みなさんのチームではキャッチボールをどう行っていますか?
キャッチボールについて考えてみましょう!
↑今話題の早実清宮くんと野村くんのキャッチボール。これは完全にアップですね。
〇キャッチボールは練習である!
キャッチボールについてみなさんどのように考えていますか?
キャッチボールをウォーミングアップととらえていらっしゃる方もいるでしょうし、練習だと考えていらっしゃる方もいるでしょう。
先日、フェイスブック上で同じような議論がなされていましたが、多くの方が「キャッチボールは練習である」とおっしゃっていました。
私もキャッチボールは練習だと思っています。
一応ここで私のキャッチボールのメニューを紹介します。
1、正対し、上体だけで投げる。左手の使い方を意識する。リリースの位置の確認のために、リリースの瞬間にグラブで投げ手の手首をたたく。
2、通常のキャッチボールでどんどん下がっていくが、全ての送球を打球だと思って準備、反応を行う。よってワンバウンドしそうな送球でも全てノーバウンドで捕るように突っ込む。また、捕球後は必ずステップをし、肘を上げるところまで行う。声は出さなくて良いので集中して行う。
3、塁間の距離でワンバウンドスローを行う。捕球側は①伸びて捕る、②タッグ、③その他各自の課題を行う。
(日によってはこの後、ピッチング練習を行う)
4、近づいて15メートルほどの距離でクイックスローを行う。
5、4人1組になってショートバウンドの捕球→スローを行う。
6、4人1組のままランニングスローを行う。
日によってプラスアルファの練習を入れることもありますが、毎日行うことは以上になります。
ポイントは全ての送球を打球だと思って対応することです。
これを繰り返し行うことでノックを受ける並の効果があります。
↑こちらに詳しくかいてあります。
ただ、今回お伝えしたいことはキャッチボールのメニューのことではありません。
〇キャッチボールって簡単な練習なの?
今回お話したいのは、キャッチボールを練習ととらえるのであれば、
「キャッチボールは難易度の高い練習」
であるということです。
高校生のレベルになれば、キャッチボールは基礎練習にあたるかもしれません。
しかし、私が中学生を指導していて思うのは、中学生以下の子たちにとってキャッチボールは難易度が低い練習ではないということです。
私のキャッチボールメニューであれば、捕ること、投げること、ステップ、クイックスロー、などなどたくさんのことが求められます。
これらが最初からできる中学生はなかなかいません。
小学生ならなおさらなのではないでしょうか。
だとすれば、このキャッチボールに備える基礎練習が必要になります。
「キャッチボールに備える基礎練習」みなさん行っているでしょうか。
よくキャッチボールの際に指導者からこんな声がかかります。
「正面に投げろよ」
「捕ったら素早く投げろよ」
「足を使えよ」
よく聞く言葉です。
ですが、
正面に投げる正しい投げ方を指導していますか?
素早く投げるための捕球の仕方、
素早く投げるステップの仕方を指導していますか?
足の使い方を指導していますか?
こちらができるはずと思っていることでも子どもは分かっていないことが多々あります。
また、そもそも指導者の側が自分で言っておいて詳しく説明できないということもあります。
もう一度言いますが、キャッチボールを練習とするのならば、子どもにとっては難易度の高い練習になります。
キャッチボールに備える基礎練習、ぜひ考えてみてください。
甲子園出場経験もある日大鶴ヶ丘高校ではキャッチボール指導に力を入れていることで有名ですね。
これは若干難易度は高いと思いますが、小学生なら小学生、中学生なら中学生に合ったキャッチボールの基礎練習を指導していくことが大切になるのではないでしょうか?
〇ではキャッチボールに備える練習とは?
捕るだけ、投げるだけを繰り返すことがキャッチボールに備える練習になると思います。
近い距離でネットスローをしたり、大人が緩く投げたボールを片手でキャッチする練習などが考えられます。
ちなみに私のおすすめは
シャドウキャッチング&シャドウスローです。
右利きであれば、
①左足のつま先を上げて構え、
②捕球と同時につま先をつき、
③右足を一歩前に垂直に踏み出し、
④左足を投げる方向に踏み出して投げる。
これを「1・2・3・4」のリズムではじめはゆっくりと行い、だんだんと速くしていく。
これを行うとキャッチボールがどんどん上手になっていきます。
簡単にいうとリズムに合わせてキャッチボールの動きをするところから始めるということです。
これは野球を始めたばかりの子には非常に有効な練習になります。
ぜひ取り入れてみてください。
守備についてタクトTVは相当に参考になるのでぜひご覧ください。
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