業はけっこう評判がいいんですよね。

今年はまだアンケートを取っていませんが、昨年の授業アンケートの結果、授業の分かりやすさを問う質問で「分かりやすい」「やや分かりやすい」が99%でした。

250人中2人だけ「やや分かりにくい」に〇をつけた生徒がいただけでした。

ちなみに「楽しい」「やや楽しい」も同じく99%。

一昨年よりも前は前任校になるのですが、

前任校の最後の方はずっと100%でした。

正確に何年続いていたかは覚えていないのですが、3~4年は続いていたような気がします。 

 

当然、私としては満点の授業はしていないと思っています。

正直、「知識や理解」はある程度身に着けさせることはできていると思いますが、その他の力はまだまだだと感じています。

テストの平均点を見ても、若干他の教科に比べて高い程度で、99%の生徒が分かりやすいと感じているとはとても思えません。

しかし、それでも生徒が「分かりやすい」「楽しい」と感じてくれているのは、一番は私との距離感が近いからではないかと思っています。

 

www.taguchizu.net

私はコの字型の授業形態を基本として授業を行っています。

後半は4人グループによる作業、教え合い、学び合いになります。

解説もできるだけ分かりやすく工夫をしたり、時々クイズを入れたりしていて、そういう部分が「分かりやすい」「楽しい」と感じてくれている部分もあると思いますが、それだけでは99%はいかないと思います。

 
f:id:taguchizu:20171130194514j:image

↑ちなみにクイズの正解者にはこの「カード」がプレゼントされます。なかなか好評です笑。

最後にプリントに授業の感想を書かせて回収するのですが、その感想に一言コメントを添えて返却するようにしています。

250人全員に毎回コメントを添えるのは難しいので、ローテーション的に書いていますが、砕けた内容のコメントを積極的に書くようにしています。

「最近、部活の調子どう?」

「新しいポケモン買ったの?」

「今日の授業、発表がんばったじゃん!」

などなど生徒の様子を見つつ、その子が返信を書きたくなるようなコメントを添えるようにしています。

それを繰り返していくと、だんだん生徒との距離が縮まってきます。

なかなか普段話す機会が無い子も、このコミュニケーションを繰り返していくと私のことを近く感じるようになるようで、休み時間に話しかけに来てくれたり、場合によっては悩みを打ち明けてくれたりします。

そんな繰り返しがアンケート99%を生んだのだと思っています。

正直、半分くらいは「先生だから甘めにつけてやろう」的に評価してくれているのではないかと思っています笑。 

 

〇結局はコミュニケーションが大事!

なぜ、授業の話をしたかと言うと、

授業も部活動も仕事も結局は「コミュニケーション」が大事だと思うのです。

部活動でも、選手に厳しい言葉を浴びせて問題になる指導者と、問題にならない指導者がいます。

問題になる指導者は結局は真には「コミュニケーション」が取れていなかった可能性が高いです。

(私はそもそも、そんな問題になる可能性のある言葉は使わない方がいいと思いますが…。)

 

当たり前ですが、選手とコミュニケーションをしっかりと取れている指導者の方が信頼されるわけです。

信頼されるということは、同じようなことをしてもその選手に与える影響が大きいということになります。

褒めても叱っても、選手に伝わりやすくなりますし、その選手が意図を汲んでやってくれるようになります。

コミュニケーションがろくに取れていないのに叱られるのは選手にとってはけっこうキツイものがあります。

その指導者の厳しい側面だけではなく、普段の人間性も知っているからこそ叱られても受け入れることができるのです。

 

仕事でもそうですよね。

一緒に昼食を食べに行くなどして、仕事以外の話なんかもよくする普段からコミュニケーションが取れている上司の人に、

「〇〇、ちょっと最近ミスが多いんじゃないか?頼むよ。」

と言われるのと、

仕事のこと以外では全く話さない上司の人に

「〇〇、ちょっと最近ミスが多いんじゃないか?頼むよ。」

と言われるのでは捉え方が全然違いませんか?

それと同じことだと思います。 

 

〇選手とコミュニケーションを取る方法!

では選手とどうやってコミュニケーションを取っていくべきでしょうか?

私は以下のような取り組みをしています。

 

1、普段の練習から積極的にコミュニケーションをはかる。

…これがまあ基本になると思うのですが、実際部員数が15人程度だとしても、普段の練習メニューをこなしながら全員と丁寧に関わるというのはなかなか難しいです。

練習メニューの中で、「上手になったな!」なんて声をたくさんかけるようにはしていますが、これだけでは足りないでしょうね。

 

2、野球ノートの添削を通じてコミュニケーションをはかる。

…これはけっこう使えますね。

私は野球ノートは毎日は集めていません。

本来は毎日やり取りできた方がいいとは思うのですが、選手の負担、私の負担も考えて週に1回にしています。 

www.taguchizu.net

↑詳しくはこちらをどうぞ。

で、この野球ノートにコメントを添えて返却するのですが、野球ノートへのコメントは基本的には「叱る内容」は書かない方がいいです。

選手の発奮を期待して、その選手が最近ダメなところを上げ連ねる人がいますが、これはNGです。

ダメだと思ったところは直接言うのが基本です。

同じ「叱る内容」でも文字にするとけっこうキツイと感じることが多いです。

また、何かトラブルになった場合、それが証拠になってしまうこともあります。 

基本的には野球ノートはがんばりを評価してあげる言葉をかけてあげてください。

ちなみに「叱ること」をテーマにした記事はこちらです。 

www.taguchizu.net

 

3、一緒に食事を食べる!

…これはけっこう大事だと思いますね。

1日練習のときなんかは、30分から1時間くらい昼休憩を取ると思うのですが、昼食を食べているときは選手は素の状態になります。

その素の状態のときに、指導者も素の状態になってどのくらいコミュニケーションを取ることができるかがすごく大切だと私は思っています。

よく昼食の時間になると職員室に戻ってしまったり、外に食べに行ったりする方がいますが、もったいないなと感じます。

高校野球で寮があるチームが強いのは一緒に食事を食べてコミュニケーションを取ることができる機会が多いという部分もあると思います。

ただ、逆に一緒にいる機会が多いほど指導者の人間性も選手に伝わるので、指導者の人間性がますます試されることになりますけれどもね。

日大三高の小倉先生は選手と一緒にお風呂に入ることもあるそうです。

強豪校の監督もやはりそうやって選手とコミュニケーションを取ることを大事にしているのでしょうね。 

www.taguchizu.net

 

4、個別の面談を行う!

…そういった素のコミュニケーションが取れるようになったところで、個別の面談を定期的に設定すると良いと思います。

私は月に1回程度、一人5~10分程度の個別面談を行っていました。

そこで、選手の目標を再確認したり、チームの中で困っていることを聞いたりします。 

www.taguchizu.net

↑選手の目標についてはこちらをご覧ください。 

正直、まだ選手との距離感が縮まっていない場合は差しさわりの無い内容で終わってしまうこともあるのですが、1~3で勧めた内容を日々行っていくうちに距離感が縮まるとかなり有意義な面談になります。

部活動の悩みを話してくれることもありますし、「こうしたらもっと良くなる」という提案をしてくれることもあります。

また、その場で指導者が期待していること、こうしたらもっと良くなるということも伝えると選手のモチベーションも上がります。

控えの選手には具体的にどういうプレーができるようになればレギュラーに近づくのかも話してあげることをおすすめします。 

www.taguchizu.net

↑詳しくはこちらもご覧ください。

 

以上、選手とコミュニケーションを取ることでモチベーションを上げることについてお話ししました。

結局、指導者がコミュニケーションを取れていると思っていても、それが一方通行では何の意味もありません。

選手の話を聞いてあげるところから始めていきたいものですね。 

 

関連記事です。 

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net