甲子園でも走りまくった健大高崎高校!
その走力の秘密に迫った書籍『機動破壊』シリーズの第3作『機動破壊の解析力』が3月16日に発売になります!!
〇『機動破壊』シリーズとは?
みなさん、健大高崎高校はご存知でしょうか?
「機動破壊」というキャッチフレーズを掲げ、群馬県予選や甲子園で走りまくり、全国に大きな衝撃を与え続けている高校です。
無策では走られ放題。
警戒しすぎると打たれるという驚異の走塁で、本当に全国のチームに大きな影響を与えました。
今では健大高崎高校を参考に走塁に力を入れるチームがかなり増えてきています。
この脅威の走塁力を鍛え上げた健大高崎高校を徹底取材し、『機動破壊』を著したのが田尻賢誉氏です。
野球ライターとしては超有名人で、私は彼の書籍が発売されたら必ず目を通すようにしています。
徹底した取材力と鋭い視点で、そこまで切り込むかというほどいろいろなチームに斬り込んでくださる方です。
野球技術だけに目をつけるのではなく、指導者の人間性、指導者の「人づくり」といった点にも注目して記事を書いてくださる方なので、非常に参考になる著作ばかりです。

非常識 甲子園連覇監督に学ぶ 勝ち続ける強いチームのつくり方
- 作者: 我喜屋優 田尻賢誉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/06/18
- メディア: 単行本
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この辺りの著作はかなり参考になります。
彼がこれまでに出版した健大高崎高校関連の書籍は2作あります。
まず第1作が『機動破壊』。
こちらは野球指導者必読だと個人的には思っています。
ここまで赤裸々にチームのテクニックを明らかにしてくれる書籍はなかなかありません。
走塁に力を入れようと思ったらこの本が一番参考になると思います。
私も大きな影響を受けました。
第2作はこちらの『機動破壊の秘策』。
第1作に比べるとインパクトは無かったのですが、こちらも参考になる書籍です。
ただし、走塁に特化した書籍ではなく、作戦集のような書籍になっています。
さて、では第3作はどのような作品なのでしょうか?
〇『機動破壊の解析力』発売!!
今回発売になるのが、こちらの『機動破壊の解析力』になります。
3月16日発売予定です。
さて、では今回の健大高崎シリーズ最新作『機動破壊の解析力』はどのような内容なのでしょうか?
Amazonの商品紹介のページから引用してみたいと思います。
■内容紹介
甲子園初戦
突破率100%! !健大高崎は、
6年間で甲子園に6度出場し20戦13勝1分!
そのうち、投手のクセや打者の弱点を
徹底解剖できる初戦は、未だに無敗!これは、高校球界屈指のアナリスト、
葛原美峰コーチの力によるところが大である。セイバーメトリクスも駆使する現代の“孫子"が、
強豪校を完全攻略する門外不出の秘策を伝授する!敵を知り、己を知れば、百戦危うからず――。
■目次序章 葛原メモで攻略
目標と願い事は違う/森を見て木を見る/現地で試合を見る/映像で試合を見る/ “葛原メモ"をチームで共有第1章 投手の分析
一にも二にも投手分析/投手を知るための材料/投手のクセを見るポイント/基本の7項目とは/稀に出る投手のクセ/けん制のクセを見るポイント第2章 捕手・野手の分析
野手から得られる情報/配球を見るポイント/独自のチェックポイント/捕手を見るポイント/二塁送球はタイムありきではない/守備を見るポイント/特にポジショニングのミスが多い一塁手第3章 打者の分析
打者を見るポイント/打ち取るか、網を張るか/3点セットで攻略する/分析後に繰り返し練習第4章 配球の基準
狙い球を考える、配球11の基準第5章 ゲームプランの立て方
投手陣の自己診断カルテを活用/何点勝負かを読み切る/ゲームプランで意識が変わる/机上の空論では勝てない/2015センバツ VS天理そのとき第6章 会心の試合
アナリストとして会心の試合その1~5、番外編第7章 痛恨の試合と対応力
アナリストとして痛恨の試合その12/見破られないサイン/ベストはノーサイン野球第8章 セイバーメトリクスの活用
主観に頼らないのがセイバーメトリクス/長打率の盲点/セイバーメトリクスの活用法/セイバーメトリクスでドラ1投手を攻略/チーム力も評価できるセイバーメトリクス/セイバーメトリクスを駆使した継投策第9章 継投策と各投手陣の役割
継投策を採用する理由/各投手陣の役割と適正、絶対条件/継投の適切なタイミング/無視できない延長戦要員/固定観念に縛られない独創的な継投/セイバーメトリクスを用いた課題提示終章 投手の育成法
投手の欠点を矯正せず活かす/力がないピッチャーの投球術/投手が走者となったあとの準備と訓練/ニューボールの対処法/先発=5回までの固定観念を捨てる/効果的な投手の育て方、やる気の出し方https://www.amazon.co.jp/機動破壊の解析力-%EF%BC%88仮%EF%BC%89-田尻-賢誉/dp/4801914241 より
「機動破壊」導入に際して青柳監督に提案をしたのが葛原美峰コーチです。
そのため、田尻氏の『機動破壊』シリーズでも葛原美峰コーチへのインタビューがかなり多くなっています。
ちなみに葛原美峰コーチの息子さんである葛原毅氏も健大高崎のコーチです。
もともとは東邦高校や四日市工業でコーチをしていた父の美峰氏が、葛原毅コーチが就任後に健大高崎の指導に関わるようになったと『機動破壊』の中で紹介されています。
その第1作の『機動破壊』でも葛原美峰コーチのことを
「主にデータ分析をするアナリスト」と紹介してあり、当時からデータ分析に詳しい方であることが分かります。
第3作の『機動破壊の解析力』では、その葛原美峰コーチの解析力にスポットを当てて、データをどう機動破壊に活かしていくか、勝利に繋げていくかがまとめられているようです。
個人的にかなり気になるのは次の項目です。
・けん制のクセを見るポイント
・特にポジショニングのミスが多い一塁手
・配球11の基準
・見破られないサイン
・セイバーメトリクスを駆使した継投策
・継投の適切なタイミング
・効果的な投手の育て方、やる気の出し方
う~ん、この辺りは今すぐ読みたいです…。
すごく参考になりそうですよね!
3月16日が楽しみです。
本を読み終わったら書評記事をアップしますね!
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