2塁へのヘッドスライディングは危険!
2塁への帰塁は足からのスライディングをしよう!!
〇帰塁の基本はヘッドスライディング!
【プロ野球パ】岸がナイス牽制でピンチを凌ぐ! 2014/05/31 L-D
2塁への牽制です。
ヘッドスライディングで帰塁しているのがお分かりでしょうか?
リードを取った状態での帰塁はヘッドスライディングでと教わってきた人が多いと思います。
ヘッドスライディングは危険だという話を以前記事にしました。
しかし、帰塁の際は全力疾走からのヘッドスライディングではないですし、1塁の場合はファーストと交錯する可能性はあまり高くないですから、リードを大きく取るためには致し方ないと思います。
それでも走塁用手袋(私は軍手で良いと思っていますが)を着用するようにはしたほうが良いと思いますが。
ただ、上の動画でやっているように2塁への帰塁でヘッドスライディングを行うことは非常に危険です。
〇2塁牽制は内野手が動きながらの捕球になる!
2塁牽制の動画を見ても分かるように、2塁牽制の場合は1塁や3塁への牽制と違い内野手(セカンド・ショート)が動きながらの捕球になります。
そうなると、牽制球が逸れた場合、内野手のスパイクで踏まれてしまう可能性が出てきます。
前の項で紹介した動画はプロ野球のもので、ランナーもヘッドスライディングで帰塁しています。
これはプロ野球の方が投手・内野手のレベルが高いことから踏まれる可能性が少ないことが一つの理由です。
もう一つの理由は、全てアウトになりそうな牽制なのでランナーがリスクをおかしてもヘッドスライディングをする必要があったからヘッドスライディングをしているのです。
したがって上の動画のようなプレーを見て、プロ野球と同じようにヘッドスライディングでの帰塁を指導することはやめたほうが良いと思います。
こちらの動画で早稲田実業の選手は足からのスライディングで帰塁しています。
早稲田実業では2塁への帰塁は足からのスライディングが徹底されていることが分かります。
アウトになるタイミングなので、そういう場合のみヘッドスライディングをするように指導するというやり方もあるのですが、なかなか判断は難しいです。
当然、ヘッドスライディングで帰塁するよりもリードできる距離は短くなってしまうのですが、そこは安全面を重視し、足からのスライディングをチームで徹底すべきではないかと私は思います。
〇ちなみに…
ちなみになんですが、今回紹介した動画は全て牽制でアウトになってしまっていますが、どの牽制も野球規則にしっかりとのっとってジャッジするとボークです(ほとんど取られないと思いますが…)。
これは以前に何度か記事でお話ししたことがあるのですが、投手はプレートを外す際には必ず後方に外さなくてはいけません。
こちらのケースではボークが取られていますね(ただ、2塁へしっかりと踏み出してもいないので、そちらの方でボークを取ったのかもしれません)。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
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