MLB屈指の剛腕クローザー、クレイグ・キンブレル投手のボールが凄すぎる!!
でもモノマネすんな!かわいそうだろ!!
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〇凄すぎるクレイグ・キンブレル投手!
クレイグ・キンブレル投手といえばMLB屈指の剛腕クローザーで有名です。
キンブレル投手は2011年からブレーブスのクローザーに抜擢され、まだ23歳ながら46SのMLB新人記録を作り、最多セーブと新人王をダブル受賞しています。
【これぞ真の超剛速球】クレイグ・キンブレル奪三振集 2012
こちらはその翌年の投球ですが、もの凄いボールを投げていますよね。これがまだ24歳のときですから恐れ入ります。
このシーズンは奪三振率16.7と異常な数字。
これまたMLB記録らしいです。
投げたバッターの半分以上を三振で仕留めているのですから本当に凄いとしかいいようがありません。
その後パドレスを挟み、2016年シーズンからはレッドソックスで活躍。
2016年シーズンは故障もあり、防御率は初めて3点台を記録し、調子は決して良くありませんでしたが、それでも31セーブ。
2015→2016と成績を落としていたことから衰えを指摘する声もありましたが、2017年シーズンは再び防御率1.43で敗戦0、35セーブとすばらしい成績を残しました。
2018年も42セーブを記録し、史上最年少300セーブを記録しています。
2018年シーズンまでの通算防御率は1.91、WHIPも0.92とまさに絶対的なクローザーとして君臨していると言えます。
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球種はほぼ2種類。
フォーシームとスライダーぎみのカーブだけです。
それでもバッターが対応できないほどの凄まじいボールを投げるのがクレイグ・キンブレルなのです。
MLBのクローザーといえば、マリアノ・リベラという652セーブを記録した怪物がいるので、さすがにその記録を上回るのは難しいかもしれませんが、キンブレルもフルに活躍した8シーズンで333セーブを上げていて、どこまで迫れるかも注目です。
リベラの通算防御率は2.21なので、そこを上回れるかどうかで歴代最強クローザー争いにも加われるかもしれませんね。
〇2019年シーズンは6月からカブスへ!
こんなに凄いキンブレル投手でしたが、2018年シーズン後にFAとなりました。
MLB事情にそれほど詳しくない私は数球団の取り合いになり、とてつもない金額での契約となるのではないかと思っていたのですが、シーズンが開幕しても所属チームが決まらず…。
なんと6月5日にカブスと契約するまでプレーすることができませんでした。
ここまで契約が遅れた理由は、簡単に言えば彼らが自分で思う商品価値と市場が認めるそれとの間にそう簡単には歩み寄れないくらいのギャップがあったことだ。一説によると、当初キンブレルは6年総額1億ドル以上、カイケルは6〜7年総額1億5000〜2億ドルを求めていたとされている。
彼ら2人は確かにビッグネームだが、全盛期の終盤にあることも間違いない。ともに30歳を超えているし、キンブレルは昨年ポストシーズンでは神通力に陰りを感じさせ、カイケルもサイ・ヤング受賞の2015年をピークに毎年K/BB(奪三振と与四球の比率)は悪化している。
言い換えれば「格」はピカイチだがこれから長期にわたり奮迅の活躍を見せ続けてくれるかどうかはやや微妙なのだ。ここでまず需給バランスにアンマッチが生まれた。
これに、最近2年間のFA市場の冷え込みが拍車を掛けた。
さらに言うなら、クオリファイングオファーを受けている彼らを獲得することにより、今年6月のアマチュアドラフトでの上位指名権を失うことを各球団は恐れた。
6月に入ってから急にドタバタと契約がまとまったのも、ドラフトが終わったからだ。キンブレルと契約したカブスにせよ、カイケルを獲得したブレーブスにせよ、彼らを獲得することを躊躇させていた大きな要因のひとつが消え去ったのだ。
https://news.jsports.co.jp/baseball/article/20190310216855/ より
こちらのページではなかなか所属先が決まらなかった理由をこのように分析しています。
ルールが異なることもありますが、NPBよりもMLBの方が、選手の将来の活躍を評価して契約を結ぶ傾向がありますからね。
NPBのように、30代半ばに差しかかるような選手が過去の実績だけで長期契約を結び、不良債権化するケースは少ないような気がします。
MLBは30前に長期契約をしてしまう印象ですね。
キンブレル投手はなんと年俸15億円程度…。
個人的には相当安く抑えられた印象です。
ですが、今後もプレーする姿を見ることができるということでひと安心しています。
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〇モノマネされるキンブレル…
そんな凄まじい成績を残しているキンブレル投手なのですが、困ったことにその独特のルーティンをマネする人たちがいます。
クレイグ・キンブレル フィリーズファンに真似される【MLB】craig kimbrel
初めてマネされたのが2014年のフィリーズ戦のこちらの動画の試合のようです。
こ、これはひどい…(´・ω・`)
確かに独特のルーティンですが、このモノマネはかなりウザい…。
さすがにキンブレル投手も若干同様したらしく、満塁にしてしまいますが、何とか抑えることができたそうです。
その後はこれほど大規模なモノマネは行われていないようなんですが、こんなのも行われています。
おい、モノマネコンテストとかすんなよ(´・ω・`)
ルーティンしづらくなるだろ。
どうもファンや子どもの中ではいまだに流行っている様子です…。
このポーズは「スパイダーアーム」なんて呼ばれているらしいですが、確かに珍しいポーズですし、モノマネしたくなるのも分かりますが、キンブレル投手はマジで凄いボールを投げるMLBの歴史に名を残すレベルのクローザーだと思うので、ぜひみなさん、このポーズではなく、キンブレル投手のピッチングに注目しましょう!!
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ちなみにキンブレル投手はBPL理論が提唱している「ターン&タンブルフィニッシュ」の代表的な投手でもあります。
↑こちらの記事もぜひご覧ください。
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