中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の公認指導員です。

強いチームを作りたければ、まずは一つ一つの動作を丁寧にできるようにするべき!雑な動作は何度繰り返しても時間の無駄!

強いチームを作りたければ、まずは一つ一つの動作を丁寧にできるようにするべき!

雑な動作は何度繰り返しても時間の無駄です!

そのためには「組織作り」と「人間形成」を!!

 

〇いろいろなチームの試合や練習を見て感じること。

指導者に力がなくとも、個の力が高くて勝ち進むチームはまれに出現します。

しかし、たとえば、常にスカウトで個の力が高い選手を集めることができる私立高校や私立大学などでない限り、こういったチームが強くあり続けるということはなかなか難しいです。

少なくとも、公立中学校野球部で、個の力だけに頼った指導で強いチームを作ることはかなり難しいと言えるでしょう。

以前もお話ししたように、毎年のように勝ち上がることができるチームを作るには技術指導だけではなく「組織作り」と「人間形成」に力を入れることが重要になってくると私は感じています。

この辺りの話はこちらの記事をご覧ください。 

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最近、外からいろいろなチームの練習や試合を見て、この「組織作り」や「人間形成」がなぜそこまでチーム作りに影響を与えるのか再確認しました。

「組織作り」や「人間形成」ができていないチームはとにかく一つ一つの動作が雑なのです。 

 

〇雑な動作を何度繰り返しても力にはならない。

雑な動作とはどのような動作を言うのでしょうか?

たとえば、キャッチボールを見るとそのチームの組織力が大体分かります。

キャッチボールを始めるときの挨拶に注目してみてください。

相手の顔を見てしっかりと「お願いします」と言うことができているでしょうか?

「気をつけをして大きな声で」という「形」ではなく、選手の表情を見てみてください。

キャッチボールの相手に敬意があるか、感謝の気持ちがあるか、この挨拶を見ると大体分かります。

「組織作り」「人間形成」ができていないチームは、この挨拶が「姿勢や声の大きさ」ばかりで、気持ちが伴っていない虚礼であることが多いです。

ひどいチームは姿勢も声もひどいですが…。 

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↑こちらの記事に詳しくまとめてあります。

 

キャッチボールでは全ての送球をしっかりと丁寧に送球・捕球できているか。

ダッシュの一本一本も最後まで抜かずに走ることができているか。

ノックでも一本一本を試合と同じように丁寧に受けることができているか。

練習の全ての場面で丁寧な行動ができているか見てみてください。

 

※全て全力でやるという意味とはまた異なります。練習は練習です。 

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なぜ丁寧な動作が求められるか?

これは考えてみると当たり前のことですが、一つ一つの動作の積み上げが技術を高めていくわけです。

雑な動作を何度繰り返しても上手になることは難しいのはお分かりいただけると思います。

練習時間が長い、活動日が多い、それでも強くならないチームは一つ一つの動作が雑になっていないか徹底的に確認する必要があると思います。

できていない部分があるとすれば、それは「組織作り」と「人間形成」がまだまだ不足していると言えます。

 

〇なぜ「組織作り」と「人間形成」ができていないと雑な動作になってしまうのか?

では、なぜ「組織作り」と「人間形成」ができていないと雑な動作になってしまうのでしょうか?

「人間形成」ができていないと、意識が低い選手、楽な方に流されやすい選手、感謝の気持ちがない選手が増えます。

ダッシュ一本を取って見ても、最後まで全力で走ることを毎日続けることは意識が高なければ難しいです。

キャッチボール前の挨拶一つを取ってみても、感謝の気持ちが無ければ毎日丁寧に相手の目を見て「お願いします」と言うことはできないでしょう。

 

「組織作り」ができていれば、一人がそういった楽な方に流れそうになってもチームメイトが声をかけ合うことで、流されそうになった選手を引き戻すことができます。

また、「組織作り」「人間形成」ができているチームは身近に見本がいるので、そういった核となる選手を見本にどんどん周囲も成長していきます。

したがって「組織作り」と「人間形成」ができているチームは一つ一つの動作の質が高くなります。

逆に「組織作り」と「人間形成」ができていないチームは自浄作用も働かなければ、見本もいないので雑な動作が増えてしまうわけです。

 

これが毎日、毎日積み重なっていけば、試合の動作にも影響するし、勝敗にもつながるということがお分かりいただけるのではないでしょうか?  

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このあたりのことは、こちらの記事にも書いていますのでご覧ください。

 

〇なかなかこのことに気が付かない指導者。

しかし、こんな簡単なことになかなか気が付くことができない指導者が多くいます。

これは野球というスポーツが、チームスポーツではあるものの、試合の中では個々のプレーで成り立っていることが多いからだと思います。

たとえばイージーな内野ゴロを雑に捕りにいってエラーをした。

2アウトなのにランナーがフライで走らなかった。

キャッチャーが身体で止めに行かず、簡単にパスボールをして1点あげてしまった。

これらのプレーは個人の責任にされてしまいがちです。

しかし、本当にそうなのか考えてみてください。

 

練習でも雑に捕球しているのではないか?

練習でしっかりと最後まで走れているのか?

練習でキャッチボールの段階から一球一球丁寧に捕球できているのか?

もしできていないのであれば、先に例に出したミスは個人のミスではないのです。

チームの誰もがする可能性があるミスをその選手が代表してしてしまっているだけなのです。

そして、繰り返しますが、こうしたミスが出る原因は練習での雑な動作の繰り返しにあり、それは「組織作り」と「人間形成」ができていないからなのです。

そこが分からずに、個別のミスに怒鳴っていても意味がないと私は思います。

むしろそういったミスが出るのは指導者の責任なのです。 

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↑こちらの記事もぜひ。

 

〇もう一度基本的なことが丁寧にできているか確認するところから始めよう!

一つ一つの動作を丁寧にできるチームを作ることは簡単なことではありません。

まず、自分のチームをもう一度見つめ直し、何ができていないのか、雑になってしまっている部分はないか考えてみて欲しいと思います。

そして、雑になってしまっている部分があれば、何度も根気強く指導することと、選手たちだけで丁寧な動きができるような体制を作っていく必要があります。

リーダーやサブリーダーの育成、一人一人の意識改革、いろんな手を用いて、自律的な集団を作ってもらえればと思います。

そのためのヒントはこちらのブログで多々書いてありますので、参考にしてみてください。

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