まさかのサヨナラインフィールドフライ…
高校野球から学ぶ野球の怖さ!
センバツ 2018 第90回選抜高校野球大会完全ガイド (週刊ベースボール別冊春季号)
- 作者: 週刊ベースボール編集部
- 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
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〇「野球の神様はなんて残酷なんでしょう。」
実況の方の言葉が胸に突き刺さります。
野球は一瞬の隙が命取りになる。
そんなふうに考えさせられる試合を見てみましょう。
今回は高校野球から野球の怖さを学んでみたいと思います。
さっそくですが、下の動画をご覧ください。
高校野球ファンの中ではすでに有名な動画かもしれません。
私はリアルタイムで見ていたわけではないのですが、この動画を見て様々な思いがよぎりました。
もし自分が武相高校の選手だったら…
もし自分が武相高校の監督だったら…
もし自分が武相高校の選手の親だったら…
やるせない気持ちになるでしょうね。
また、もし自分が日大藤沢のサードランナーだったら、あの隙をつく走塁ができたでしょうか?
もし自分が日大藤沢の監督だったら、隙を狙う走塁をここまで徹底できていたでしょうか?
いろいろなことを考えさせられる動画です。
ルール的にはインフィールドフライはインプレーですから、リスクをおかしてホームへ向かうことには何の問題もありません。
武相高校側がタイムをかけていればホームインは認められませんが、タイムをかけていたかどうかは動画では確認できませんし、そもそもランナーが先の塁を狙う姿勢を取っていた場合はタイムの要請があっても審判はタイムをかけることができません。
したがって、非情な結果になってしまいますが、
武相高校に隙があり、その隙を見逃さなかった日大藤沢の方が強かったということになります。
〇サヨナラインフィールドフライから学ぶこと!
実はネット上ではこのときの武相高校の態度を批判する声があります。
この批判はごもっともではあると思います。
しかし、私は普段から「人間形成」をうたっていますが、
もし私が武相高校の選手であったとしたら、ここで素直に敗戦を受け入れて日大藤沢を称える自信はありません。
また、もし私が武相高校の監督であったとしても、ここで素直に敗戦を受け入れて日大藤沢を称えることができるようなチームを作る自信はありません。
3年間一生懸命に甲子園を目指してやってきた結果、打たれて負けるならまだしも…
考えるだけでも恐ろしいですね。
しかし、野球とはそういうスポーツです。
この試合を見て、
①日大藤沢のように一瞬の隙を見逃さないチームを作る。
②一瞬の隙も見せないチームを作る。
③たとえこのような非情な敗戦であったとしても受け入れられる選手たちを育てる。
ということを私は目標としました。
武相高校の選手がこんなブログを見ているわけはないと思いますが、もし見ていたとしたら、この敗戦を糧に、その後の社会で活躍してくれることを願っています。
こちらには日大藤沢山本監督さんのお話が、
高校野球・神奈川を戦う監督たち2 「神奈川の覇権を奪え! 」
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こちらには武相高校桑本監督さんのお話が掲載されています。
高校野球ファンにおすすめの本です。
まだまだ未完成ですが、この試合の影響もあり始めた私の「日本一の礼儀への挑戦」は以下のリンクをどうぞ。
ちなみにインフィールドフライについて丁寧にまとめた記事がeラーニングベースボールにありましたので、ぜひご覧ください。
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