学級開きで何を伝えるかそれで一年間が決まるかもしれませんよ!
学級開きでどんなことをするのがおすすめか紹介します!
〇学級開きで何を伝えるべきか?
さて、今回は「学級開き」をテーマに書きたいと思います。
いつも言っていますが、私は決して野球の先生ではありません。
今までに担任をした際に生徒に配布した学級通信をもとにお話したいと思います。
4年ほど前に3年生を担任したとき、私はそれまでの学年の生徒の様子、学校目標、学年目標、などなど様々なことを踏まえ『ぽかぽか』という学級通信のタイトルをつけました。
そのときの学級開きの際に用いた学級通信が以下のものです。
【学級通信ぽかぽかから抜粋】
学級通信のタイトル通りのクラスを先生は目指しています。
タイトルが「ぽかぽか」に決まった理由は昨日の学級通信でお話ししましたが、「ぽかぽか」クラスになるといいことがたくさんあります。
植物をイメージしてください。
「ぽかぽか」穏やかな気候だと植物はグングン育って大きな花を咲かせます。
逆に「さむざむ」厳しい気候だと植物は大きく育つことはありません。
場合によっては枯れてしまうことだってあります。
人間だって同じだと思いませんか。
穏やかに優しい気持ちで過ごすことができる「ぽかぽか」クラスをみんなで作りましょう。
そんな「ぽかぽか」クラスでこんな人に成長して欲しいという願いが二つあります。
1、人に優しくなって欲しい
校長先生が普段からおっしゃっていることですね。
「ぽかぽか」クラスにするためには、人に優しくできなくてはいけません。
そして、その「ぽかぽか」クラスの中でさらに優しくて思いやりのある人になっていって欲しいです。
「ありがとう」感謝できる、「大丈夫?」友達を気遣える、「ごめんね」素直に謝れる、「がんばろう」励ましあえる…。
そんな人にみんなが成長できたらいいですね。
そうしたら、みんなが楽しく学校生活を送れると思いませんか。
2、社会に出て通用する人になって欲しい
今年でみんなの義務教育年限が終了します。
義務教育が終わるということは社会に出ていくということ。
自分のことは自分でできなくてはいけない年になっていきます。
中学校卒業後に高校に行ったとき、または就職したときに困らないように、自立した大人になって欲しいです。
といっても、難しく考えるのではなく、「時間をしっかりと守る」(=チャイム始業)、「提出物をしっかりと出す」、「決まりを守る」などといったことをしっかりとできるようにしましょう。
「ぽかぽか」クラスの中でみんなで励ましあってがんばればできるはずだよ。
〇クラスはみんなの居場所でなければならない
以上のような学級通信を用いて生徒に話をしました。
この『ぽかぽか』はこれよりも以前に3年生の担任をした際に、受験に向かうにつれてクラスがギスギスした雰囲気になってしまったという苦い経験からきたものになっています。
学校の目標が『人に優しい学校』、学年目標が『やる気、根気、思いやり』だったので、それともつながるように『ぽかぽか』と設定しました。
学校や学年の目標を踏まえて、ご自身でどんなクラスにしたいか考えていくことになると思いますが、ここで考えて欲しいことは
「クラスはみんなの居場所でなければならない」
ということです。
どういうことかというと、「元気いっぱいのクラス」などというクラスを目指すと、その元気についていけない子がでてきます。
担任が目指すクラスは「穏やか」で「誰もが居心地の良い」クラスでなければいけないと思います。
毎日学校に通うためにパワーが必要なクラスでは不登校になってしまう子や、居場所がない子が出てきてしまうということです。
その点を踏まえてどんなクラスにしたいかを考え、子どもたちに伝えていくと良い学級開きになると思います。
以上、学級開きについてまとめました。
黄金の三日間などと言われるように、この学級開きの時期にどんなクラスにしたいのかしっかりと語ることで、良いスタートが切れると思います。
4月は忙しい時期ですが、みなさんお身体にはお気をつけてがんばっていきましょう。
また、学級開きに関してはたくさんの本が出版されているので参考にしてみてください。
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