トスバッティング(ペッパー)は大事な練習ですが…
練習効率は考えないといけないかもしれませんよ!
※近年はデメリットも多いため、私はメニューに組み込んでいません。取り入れる場合はコネる癖がつかないように注意してください。
〇トスバッティングは大事な練習!でも効率も考えよう!
今日はバッティングの基礎練習4トスバッティングです。
ちなみに他のバッティングの基礎練習シリーズは
です。よろしければこちらもどうぞ。
いろんなチームの練習を見ていて「この練習はちょっと効率が悪いんじゃないかな」と思うことがあります。
質の高い指導、質の高い練習をしていても効率が悪いと効果は落ちてしまいます。
よくトスバッティング(ペッパー)にものすごく時間をかけているチームがあります。
4人グループなんかを組ませて、ピッチャーとバッター以外にバッターの後ろに一人、ピッチャーの後ろの守備に一人などというやり方です。
そんな感じでチームによっては20分ぐらいやっている場合があります。
もしくは、時間はそんなにかかっていないけれども一人が打つ本数が少ないというケースもあります。
これは非常にもったいなく感じます。
〇工夫すれば効率は良くなる!
確かに上手でない選手がトスバッティングをするとバッターやピッチャーの裏にボールが行ってしまうことが多いのですが、バッターが空振りしたときに備えるとすれば、後ろにネットを置けばこと足ります。
これで一人減らせます。
また、基本的にはピッチャーにワンバウンドで返す練習のはずですから、後ろの守備は必要ないはずです。
もし、トスバッティングが下手で後ろに守備がいないと練習にならないというのであれば、ソフトボールで行うことをすすめます。
ソフトボールは野球のボールよりも大きく、打球が弱くなるためトスバッティングを非常にやりやすい特徴を持ちます。
初心者にピッタリです。
これであれば二人ペアでできるはずです。
※ちなみにソフトボールは意外と高いので検定落ち球を買いましょう。
また、一人10球などという形でやるとペアによってかかる時間が異なるため、時間でやることをおすすめします。
一人2分で何回できるかゲーム形式にするとピッチャー側もフットワークを意識してやるようになるので二人ともに練習効率があがります。
このやり方でやるとトスバッティング全体の時間も5分ちょっとで終わり、なおかつたくさんこなすことができます。
〇そもそもトスバッティングの効果って?
トスバッティングの効果に疑問をお持ちの方も多いようです。
プロ野球選手もトスバッティングを試合前などに行っていることがあります。
しかし、正直、レベルが上がると練習という意味合いよりは、スイングの確認作業、もしくは完全にウォーミングアップといった意味合いが強くなってくると思います。
プロ野球選手がトスバッティングを多くやったところでバッティングが飛躍的に良くなるとは考えにくいです。
レベルが高い高校野球の選手なんかも同様だと思います。
しかし、少年野球や中学野球部なんかの選手の場合、そもそもバットの芯にボールを当てることが難しいですし、もっとひどいと、どこにどう当たるとボールが転がるのか、フライになるのか分からない子もいます。
ですから、レベルが低い場合はバットの出し方を確認したり、バットのどこに当たるとどう転がるか覚えていく重要な基礎練習になると言えます。
また、エンドランの練習にもなると思いますので、ぜひ取り入れてみてください。
上記のような工夫をして、より効率の良い練習にしてみてはいかがでしょうか?
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