少年野球、中学軟式野球のバントシフトの基本をまとめました!
ぜひ取り入れてみてください!
〇バントの処理が勝敗を分ける!
現在、私自身は打てるチームを目指しています。
しかしながら、野球、特に軟式野球においてはバントという作戦は非常に有効な作戦です。
守備力が低い場合にはオールセーフになってしまい、そこから失点するなんていうシーンも多いですよね。
ですから、トーナメントを勝ち上がっていきたいと考えた場合、バントへの対策をいかに徹底するかということが重要になってきます。
今回はバントシフトについてまとめますので、参考になれば幸いです。
〇ランナー1塁のバントシフト!
ランナー1塁の際にはファーストがベースに着くことになります。
そこで、バントに対応するのはサードとピッチャーが基本になります。
下の図をご覧ください。
サードはあらかじめ定位置よりもかなり前に守り、投球に合わせてプレスをかけます。
ピッチャーは三塁側はサードがいるので、投げたら一塁側に走り、バントに備えます。
基本的にはセカンドベースカバーはショートが入るとゲッツーも狙いやすいのでショートがいいでしょう。
セカンドはファーストベースカバーに向かいます。
サードとピッチャーで打球を処理しなかった方は三塁ベースカバーに向かうのも忘れないようにしましょう。
繰り返し練習しないとどのくらいの打球だとセカンドでアウトを取れるか感覚がつかめないので、バント処理の練習は本当に何度も繰り返し練習するようにしましょう。
〇ランナー2塁のバントシフト!
こちらの方が難しいプレーになります。
まずは一般的に用いられているバントシフトを紹介します。
下の図をご覧ください。
こちらの図のようにファーストがプレスをかけ、1塁側のバントを処理します。
ピッチャーは投げたらすぐに3塁側に走ります。
ピッチャーの正面もファーストが処理した方が早い場合が多いです。
高校野球などでも用いられている一般的なバントシフトです。
右ピッチャーは捕球後に回転して投げることが要求されるため、かなりの練習が必要になります。
【2012ドラフト指名】祐誠高校 若松 駿太 投手 バント処理三塁封殺
このバントシフトの難点はセカンドが移動してファーストベースに着くことになる点です。
移動しながら捕球をし、ベースを踏むのはなかなか難しく、試合ではここでミスが出ることもあります。
そこで、私が提案するバントシフトが以下の図です。
ファーストではなく、セカンドを前進守備させます。
ファーストはベースに着いたままです。
こうすることで、バント処理後に1塁への送球でミスが起こる確率がグンと下がります。
また、多くのチームでファーストの選手よりもセカンドの選手の方が守備力が高い場合が多いので、バント処理自体も上手くいく可能性が高いです。
なぜこういったバントシフトが可能かというと、少年野球や中学軟式野球では「ライトゴロ」があるからです。
以前、守備位置のことを記事にしました。
「ライトゴロ」があるおかげでセカンドゴロを取れなくても良くなるので、こうやって思い切ってセカンドを前進させることができます。
バント処理でのミスがかなり減りますので、ファーストの守備力に不安がある場合はぜひ取り入れてみてください。
ただし、注意点があって、このシフトは「ライトゴロ」が取れる場合に限ります。
相手チームの打線が強力で、ライトを深めに守らせなくてはいけない場合などはこのシフトは敷きづらくなりますから注意してください。
↑ライトゴロを取れるようになる練習です。
バントをする側へのアドバイスはこちらです。
〇投内連携は毎日のように練習をすべき!
バントシフトの基本についてお話ししてきましたが、バント処理を中心とする投内連携は試合で必要とされることが多い割に、練習する機会が少なくなりがちです。
そこで私はできるだけ毎日、投内連携の練習をすることをおすすめしています。
接戦の際には投内連携が勝敗を分けることもあります。
ぜひ丁寧な指導を心がけて欲しいと思います。
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