タイヤを利用して、押したり引いたりすることで下半身を強化できます!!
ウェイトトレーニングの設備がないチームにおすすめです!
他にも、タイヤ投げで体幹も鍛えることができます!
※近年はリスクを考えて行っておりません。
〇オフシーズンは下半身強化にぴったり!
オフシーズンになると暗くのが早くなってきますし、気温も低くなり、なかなかボールを使用した練習を集中的に行うことは困難になってきます。
高校野球ですと、オフシーズンはウエイトトレーニングなどを中心にトレーニングメニューを増やし、パワーアップを測る時期に位置づけているチームが多いですよね。
しかし、中学校野球部の場合、照明が無いところもほとんどですし、ウエイトトレーニングを行える設備があるところもほぼ無いと思います。
※そもそも私は中学生は自重トレーニング+αくらいがいいと思っていて、ウエイトトレーニングはあまりおすすめしていません。
では、中学校野球部ではどのような冬季練習を行うべきなのでしょうか?
これまでの記事でいくつか練習を紹介しています。
これらのように、中学校野球部の環境でも出来得る練習を紹介しました。
しかし、これらの練習は瞬発力や体幹を鍛えるトレーニングなので、パワーアップのための練習ではありません。
冬季はパワーアップにあてたい、特に下半身を強化したいと考えている指導者の方が多いと思いますので、今回は下半身強化につながるトレーニングを紹介したいと思います。
〇タイヤを用いたトレーニングの紹介!
今回紹介するのは、タイヤを用いたトレーニングです。
こちらの動画をご覧ください。
グラウンドでタイヤを押しているのが分かると思います。
このトレーニングは低い姿勢で強く地面を蹴らないと前になかなか進みません。
また、グラウンドで行うことで、砂が引きづられ、いい感じに負荷がかかります。
太ももの筋肉がかなり鍛えられるトレーニングになります。
ただし、フォームを間違えると腰を痛めてしまうので注意が必要です。
この動画の中でも疲れて腰が上がってしまっている選手がたくさんいますが、腰が浮くと腰に負荷がかかり痛めてしまいます。
腰を低くし、腰から手までが一直線になるフォームが正しいフォームになります。
動画のチームは距離が長すぎるので、途中で腰が浮いてきてしまっています。
おすすめは15m程度に距離を設定し、全力でダッシュして一度に押し切るようにトレーニングをすることです。
タイヤもこんなには用意できないでしょうし、数チームに分けてリレー形式で行うとゲーム性も出て、楽しく行うことができます。
また、動画で行っている選手もいますが、
タイヤを押すのではなく、引くのもおすすめです。
引く場合は今度は太ももの裏が鍛えられるので、両方をやることでまんべんなく鍛えることができます。
引く場合も腰を浮かしてしまうと痛めてしまうので注意してください。
〇タイヤ投げもおすすめ!
このような形でメディシンボールを投げたことがある人も多いのではないでしょうか?
普通にメディシンボールを用意できるのであればメディシンボールを利用すればいいと思うのですが、意外と高価なんですよね。
↑中学生には3kgくらいがおすすめです。
そこで、いらなくなったタイヤがある場合はそちらを利用できるといいと思います。
ただし、大きなタイヤは中学生がタイヤ投げに用いるには負荷が高すぎるので、おすすめは原付バイクのタイヤです。
保護者の方などにも声をかけると手に入りやすいので、保護者会などの折にお願いしておくといいと思います。
以上、タイヤを利用したトレーニングのおすすめでした。
私も選手と一緒に一冬取り組んだことがあるのですが、下半身がめちゃくちゃ太くなりました。
かなり効果があるトレーニングなので、ぜひ取り入れてみてください。
ただし、身体の小さい選手には負荷が重すぎるのであまりおすすめできません。
小学生にやらせるのは考えものだと思います。
また、くれぐれも間違ったフォームで行い故障することのないように注意しましょう!
トレーニングの後は簡単に野球の動作をすることとプロテインを摂取することをおすすめします!
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