女子プロ野球がおもしろい!
野球人口減少、野球人気回復のためにも、当ブログは女子プロ野球のさらなる発展を応援します!!
https://www.jwbl.jp/league/ より
〇野球人口減に歯止め+野球人気回復への切り札!女子プロ野球!
ここのところ私は女子プロ野球に興味をもっています。
中学校の野球部によっては女子部員を募集していないところもあるようですが、私はずっと女子部員も募集しています。
姉が野球大好き人間だったこともあり、女性が野球を好すきなことやプレーすることには昔から抵抗はありませんでした。
むしろなぜ高校野球は女子が参加できないんだろうと思っていたくらいです。
残念なことに私はウェルカムでも女子部員が入部したことは数えるほどしかありませんでしたが…(´・ω・`)
近年、野球人口の減少が問題になってきています。
これはそもそも少子化が進んでいるので当たり前のことなのかもしれません。
問題なのは野球界がメジャースポーツの座に胡坐をかいて、野球界の裾野を広げる努力をしてこなかったことです。
その辺りのことは以前から何度も記事にしています。
↑ぜひこれらの記事をご覧ください。
さすがに野球界の中でもこういった現状に憂う人たちが出てきて、少しずつ旧態依然の野球界を変えようという取り組みが成されてきてはいます。
私はそういった問題を常々考えてきましたが、その一つの解決策として、
「野球は男性がするスポーツ」
というイメージを払拭するということが挙げられると思います。
近年、女子野球は広まってきていて、高校でも女子硬式野球部が増えてきました(まだまだ少ないですが…)。
また、2009年には日本女子プロ野球機構が設立され、2010年から女子プロ野球リーグが始まっています。
女子プロ野球は歴史は浅いですが、普及に向けてかなり積極的に動いています。
毎年試行錯誤を繰り返し、ようやく形が定まってきた印象があります。
今回はその女子プロ野球に注目してみたいと思います。
花鈴のマウンドムック 女子プロ野球公式イヤーブック 2018 (アサヒオリジナル)
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〇女子プロ野球リーグの概要!
私自身、女子プロ野球についての知識が浅かったため、こちらの二つのサイトを参考にさせていただきました。
及び
そのため、間違っている部分があったらご指摘いただける嬉しいです!
女子プロ野球リーグは3つの球団が年にヴィクトリアシリーズと呼ばれるリーグ戦を60試合行います。
2017年当初の予定では84試合を行う予定でしたが、シーズン序盤からケガ人が相次いだことから24試合削減の60試合となりました。
試合数および日程変更のお知らせ|ニュース|日本女子プロ野球リーグ JWBL
↑こちらで確認できました。
2017年のヴィクトリアシリーズの順位はすでに決定しています。
1位は兵庫ディオーネ!
2位は埼玉アストライア!
3位は京都フローラ!
となっています。
1位の兵庫ディオーネと2位の埼玉アストライアは10月28日から女王決定戦をわかさスタジアム京都で行い、2017年の女子プロ野球日本一を決定することになります。
1位の兵庫ディオーネには1勝のアドバンテージが与えられる2勝先勝で行います。
結果は2位の埼玉アストライアが下克上を果たして優勝!
埼玉アストライアはジャパンカップも制し、2冠を達成しました。
実は女子プロ野球は試合への選手登録は各チームたったの16名なんですね。
そもそもチーム在籍人数が16名ちょうどくらい(埼玉アストライアに関しては15名)なので、全員がベンチ入りすることになるのですが…。
これはかなり少ない数ですよね。
この人数では多くの試合数をこなせないので2017年シーズンも試合数減になってしまったわけです。
選手にはわかさ生活(設立当初の株主)から給料が支払われているようですが、プロ選手としての活動を支えられる限界人数が現状では16人×3チームほどなんでしょうね。
女子プロ野球がもっと知名度が上がり、スポンサーが多くなってくるとこういった事態を解消できると思います。
知名度・人気を上げる努力はかなり熱心に行っているように私は感じます。
正直、NPBや高野連に見習って欲しいくらいいろいろな努力をしてくれています。
この努力は次の項で紹介します。
〇女子プロ野球機構の努力!
女子プロ野球機構は女子プロ野球が普及するためにかなりの努力をしていると私は感じています。
その努力は、ホームページを見ただけでも分かります。
こちらのホームページはNPBも見習わなくてはいけないほどの情報量です。
試合情報や各チームの情報、催しやグッズ情報などのニュースがほぼ毎日更新されています。
選手紹介ページもすばらしく見やすいです。
顔写真とともに成績が掲載されているのは当たり前かもしれませんが、その他「ニックネーム」、「血液型」、「動物占い」などファンサービス満載のおもしろい情報も掲載されています。
当然のように試合もリアルタイム速報があります。
各チームの公式ページもとても見やすく、選手のブログまであります。
イベントなども積極的に行っており、ファンを増やす試みは相当に熱心にやっていると言えます。
ただ、ファンを増やすための努力として、情報を発信するだけでは不十分です。
女子プロ野球リーグでは育成にも力を入れています。
〇育成球団レイアとティアラカップ!
実は先に紹介した3球団以外に「レイア」という球団があります。
https://www.jwbl.jp/league/ より
このレイアは女子プロ野球の育成球団という位置づけになっていて、若手選手が先の3チームへの昇格を目指して日々努力する場となっています。
NPBで言うところの2軍です。
NPBとは違い、兵庫ディオーネ・京都フローラ・埼玉アストライアから選手が降格することはありませんが、レイアで実力が認められるとお試しで昇格できるトライアルゲームがあります。
レイアはヴィクトリアシリーズには参加せず、日々練習や高校生や大学生なども女子野球チームとの練習試合を行っています。
ドキュメンタリー番組「GIRLS BE AMBITIOUS!! 〜レイア汗と涙の記録〜」
↑長いのですが、こちらのドキュメンタリーを見てもらうとレイアについてよく分かるのではないかと思います。
要するにレイアは女子プロ野球のレベルをさらに上げるために設立された育成球団ということになります。
このレイアがトップチームと試合を行うことはリーグ戦ではありませんが、ティアラカップというトーナメントが年間2回組まれており、そこでトップチームと戦うチャンスがあります。
このティアラカップはヴィクトリアシリーズと違い、レイアを加えた4チームがトーナメントで争います。
レイアの選手たちにとっては絶好のアピールのチャンスになるわけです。
また、このティアラカップは兵庫、京都、埼玉のトップチームのホームタウン以外で開催されます。
2017年は岐阜県と熊本県で行われています。
これもホームタウン以外で開催することで新たなファンを獲得する取り組みの一つとなっています。
このような形で女子プロ野球はファンの獲得、レベルアップにかなり力を入れています。
〇女子プロ野球注目選手!
女子プロ野球は発展途上で、ピッチングやバッティングに関してはさらなるレベルアップが求められていますが、守備に関してはすでに相当にハイレベルです。
みんな私の10倍くらい上手です…(´・ω・`)
さて、ではにわかの私ですが、注目選手を紹介させてください。
1、岩谷美里内野手(埼玉アストライア)
https://www.jwbl.jp/astraia/player/detail/5 より
まずは2017年シーズンの3冠王を獲得した岩谷美里選手です。
岩谷選手はもともとは2刀流で、2010年にはセーブ王を獲得したこともあります。
2016年からは内野手に専念し、なんと打率.370。
2017年シーズンはさらにパワーアップし、打率.441で5本ものホームランを記録しました。
打高投低の傾向がある女子プロ野球ですが、それでも4割超えはすばらしいですし、5本のホームランは歴代最多です。
岩谷美里選手(埼玉アストライア)ホームラン争い単独トップとなる第4号
パワーもありますが、スイングの軌道もすばらしい選手です。
埼玉アストライアは同じく4割近いバッターの4番川端選手(ヤクルト川端選手の妹)と5番岩谷選手のクリーンナップが超強力です。
2、谷山莉奈投手(埼玉アストライア)
https://www.jwbl.jp/astraia/player/detail/17 より
こちらも埼玉アストライアの谷山莉奈投手です。
埼玉アストライアには磯崎由加里投手というMAX120キロ台のストレートを投げる投手もいますが、谷山投手は2017年シーズンに大ブレイク。
勝ち数は磯崎投手の方が上ですが、防御率1.59という圧倒的な成績を収めて最優秀防御率のタイトルを獲得しました。
2017年8月20日 谷山 莉奈 投手 先発前のブルペン 埼玉アストライア
ただですね、残念なことにあまりちゃんとした動画が無いのです
こちらの動画がブルペンですが分かりやすいような気がします。
球速は120キロ出ていないと思いますが、コントロールがべらぼうに良いです。
カーブもかなりブレーキが効いた良いカーブですよね。
3、里綾実投手(兵庫ディオーネ)
https://www.jwbl.jp/dione/player/detail/18 より
こちらは兵庫ディオーネのエース、というか日本のエース里綾実投手です。
先ほどの谷山投手は2017年圧倒的な成績を収めましたが、里投手は入団以来すばらしい成績を残し続けています。
2017年は防御率2.78でしたが、これでもキャリアワースト。
入団以来、常にいずれかのタイトルを獲得しています。
特に奪三振率がすばらしく高く、2016年以外は奪三振王を獲得しています。
その2016年も防御率1.71で最優秀防御率のタイトルを獲得。
まぎれもなく、女子プロ野球界を代表する投手です。
女子プロ野球は打高投低なので、三振を取れるピッチャーはあまり多くありません。
里投手が空振りを取れるのはその破壊力抜群のストレートと変化球の緩急です。
ストレートとだいぶ球速に差のある変化球で相手バッターを翻弄して三振を取る様子がお分かりいただけるかと思います。
ストレートのMAXは120キロ後半らしく、女子プロ野球では相当に速いです。
4、加藤優外野手(埼玉アストライア)
https://www.jwbl.jp/astraia/player/detail/9 より
こちらは美しすぎるプロ野球選手として有名な加藤優外野手です。
プロ入り前から美人野球選手として有名でしたが、2016年に埼玉アストライアに入団しました。
正直に言うと実力的にはまだまだ発展途上の選手なので挙げるかどうか迷いましたが、彼女が女子プロ野球界に多大な貢献をしてきているのも事実なので、そういった面も含め、紹介したいと思います。
『 美しすぎる野球選手 加藤 優 』 実はライトゴロ名人です 2016年10月31日 ほっと神戸
守備はなかなかに上手ですが、バッティングでは苦戦しており、2017年は打率.222と納得のいかないシーズンになってしまいました。
しかし、ファンイベントやメディアへの出演で女子プロ野球の認知度を上げることに貢献しており、彼女目当てに球場に来たことから女子プロ野球のファンになった方もたくさんいらっしゃるそうです。
ちなみに加藤選手は歌もものすごく上手で、CDも出しています。
まだまだ若いですし、これからは実力でも注目されるようになっていくかもしれませんね。
バッティング指導しますので、いつでも呼んでください笑。
ファイト!~たったひとりの応援歌~/きみのそら(Type-A)
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〇女子プロ野球の中継を見るには?
残念なことに、現段階では女子プロ野球の地上波やBSでの中継はありません。
2017年までは「スポナビライブ」が女子プロ野球の中継を行っていましたが、残念なことに「スポナビライブ」はサービスを終了することが決定しました。
その結果、2018年からは「女子プロ野球TV」という独自の動画配信サービスを始めることとなりました。
はっきり言って、高いです…。
2017シーズンメジャーリーガー555人の通信簿 2017年 12 月号 [雑誌]: スラッガー 増刊
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以上、女子プロ野球の特集記事でした。
女子野球もすごくおもしろそうだなと感じています。
女子プロ野球、女子高校野球、女子大学野球など指導者としてのオファーいつでもお待ちしています。
2017年から兵庫ディオーネは本拠地を愛知に移転しました。
愛知ディオーネのチーム紹介はこちらです。
埼玉アストライアのチーム紹介はこちらです。
京都フローラはこちら。
女子プロ野球開幕特集はこちらです!
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