練習試合では投手の肩が心配…
でも試合経験は積んでいきたい!
そんなときにおすすめなのがケースノックです!
〇練習試合をどのくらい入れるべきか?
練習試合をどのくらいすべきか中学校までの指導者なら一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
部員数が20名ほどいるのであれば土日で4試合の練習試合をこなすこともできると思うのですが、現在は10名ちょっとでがんばっている野球部も多く「経験は積ませてやりたいけれども、投手を中心に選手の負担が心配」という方も多いのではないでしょうか?
今回は投手の負担を減らしても試合経験を積める練習として、「ケースノック」をすすめたいと思います。
中学生までだと圧倒的に経験が不足しています。
ですから練習試合などの実戦形式の練習を多く取り入れたいところですが、あまり無理をするとケガにつながることもあります。
特に投手のケガが心配なので、練習試合を行うのであれば工夫をすべきだと思います。
以前いろいろな練習試合についてまとめたので以下のリンクを参考にしてください。
〇おすすめは合同練習で行うケースノックやゲームノック!
近年の少年野球、中学校部活動の様子を見ていると人数不足で困っているチームも多く見られます。
9人ギリギリで練習試合をすると選手の負担も大きく、2試合行うのは厳しいかもしれません。
そこでおすすめなのが、他のチームと合同練習形式で行うケースノックもしくはゲームノックです。
↑密かに私は合同練習をおすすめしています。
守備側のチームと攻撃側のチームに分かれ、攻撃側のチームはランナーになります。
ノックは守備側チームの顧問が行い、様々な場面を想定してノックを行い、ある程度の時間で攻守交替します。
この練習のメリットは以下の通りです。
・練習試合と異なり投手の負担がない。
・ノッカーが意図した打球を打つことができる。
・ミスが出た場合、同じ打球を繰り返し練習することができる。
・9人揃わなくても2チーム合計で15人程度いれば選手を借りて練習ができる。
・練習試合よりもランナーがいるケースの練習ができるので走塁練習になる。
・試合よりもテンポが速いのでキーピングウォームしやすく、ケガをしにくい。
↑キーピングウォームについてはこちらをどうぞ。
盗塁の練習はできませんが、それ以外の実践練習はできるので非常におすすめです。
人数が少ないチームほど実戦形式の練習が不足しがちだと思いますから、少ないチームはぜひ取り入れてみてください。
冬季の練習試合をどうするか悩む方も多いと思うのですが、冬季の練習試合の代わりにもおすすめです。
最近は練習試合の前に相手チームにお願いして行うことも多いです。
練習試合では公式戦と同じようなルーティンで動くチームが多いのですが、正直、毎週毎週それを行うことは無駄なように感じています。
そこでキャッチボールを終えたら合同練習のように15分程度ずつケースノックをし、その後練習試合という形にしています。
これはかなりおすすめです。
〇ただし、まずは基礎練習!
ただ、私は基本的には普段のチーム練習では基礎練習を重視しています。
特にオフシーズンは公式戦が無いので、ごまかす必要がありません。
公式戦があると、そのときの現状でできることを精いっぱいやる必要が出て来ます。
たとえば私であれば、スローイングに課題がある場合、ワンバウンドスローでごまかすことがあります。
これは送球難の選手の応急措置、処方箋としては有効ですが、もちろんこのままで良いはずはなく、練習で改善を目指す必要があります。
また、変化球を十分に投げることができない投手にスローボール、いわゆるイーファスピッチを投げさせることもあります。
本来はカーブを投げることができれば良いのですが、公式戦に間に合わない場合はこういった策を考えることもあるわけです。
公式戦でごまかすしかなかった部分をオフシーズンでしっかりとできるようにしたいわけですね。
特におすすめなのが以下の基礎練習です。
主にはこういった練習です。
こういった練習で基礎力をつけた後に応用練習を行います。
こういった練習を経てからのケースノックというのが一番良いと思います。
いきなりのシートノックではなく、少しずつのステップアップ、そしてできなかったらまた基礎練習に戻るという流れが重要だと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
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