スクイズって初めから構えていたらダメ!?
常識を疑うことも大切かもしれません。
〇常識を疑ってみることも大事!
私は独身時代、よくカフェなどで野球のことを考えました。
次の日の練習メニューであったり、もっと効率の良い練習を探したり。
一日2時間くらいは野球のことを考えていた気がします。
あるとき、野球の常識をどんどん疑ってみることにはまった時期があって、いろんなことを考えました。
以前お話ししたセカンドの守備位置をセカンドベースにかなり寄せることもこのとき思いつきました。
軟式野球はランナー1・2塁でファーストがベースについていたほうが良い説もこのころ思いついています。
最近では外野4人シフトも。
しかし、まともなことばかりではなく、2塁ランナーはショートに正対してリードしてみたらどうか、3塁ランナーは3塁ベースの後ろからリードしたらどうか(これは実際にやっているチームがありますが)、など今思うと微妙なことも真剣に考えていました。
そのときに考えたことの一つに
「スクイズは最初から構えていた方が良いのではないか」説があります。
とりあえず、一般的なスクイズの動画を見てみましょう。
この動画を見てお分かりいただけると思うのですが、ピッチャーや内野手が「スクイズだ!」と判断してダッシュしてくるのは、バッターがスクイズの構えを取った瞬間です(サードランナーのスタートが早すぎた場合を除く)。
これはピッチャーのボールが高かったのもありますが、初めから構えていたら成功していた気もしませんか?
〇最初から構えていた方がメリットが大きいのではないか?
ということで、成功例と失敗例を見てもらいましたが、もし仮にスクイズを最初から構えていたとしましょう。
もちろん、初めから構えていて必ず実行するわけではなく、ウェイトすることもあれば、バスターに切り替えることもあるという前提です。
こうしたときに出てくるメリットには以下のものがあります。
①ピッチャー・内野手が「スクイズだ!」と判断してダッシュをするタイミングが遅れる。
②単純に初めから構えていることで成功率が上がる。
③常識的に考えて初めから構えていてスクイズをすることはないので、キャッチャー心理からするとウエストしづらい。
④ピッチャー・内野手の反応が遅れる分、セーフティスクイズにしても決まりやすい。
というようにけっこう良い点があります。
デメリットを上げるとすれば、ここからヒッティングに変えたときにバスターの形になってしまうので長打率は落ちるかもしれません。
でもそれくらいではないでしょうか?
4回表 野村祐輔スクイズ 2017/9/18 vs阪神 甲子園球場レフトスタンドから
2017年9月18日の試合で野村投手が初めから構えを取っている状態でスクイズを決めています。
このようにやった方が決めやすいのではないでしょうか?
ということでおすすめしたいところなのですが、実は私はそんなにこのスクイズを行ったことがないんですね汗。
なぜかというと、中学軟式の顧問の先生はお分かりになるかと思うのですが、私はランナー3塁の場合、エンドランを採用しているからです。
なのでこのスクイズは練習試合で何度か(10回くらい?)やらせてみたくらいなんです。
ですから、もっと行ったら何か不具合が出てくる可能性もあると思います。
ということで、みなさんからこの作戦いかがなものかご意見いただけたら嬉しいです。
試していただける方がいたら感想をお待ちしています。
【追記】
現在のチームではスクイズをやる場合はこちらのスクイズを採用しています。
正直、ほとんどヒッティングさせるので、それほどサンプル数は多くないですが、失敗することはあまりないですね。
外されたことは一度もありません。
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