2016年シーズンに41本塁打を放ち、ホームラン王に輝いたクリス・カーターが日本球界に移籍を検討!?
2017年は結局、ヤンキースと契約したものの、あまりにひどい成績で6月24日の試合後にヤンキースをクビに!!
2018年も日本球界入りも視野に入れていましたが、エンゼルスとマイナー契約が決定!!
〇MLBのホームラン王が日本球界入りを検討していました!
2017年にこちらのニュースを見たときはさすがに飛ばし記事だと思いました。
もちろんクリス・カーターがFAになっているのは知っていましたが、どこかの球団がすぐに獲得に名乗りを上げるだろうと思っていました。
だって、前年のナ・リーグホームラン王が日本球界に来るなんて前代未聞の話です。
衰え始めたメジャーリーガーが日本球界入りしても大きな話題となるわけですから、前年のホームラン王が来るなんて私は想像すらできませんでした。
しかし、よくよくいろんな記事を見てみると、クリス・カーターはけっこう真剣に検討しているようです。
当然、MLB残留が基本線になると思うのですが、どうも低打率とリーグ最多の三振数がネックとなり、ブルワーズとの再契約は厳しくなった模様です。
その争った年俸のラインが約9億円と報じられていますから、メジャーのホームラン王としては格安もいいところです。
そしてそのラインの攻防で契約されなかったことから、今後他の球団との交渉でも買い叩かれることは必至の状況です。
そこで「真剣に日本球界入りを検討」ということになったわけです。
※ちなみにヤンキース時代の松井秀喜選手は約13億円、マリナーズ時代のイチロー選手は約18億円もらっていました。
MLB選手名鑑 2018―MLB COMPLETE GUIDE 全30球団コンプリートガイド (NSK MOOK)
- 作者: スラッガー
- 出版社/メーカー: 日本スポーツ企画出版社
- 発売日: 2018/02/28
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
〇クリス・カーターとはどんな選手か?
では、そのクリス・カーターがどんな選手か見ていきたいと思います。
クリス・カーターはブルワーズでファーストを主に守っていました。
外野も守れるそうですが、残念ながら守備がうまい印象はありません。
こちらはホームラン集ですから、クリス・カーターの良いところを集めたものになります。
ものすごいパワーの持ち主であることが分かっていただけると思います。
いちいち滑り台降りてくるのがうざいwww
2016年シーズンは41本塁打でホームラン王を獲得したものの、打率は.222と低く、三振数もリーグトップという極端な成績でした。
これがたまたまかというとそうではなく、レギュラーを獲得した2013年シーズンから毎年24本以上のホームランを放っているものの、打率が.230を超えたことは一度もありません。
2013年は右打者の三振数記録を樹立、2015年は打率.199とホームランか三振かといった成績になっています。
そのため、2016年シーズンの年俸も約3億円という非常に低く抑えられていました。
〇2017年は結局ヤンキースと契約成立!来日は実現せず!しかし…
2月8日の報道で、ヤンキースと契約に至ったことが分かりました。
ただ、やっぱり買い叩かれてしまったようで、単年の年俸約3億円という前年のホームラン王とは思えないような金額での契約になってしまいました。
この金額だったからこそ、本人も本当に日本行きを考えたんでしょうね。
阪神鳥谷選手が4億円、オリックス中島選手が3億5000万円なので、NPBの野手よりも少ない年俸になります。
これはちょっとさすがにかわいそうと思いました。
何とかヤンキースで見返して欲しいと思っていたのですが…
いやはや、マジでびびりました。
6月24日、日本ではダルビッシュ投手と田中投手の投げ合いが話題となりましたが、実はその試合でひっそりとクリス・カーターは8番ファーストで出場し、4打数3三振。
その試合直後に戦力外通告を受けました。
さっきまで普通に試合に出てたのに…って感じでした。
さすがMLB、結果を出せないと厳しいですね汗。
ちなみにここまでの成績は打率・204(167打数34安打)、8本塁打、23打点、70三振という相変わらずの扇風機ぶりでした。
その後、再度ヤンキースと契約を結んだものの7月10日にやっぱり自由契約になり、現在はアスレチックスとマイナー契約を結び、AAAでプレーをしています。
う~む、前年のホームラン王がまさかこうなるとは…。
〇2018年も日本球界入りの可能性を示唆!
ということで、マイナー契約しか見込めない状態のクリス・カーター。
2017年12月に再び日本球界入りの可能性が報道されました。
昨年はそういった可能性も挙げることで、交渉を有利にしたいという思いもあったと思うのですが、今回は昨年よりも本気だと思われます。
おそらく、今回も獲得に積極的な球団は無いでしょうし、あったとしてもマイナー契約からのスタートになると思います。
それであれば日本球界入りした方が年俸も多くなるでしょうし、出場機会も確保できます。
近年、日本球界で結果を残してメジャー契約という逆輸入型の選手も増えていますので、クリス・カーターもそのパターンを本気で狙う可能性は十分にあるでしょう。
NPB球団も昨年よりも獲得しやすいと思われます。
昨年であれば5億円は必要だと個人的に予想していましたが、今年はクリス・カーター側に強気になれる要素がないので、単年2億円を切るくらいの金額で契約できる可能性があります。
MLBのホームラン王としては格安もいいところです。
当然、大きな話題にもなるでしょうし、本人も腰かけ気分では来ることができない状況ですから獲得に乗り出す球団が出てくるかもしれません。
2017シーズンメジャーリーガー555人の通信簿 2017年 12 月号 [雑誌]: スラッガー 増刊
- 出版社/メーカー: 日本スポーツ企画出版社
- 発売日: 2017/10/24
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログを見る
〇日本プロ野球への適正はあるのか?
では、日本球界へ本当に来てくれた場合のことを考えていきたいと思います。
ホームランか三振かというタイプですから、初めはかなり苦労するのではないかと思われます。
でも、私はほとんどホームランのシーンしか動画で見たことがないので、良い印象をもってしまっているんですよね。
ホームランだけ見ていると、非常にゆったりとした力みの無いスイングで、とても.230を打ったことが無い選手には見えません。
このあたりはMLBの中継を普段あまり見ることができていない私にはちょっと分からない部分になりますが、穴の多い選手なのでしょう。
スイングだけ見ると外角には強そうに見えるので、内角をしっかりと突くことがクリス・カーター対策になるのではと思います。
シーズン序盤の適応時期と三振に目を瞑れば、日本球界でも20本以上のホームランは打ってくれるのではと個人的には思います。
守備力は決して高くないのでできれば一塁手かDHで起用したいところです。
具体的にはゲレーロを獲得しなかった場合の巨人か、バックアップ的に大砲が欲しい阪神、あとはDHがあるパ・リーグ球団あたりでしょうか。
MLB 18 The Show (輸入版:北米) - PS4
- 出版社/メーカー: Sony Computer Entertainment(World)
- 発売日: 2018/03/27
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログを見る
〇結局、2018年シーズンはエンゼルスとマイナー契約!
ようやくといった感じですが、2月18日に大谷選手と同じエンゼルスとマイナー契約を結んだことが発表されました。
やっぱりマイナー契約ですね…。
MLBは厳しいですし、過去の栄光だけで評価はしてくれないのでNPB以上に厳しいところだと改めて感じました。
個人的にはクリス・カーターの記事をこうやって毎年更新しているうちになんだかファンになってきたので、今年こそ見返して欲しいです。
日本で見ることはできなくなりましたが、大谷選手とともにエンゼルスで活躍してくれると嬉しいです。
関連記事です!