棟方拓也先生考案!
陸上競技界で大流行のビートランニングがビートトレーニング「B-ToRE」として全競技に対応できるように進化しました!
分かりやすいDVDも発売開始!
野球にも応用できます!!
〇ビートランニングとは?
ビートランニングは都立富士高校陸上競技部顧問の棟方拓也先生が中学校教員時代に考案した足を速くするためのトレーニング方法です。
陸上競技が強い国々ではラテン音楽やヒップホップなどに小さい頃から慣れ親しんでいることに注目し、ビートに合わせて様々なトレーニングを行うことで陸上競技に繋げていく画期的なトレーニングでした。
音楽で"カラダと時間"を操る 超感覚「走」トレーニング ビートランニング
- 作者: 棟方拓也
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2011/03/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書籍やDVDが発売となり、棟方先生も陸上競技部の講習会、合同練習会などで積極的にすすめたことから、瞬く間に陸上競技界に広まっていったと伺っております。
私も棟方先生と何度かお話しさせていただく機会があり、興味を持ち書籍を購入させていただきました(現在は書店で購入することは難しいようです…)。
ブログ記事にもまとめています。
このビートランニングに感銘を受け、足を速くする練習としても優秀ですが、野球にも通じるものがあるのではないかとずっと考えていました。
私が考えたのは野球体操を音楽やメトロノームに合わせて行うという案でした。
しかし、私自身ビートランニングに精通しているわけでもないですし、リズム感があるわけでもないので、なかなか指導するイメージが掴めず、実際指導するには至らない状態だったのです。
そんな折、4月28日にビートランニングを全競技に応用できるように発展させた「B-ToRE」のDVDが発売になるというので早速購入しました!!
↑こちらの「ジャパンライム」というところから発売されたDVDです。
〇「B-ToRE」がすごい!!
このビートトレーニング、略して「B-ToRE」なのですが、これまた素晴らしい内容でした!
収録内容は以下のようになっています。
収録内容
■B-ToRE(ビートレ)とは?
■B-ToRE リアクション(反動)
■B-ToRE ノリ
■B-ToRE ハネ
■B-ToRE タメ
■B-ToRE クイック
■競技別B-ToRE バスケットボール
■競技別B-ToRE 野球
■競技別B-ToRE サッカー
■競技別B-ToRE バレーボール
■B-ToRE サーキット
■B-ToRE(ビートレ)の音楽についてBeat Training B-ToRE〜音楽(ビート)の力で「感覚」を鍛える〜【全1巻】 Beat Training B-ToRE DVD通販サイトのジャパンライム より
このように、前半部分は「B-ToRE」の核となるリアクション、ノリ、ハネ、タメ、クイックについて丁寧に解説+実践動画が収録されています。
後半部分は各競技に実際どう活かしていくかという内容になっています。
まずとにかく、前半部分の「B-ToRE」の核となるリアクション、ノリ、ハネ、タメ、クイックの部分が分かりやすくて目から鱗です。
この部分が全ての競技に繋がる動きで構成されていて、正直ここだけでも見る価値があります。
こちらは紹介動画なので、全編を見ることはできませんが、このような形で丁寧に解説されています。
私はビートランニングを野球体操と組み合わせることでより効果を高めることができるのではと考えていましたが、このDVDを見て、まさにその通りなのではと思いました。
「B-ToRE」の動きは野球体操に非常に似た物があります。
特に野球には「B-ToRE」の「リアクション」「タメ」「クイック」などの動きが応用できそうです。
野球以外の競技でも「B-ToRE」は必ず活かされると思える内容でした。
〇競技別「B-ToRE」の感想!
後半部分は競技別の「B-ToRE」になっています。
収録されているのはバスケットボール、野球、サッカー、バレーボールの4競技ですが、野球以外は全く経験が無いので触れないでおきます。
野球の収録部分は音楽に合わせて素振りやティーバッテイングを行う練習が紹介されています。
素振りもティーバッティングも速素振り、連続ティーバッティングが紹介されているので、個人的にそれらの練習の効果に疑問をもっているため、この練習を全面推奨するわけではないのですが、野球の練習のヒントになる要素は多々ありました。
DVDではある程度テンポを速くして速素振りをしていましたが、敢えてスローテンポにし、「タメ」を意識した素振りの練習にするという応用もできると思います。
また、ティーバッティングも自分のリズムで打つのではなく、音楽に合わせてトスされるボールを打つという棟方先生の提案は理にかなっていると感じました。
一番おすすめしたいのは棟方先生が「シンクロ」と呼んでいた練習です。
できる子とできない子をペアにし、できる子のリズムに合わせて一緒に素振りをするという練習を行っていました。
これはぜひDVDでご覧になって欲しいのですが、全ての練習に応用できそうです。
収録されている練習は全てバッティングのことでしたが、「B-ToRE」全編を見て感じたのは「B-ToRE」は守備練習に向いているのではないかということです。
守備には「B-ToRE」の構成要素であるリアクション、ノリ、ハネ、タメ、キレが全て要求されます。
守備が上手でない子はリズム感が良くないと感じることが多いです。
キャッチボールを音楽をかけて行い、ステップを意識させるなどすれば「B-ToRE」を応用できるのではないかと思いました。
練習に取り入れてみたいと思います。
〇まとめ
最後になりますが「B-ToRE」はかなりおすすめできます!
野球選手はもちろんなのですが、単純に運動能力の向上という点で期待できるトレーニングです。
コーディネーショントレーニングとして取り入れるのも良いと思います。
また、雨天時の室内練習で行うこともできると思います。
なかなか文章だけでは伝わりにくい内容なので、もし興味がある方はDVDの方を見てみてください。
DVDはジャパンライムのホームページもしくはAmazonで購入することができます。
ちなみにジャパンライムからは野球関連のDVDが多く発売されています。
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