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ホセ・アルトゥーベ!167cmで2年連続24本塁打!2017年はMVP獲得!!【MLB2019年注目選手】

MLB最小167cmの身長で2シーズン連続24本塁打!

2017年シーズンは打率.346で31盗塁、ワールドシリーズ制覇でMVP獲得!

もはやスーパースター!

2019年もホセ・アルトゥーベに注目!!

 

 〇小兵でもメジャーで活躍できることを証明!!

ホセ・アルトゥーベ選手については2016年シーズン以前からご存じだった人も多いのではないでしょうか?

2012年からメジャーに定着し、2014年シーズンにイチロー以来となる首位打者・最多安打・盗塁王を同時に獲得したことで一躍有名になったアストロズの選手です。

2014年シーズンの活躍で一気に有名となったホセ・アルトゥーベ選手の特徴は何といってもその身長!

公称では167cmとメジャー最小。

日本球界にいたとしても野手最小になります。

しかも、公称は167cmですが、一説によると実際は165cmないという噂(こういうのってけっこう盛りますよね)。

 

そこだけ聞くとまあ小兵のイメージを持ちますよね。

いわゆるイチロー選手のようなシングルヒットや内野安打を量産するタイプをイメージすると思います。

実は私も2014年のときは映像もろくに見ないで勝手にそう思っていましたが、ホセ・アルトゥーベ選手は全然違います。

パンチ力があります!

 

2014年こそ7本だったホームランですが、2015年は15本、2016年シーズンにいたっては24本も打っています!

2016年は打率.338、ホームラン24本、盗塁30とすさまじい成績で首位打者を獲得しています。

さすがにここがキャリアハイかと思った人が多かったでしょう。

私もそう思いました笑。

しかし、2017年は2016年の成績をさらに上回る打率.346、ホームラン24本、盗塁32と軒並み2016年を上回る成績を残しました!

アストロズも彼の活躍でワールドシリーズ制覇!

2017年シーズンMVPを獲得しました!!

2017年シーズンで4年連続の200本安打という歴代2位の記録も達成しています!

※ちなみに歴代1位は10年連続のイチロー選手…。桁が違う…。

 

2018年シーズンは故障の影響もあり、少し成績を落としてしまいましたが、それでも打率.316、ホームラン13本、盗塁17と相変わらずの好成績を残しています。

ただ、残念ながら連続200本安打の記録は途切れてしまいました。

 

では、彼のプレーを見てみましょう!


Jose Altuve Ultimate 2016 Highlights

 


Altuve collects 204 hits in 2017

 

まあ見るからに足が速そうなのと、守備がうまそうなのは分かるのですが、バッティングの力強さがすごいと思いませんか?

おそらく、日本であれば167cmの時点で指導者に「コツコツ当てていけ」だとか「セーフティバントの練習をしろ」だとか「カットの練習をしろ」と言われてしまいそうなものです。

しかし、彼のバッティングを見て、指導者も選手も、日本野球界は意識を変えないといけないのではと思います。

その辺に関してはこちらでも書きました。 

www.taguchizu.net 

www.taguchizu.net

  

また、さらに2017年地区シリーズ初戦ではなんと1試合3ホーマーを記録!


【168センチの怪物】とんでもない快挙‼︎3打席連続ホームラン‼︎世界一の化け物!

しかも相手はレッドソックスの大エース、クリス・セール投手ですから、これまたすごい。

この3発を見ても上背が無いから長打は打てないなんて思ったらいけないですよね! 

Jose Altuve (Sports All-Stars)

Jose Altuve (Sports All-Stars)

 

  

〇2017年シーズンはMVP獲得!!2018年シーズンはトリプル3だ!!

2016年も個人的にはMVP級の活躍をしたと思うのですが、MVPはマイク・トラウト選手が獲得(日本人の感覚だと下位に沈んだチームから選ばれるのは微妙だと思ったのですが、MLBは関係ないですね。)。

しかし、先にも述べたように2017年シーズンはさらなる活躍をし、ワールドシリーズ制覇とともにMVPを獲得しました!

2017年シーズンはヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が新人王の資格をもつ若手ながら52本塁打と記録的な活躍をしたので強力なライバルになると思われていました。

正直、私もジャッジ選手のインパクトが強すぎたのでアルトゥーベ選手が不利かなと感じていたのですが、無事にMVPを獲得。

www.sponichi.co.jp

まあWARはアルトゥーベ選手が上回っていたので、順当と言えば順当なのですが、やはりMLBの方がセイバーメトリクスが浸透している分、しっかりと実力を評価しているなと感じました。

 

ちなみに、彼の課題をあえてあげるなら現地では意外にも守備面と言われているそうです。

セカンドの守備では2015年にゴールドグラブ賞を獲得していますが、DRS(守備防御率)という守備の貢献度を表す指標は毎年あまり高くなく、2015年、2017年以外は平均以下となっています。

といっても、メジャーのセカンドはみんな化け物みたいな選手ばかりなので(笑)、映像で見ると普通に上手に見えます。


Jose Altuve | Gold Glove | 2015 Highlights ᴴᴰ

あくまでもメジャーの中では平均ということですね。

日本にいたら普通にスーパープレーヤーだと思います。

 

あと、やたらと足が速いです。


ホセ・アルトゥーベ 内野安打時の一塁到達タイム

個人的には忍者みたいな選手だと思っています。

意外にも盗塁死は多かったのですが、2017年シーズンは減りました。

やはり忍者として進化を遂げているのだと思います。

  

さて、2019年シーズンですが、 

2年ぶりのMVP獲得を期待しています。

彼が活躍することによって日本人の野球観が少しでも変わってくれると嬉しいと思って紹介しました。

身体が小さくても、努力と技術で対抗できるという証明をし続けて欲しいと思います。 

MLB選手名鑑 2018―MLB COMPLETE GUIDE 全30球団コンプリートガイド (NSK MOOK)

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