軟式野球の守備で一番重要なポジションはどこだと思いますか!?
硬式野球と違う部分もあります!
守備力が高い選手をサードに置きましょう!!
〇高校野球やプロ野球で上手なのはショート!
今年は甲子園を含め、高校野球の試合をたくさん見ることができました。
普段私は中学生の指導を行っているので、中学生と比べると打撃も守備も本当にレベルが高いなあと感動します(まあもちろんまだ高校生ですから「ん?」と思うところもありますが)。
特にすばらしいなと感じるのが、ショートの守備です。
おそらく各チームで一番守備が上手な選手がショートを守っていることでしょう。
高校野球でもプロ野球でもショートは守備の要と言われます。
どのチームのショートの選手も本当に上手に見えます。
〇軟式野球で一番重要なのはサード!
では、中学軟式や少年野球でのショートはどうでしょうか?
私は軟式野球で一番重要なポジションはサードだと考えています。
これは中学生以下の軟式野球の特性が影響しています。
①硬式のように球足が速くないため、ショート前の弱いゴロはサードの守備範囲になる(ショートが捕るとアウトにならない)。
②バッターのレベルも高くないため、引きつけられずにサードゴロが多い。
③硬式に比べてヒットが出にくいためバントが多い。
④硬式よりもボテボテの当たりが多いため、サードの定位置が硬式よりも前になる。したがって打球への反応が早くないといけない。
以上のような理由から、中学生以下の軟式野球では硬式よりもサードの守備の重要性が増します。
したがって、高校野球やプロ野球と異なり、一番守備力の高い選手をサードにすべきだと私は考えています。
もちろんショートが重要ではないということではないので、二番目に上手な子をショートに置くようにしています。
もし、サードの重要性をそこまで考えていなかったチームの方は、ぜひサードとショートをコンバートしてみてください。
チームの守備力が上がるはずです。
ただし、軟式野球でも高校生以上になってくるとバッターのレベルも上がるため、ショートの方がやはり重要になることもあります。
周囲のチームのレベルを見て検討してみてください。
ちなみにサードの守備をさらに鍛えたいと思ったら下の練習がおすすめです。
これらの練習の際に高く弾んだ打球をショートバウンドで処理するプレーを多く行うようにしてください。
サードの守備では弾んだ打球を前で処理する必要があります。
ゴロ捕球でひたすらに反復練習することが大事になります。
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