大きなフォロースルーを取って長打を打てるように目指しましょう!
なかなか長打が出ない原因、フォロースルーにあるかもしれません!
〇フォロースルーは大きく!
外野オーバーの長打を打つためにはバッティングフォームの中で必須な部分があります。
それは「フォロースルーが肩よりも上に来ること」です。
バッティングにはいろんな要素があり、どれも重要なのですが、フォロースルーが肩よりも上に来ないと打球が上がりません。
少し考えれば分かることなのですが、そうしないとバットの軌道が大きなフライを打てる軌道にならないからです。
今一度自分のスイング、選手のスイングのフォロースルーを確認してみてください。
なかなか長打が打てない選手はフォロースルーが腰のあたりに来ている場合があります。
メジャーリーガーやプロ野球のホームランシーンを見てみるとほとんどのフォロースルーが肩よりも上に来ています。
ソフトバンクの柳田選手なんかは肩よりもずいぶんと高いフォロースルーですよね。
また、ここ最近でびっくりしたのはオリックスの吉田正尚選手。
【Macho Man】オリックス・吉田正尚 #34 2019年ホームラン全29本
彼はべらぼうにフォロースルーが大きい上にスイングの軌道もキレイ。
おまけに片手フィニッシュも身に着けているというホームランシーンだけ見るとメジャーリーガーのような選手です。
彼のバッティングは参考になるので2020年シーズンもぜひ注目してみてください。
というように、まずは自分のフォロースルーがどうなっているのか確認してみてください。
もしもフォロースルーが低かったり(高めのボールは軌道を入れると低くなることはあります。確認するときは真ん中や低めで確認してみてください。)、小さかったりしていたら、高く大きなフォロースルーを取ることができるように練習していきましょう。
ただし、当然ただやみくもに高く大きくしようとしてもできませんし、腰を痛めてしまう恐れも出てきます。
そこで、おすすめするテクニックが「前足の解放」です。
どちらかというと、野球界では
「後ろ足をしっかりと回せ!」
と言われることはあっても、
「前足をしっかりと回せ!」
と言われることは少ない気がします。
むしろ、前足は壁を作るように、回しすぎないことが求められることが多いのではないでしょうか?
しかし、それでは大きなフォロースルーを取ろうとして、身体(腰、股関節)は回転したいのに、前足でロックがかけられてしまうという状態になります。
それでも無理にフォロースルーを大きくすると野球腰などの故障に繋がってしまいます。
そこでオススメなのが先に述べた「前足の解放」です。
↑こちらもどうぞ。
もちろん打つまで、ミートするまでは前足は解放しません。
ミート後に前足を回転させていきます。
これを「前足の解放」と呼んでいます。
この前足の解放を行うことで、後ろ足もさらに回転するようになりますし、股関節もロックがかからずに動くので、大きなフォロースルーが実現します。
大きなフォロースルーを取っているので腰に負担がありそうだと思うかもしれませんが、ロックがかかっていないので逆に負担は少ないです。
これは「L字逆手」などのドリル練習でできるようになっていきますので、ぜひ取り組んでみてください。
↑こちらも併せてご覧ください。
〇もちろんスイングの軌道も大切!
もちろん、フォロースルーが高くなるだけで必ず長打が打てるわけではありません。
タイミングの取り方、テイクバック、回転などいろんな要素がバッティングにはあるからです。
特にスイングの軌道=スイングパスはかなり重要だと考えています。
というか、スイング軌道が良くなってくるとフォロースルーも大きくなりますし、フォロースルーが大きく取れるようになってくると軌道も良くなってくるので、表裏一体だと思います。
↑今回の主題とはずれるので、スイングパスについてはこちらをご覧ください。
また、スイング軌道については宮川理論が分かりやすいと思います。
紹介になるのですが「宮川理論」の軌道の練習、逆手や振って戻す練習をおすすめします。
さらに、片手フォロースルーにすることもケガ予防に効果があります。
ただし、片手フォロースルーに関しては宮川理論で言うところの逆手の使い方ができないといけないと思うので、興味がある方は宮川理論を学んでみてください。
以前紹介した宮川理論の記事をごらんください。
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