公式戦と同じように常に試合をしなければいけないと思っていませんか?
工夫次第で練習試合はもっと成果が出ます!
〇ただただダブルヘッダーをしてはいないか?
さて、今日はその野球の練習試合についてお話したいと思います。
みなさんは練習試合をどのように行っているでしょうか?
通常、中学野球・少年野球であれば7イニングのダブルヘッダーで行っているのではないかと思います。
しかし、20名以上部員がいる野球部ならまだしも、近年の中学校野球部(学童もそうかもしれません)では部員数の減少に悩んでいるチームが多く、そういったチームではピッチャーのやりくりが大変で連日練習試合というのは難しくなると思います。
特に大黒柱の子は1試合目にピッチャー、2試合目はキャッチャーなど大変で、ケガにつながることもあります。
練習試合で経験は積ませたいけれども、そんなに練習試合をこなせそうにない、そんなジレンマありますよね。
そこで、人数が少ない野球部でもでき、実力もアップするいろんな練習試合の種類を紹介していきたいと思います。
〇いろいろな練習試合
1、通常の練習試合
…これは説明するまでもありません。
フルメンバーで大会想定で行うと良いと思います。
練習試合をする際には以下の記事のようなことを私は意識しています。
通常の公式戦のように行うのが基本ですが、投手の負担を減らすために、カウント1-1から始める、複数回の交代を認めるなどの工夫などはしても良いと思います。
2、フリーバッティングゲーム
…これはすごくおすすめです。
通常の練習試合と異なり、投手を相手チーム(攻撃チーム)の子が行います。
もしくは顧問がやっても良いと思います。
ピッチャーは少し前から打ちやすいボールを投げます。
1ストライクもしくは2ストライクから始め、フォアボールはアウトになります。
盗塁は禁止ですが、それ以外は通常のルールでやるので、打撃や守備の良い練習になります。
投手の負担がゼロな上に8人しかいなくても試合ができるのでぜひ取り入れてみてください。
紅白戦にもおすすめです。
短い時間で終わるので、効率も良いです。
↑紹介記事です。
毎年、大会も主催しています。
そちらの記事もご覧ください。
3、ケース試合
…1アウト2塁からスタートなど、ランナーがいるケースから始める練習試合です。
それ以外は通常のルールですが、カウントも1-1からなどのようにすると投手の負担も減るので良いと思います。
通常の練習試合だとなかなか練習したいケースにならないので、ケース試合がおすすめです。
両チームともに同じケースを行っても良いと思いますし、勝敗度外視で「このイニングは1アウト2・3塁で」などと申告制でも良いと思います。
練習試合の2試合目や3試合目におすすめです。
また、近年は練習試合前にケースノックをする取り組みも行っています。
4、ティースタンド試合
…これは投手が投げません。
バッターがティースタンド上のボールを打っていきます。
盗塁は禁止になりますが、それ以外は通常のルールです。
投手の負担がゼロになるのでそこは良いのですが、打球が飛ぶ方向が似たりよったりになってしまうので、個人的にはフリーバッティング試合の方がおすすめです。
5、天覧試合
…顧問の練習にもなる試合方法です。
顧問はバックネットで試合を見守ります。
サインは子どもたちに出させます。
私は部長に出させていました。
子どもにサインを出させることで、選手に自分が普段指導していること、戦略が正しく伝わっているのかの確認になります。
また、子どもたちの自立も促すことができます。
顧問が普段ガンガン引っ張ってしまっているチームはこの天覧試合でボロが出ます。
顧問もバックネットから見ることでベンチの様子、バッテリーの様子、守備の様子など今までに気付かなかったことに気付くことができます。
以上、いろんな練習試合の紹介でした。
〇一番はケガ人を出さないこと
もちろん7イニング制の通常の練習試合も重要なのですが、効率という点では疑問です。
私は以前通常の練習試合を年間100試合以上していましたが、ケガ人が必ず出ていました。
フリーバッティング試合などをうまく使って、ケガ人を出さず、効率を上げていくことも重要になってくると思います。
ぜひ取り入れてみてください。
以上、これからどんどん行われることになる練習試合についてまとめました。
また、野球部の練習試合といえば1日2試合が一般的ですが、それに対して意見を述べた記事もありますのでぜひご覧ください。
関連記事です。