ちょっとした選手の努力を評価する工夫!
MVPを決めることで選手のモチベーションアップをはかろう!
〇MVP制度を利用して選手の小さな努力を評価できるようにしよう!
部活動終了後のミーティングでMVPを決めるという取り組みをしていたことがあります。
以前「クラスでやってみてはいかがですか?」ということで記事を書きました。
このMVP制度、なかなか効果が高いので取り組んでみてはいかがでしょうか?
試合で活躍した選手を選ぶのも悪くないですが、私はこのMVP制度を
「目立たないけれども一生懸命努力している」
「影でサポートをがんばってくれている」
そんな子にスポットライトを当てるために利用していました。
「MVPを取るためにがんばる」という子が出るのも悪いことではないと思うのですが、この取り組みを始めて一番良かったことは、いろんな子がいろんな場面で評価されるということでした。
そうすると次第に目立たない選手にもチーム内での居場所が出来ていきます。
次第に自分が活躍できる場を見つける子も出てきます。
結果としてチーム力は上がっていきます。
ちなみにMVPは選手間投票で決めたり、部長が決めたり、顧問が決めたり、などなどいろんな方法で決めていました。
基本は選手に選ばせていたのですが、目立たない活躍に気づかない場合もあるので、その場合は顧問が「今日はこんなところでがんばっていた子もいたよ」という形で発表していました。
私は副賞としてMVPシール10枚で「マンツーマン指導券」などとお遊び的な要素も入れていましたが、それは人それぞれで良いと思います。
なかなか効果の高い取り組みなので、ぜひやってみてはいかがでしょうか?
〇部活動通信の取り組みと組み合わせると効果がさらに高まる!
以前、部活動通信のお話をしました。
MVPの取り組みと部活動通信の取り組みを組み合わせると効果はさらに高まります。
部活動通信でその週のMVP選手とその理由を説明するのです。
(例)
1月7日 Aくん…片づけを率先してやっていた。
1月8日 Bくん…守備練習のときに一番大きな声で守っていた。
1月9日 Cくん…グラウンドの移動が一番早かった。
1月10日 Dくん…後輩へのアドバイスを一生懸命していた。
1月11日 Eくん…走塁練習で最後まで手を抜かずに全力で走っていた。
このような形で紹介すると、改めて評価されることになるのでその選手のチーム内での評価は上がり、居場所が確保されていきます。
また、保護者の方も細かい努力を評価してくれているチームに対して好意的に感じてくれますし、自分の子どもがどういうところでがんばっているのか知ることができます(この頃の選手は保護者に詳しく話さない子も多いです)。
累計MVP獲得数なんかも掲載するとさらにモチベーションが上がるかもしれませんね!
ぜひ取り入れてみてください。
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