中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

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ランダウンプレー上達法!ランダウンで確実にアウトを取れるようにしよう!(守備の応用練習6)

挟殺プレーは難易度は高い!

まずは基礎のスナップスローから始め、反復練習でアウトにできるようにしましょう!

ランダウンプレーが上達する練習法を紹介します!

 

〇プロでもミスすることがあるランダウンプレー!

塁間でランナーを挟み、追いかけてアウトにするプレーのことをランダウンプレー、もしくは挟殺プレーと言います。

このランダウンプレーは、割と頻繁に試合の中で起こるプレーですが、難易度は比較的高いプレーになります。

プロ野球選手でもミスすることがあるプレーです。


拙い挟殺プレー20130413

オールセーフになってしまいました。

場合によっては得点を許してしまったりすることもありますよね。

今回はこのランダウンプレーが上達する練習を基礎から応用まで詳しくまとめたいと思います。

ちなみにランダウンプレーーの基本的な考え方、占有権などについてはこちらをご覧ください。 

www.taguchizu.net

 

〇段階を踏んで練習していこう!

当ブログではしょっちゅう基礎からやっていくことの重要性をうたっていますが、ランダウンプレーに関しても基礎から段階的にやっていって欲しいと思います。 

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↑基礎練習の重要性についてはこちらの記事をどうぞ。

ではランダウンプレーの練習を基礎から段階的に行うというのは、具体的にはどう段階を踏むのでしょうか?

私は次の4段階をおすすめします。

1、スナップスローの練習

2、走りながらスナップスローの練習

3、ランナーをつけてランダウンプレーの練習

4、ゲームノックやケースノックの中での実践練習

という4段階です。

4番の実践練習はそのままになるので、今回は1~3を詳しく説明します。 

 

〇まずはスナップスローの練習!

まずはランダウンプレーの中で送球をする際に使用するスナップスローの練習から取り組んで欲しいと思います。

ランダウンプレーの中では送球を素早く行う必要があります。

しっかりと肩を回して投げるような時間的な余裕はありません。

また、投げる相手にボールが見えるような状態から投げる必要があるので、必然的に全てスナップスローで投げなくてはいけないのです。

では、スナップスローは具体的にどのように行うのでしょうか?

私は「ボールを相手に見せた状態から相手に指を指すように投げる」などと教えていましたが、トクサンの動画を見た方が分かりやすいです。 

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こちらの動画が分かりやすいですし、トクサン上手です。

ただ、このスナップスローは内野手の守備を想定して解説しているので、ランダウンの場合はボールを相手に見せた状態から行うので、そこは異なります。

ランダウンプレーの基礎として行うスナップスローは相手にボールを見せた状態からやりましょう。 

これは特別にスナップスローの練習という時間を設定しても良いのですが、毎日少しずつ時間を取った方が効果的なので、キャッチボールの中に組み込むのも手だと思います。

後は反復練習で少しずつできるようにしていきましょう。 

 

〇走りながらのスナップスローでランダウンプレーに近い練習をしよう!

この後、いきなりランダウンプレーを行うのではなく、ランナーをつけずに走りながらのスナップスローの練習をします。

ランニングスローと書いてしまうとちょっと違うイメージをする人がいそうなので、走りながらのスナップスローと書かせてもらいました。

実際は私はランニングスローというメニュー名でやっています。


005 日大鶴ケ丘高校 鶴高式キャッチボール 全6種

この動画の最後の練習、3分37秒くらいからやっている走りながらのスナップスローを見ていただければイメージが涌くと思います。

これは4人グループで、斜めの動きでやっていますが、私は普通に塁間でやらせています。

チームの人数にもよりますが、4~5名の数グループに分けてやりましょう。

 

このときにランダウンプレーにおけるチームのルールを決めて取り組みましょう。

ルールはチームによって違っても良いと思うのですが、私は以下のようなルールを作っていました。

①ボールを利き手に持ち、相手に見えるようにしながら全力で走る。

②受け手の「ハイ!」の合図でスナップスローをする。このとき、ランナーに当たらないように右利きはそのまま右側、左利きはそのまま左側に送球する。

③受け手は投げ手がスローした瞬間にボールに向かって走っていく。止まって取らない。

④偽投をすると受け手も動きづらいので、偽投はしない。

⑤できるだけ前の方の塁に追い詰めるようにする(三本間なら3塁)。

⑥投げたら投げた塁の後ろに全力疾走で並ぶ。

というようなルールでやっています。

これはチームによって違って良いと思います。

たとえば、③の「ボールに向かって走る」とありますが、要するに私のチームではスローされるまでは走り出しません。

これは、走り出してからスローされるとスローが乱れたときに捕球できず、失点につながることがあるからです。

しかし、デメリットとして、ランナーの足の速さによってはなかなかアウトにできないこともあります。

下の動画をご覧ください。 

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こちらのチームでは私のルールと違って、スローが放たれる前に走り始めていますよね。

こちらの方がリスクはありますが、アウトにするのは早いです。

これはもう指導者の考え方次第だと思うのですが、私はアウトにするまでにいくら時間をかけてもアウトにできないよりはマシだと考えています。

ですからなるべくミスが出ないルールを決めています。

また、偽投についても指導者によって意見が分かれるところですから、チームでしっかりとルールを決めるということが大切だと思います。

話が少しそれましたが、ランダウンプレーに直接入る前に「走りながらのスナップスロー練習」を入れることでランダウンプレーの基礎練習になります。 

 

〇実際にランダウンプレーの練習をしよう!

ということで実際にランダウンプレーの練習に入っていくのですが、まだ内野手が定位置について始める実戦形式ではありません。

三本間と一二塁間の二ヶ所を利用してランナーをつけて行いましょう。

このとき、ランナーはケガの恐れがあるので、必ずヘルメットを着用してください。

先に挙げたルールを守って、基礎練習で培ったことを活かして後は反復練習です。

私の決めたルールに非常に近い形でオリックスが練習をしているのでちょっと見てみてください。 

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これは実戦形式でやっていますが、ボールを見せながら走っていたり、スローが放たれてからボールに向かって走ったりしているところが私の指導の仕方に似ています。

後は決めたルールを常に確認しつつ反復練習をするしかないのですが、少しの時間でもいいので頻繁に行うことをおすすめします。

できるだけ早くアウトにできるに越したことはないのですが、たとえゆっくりでもアウトにできれば、ランダウンが始まる前よりもひどいケースになることはありません。

たとえば0アウト3塁のピッチャーゴロで三本間に挟んだとき、早くアウトにできなくとも最悪でも1アウト3塁です。

三振を取ったと思えば変わらないです。

私は正確にアウトを取ることを大事にしています。 

 

以上、ランダウンプレーが上達する練習方法について紹介しました。

ここまでできるようになったら実践想定のケースノックなどでもやってみてくださいね。

関連記事です。 

www.taguchizu.net

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