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タイブレークの戦い方!おすすめの作戦は何か!?

高校野球でもついにタイブレークが導入!

0アウト1塁2塁からどのように攻めるのがベストなのか!?

私なりに考えてみました!!

 

〇ついに高校野球でもタイブレーク導入!

2018年から高校野球でもタイブレークが導入されています。

タイブレークに関しては賛否あるようですが、私個人としては中学野球でタイブレークにすでに親しんでいることもあり、それほど抵抗感はありません(ただし、中学野球は0アウト満塁からスタート)。

賛否はあってもすでに導入されたわけですから、指導者はタイブレークをいかに戦うかを入念に考えていく必要があります。

 

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8月6日、夏の甲子園で史上初のタイブレークが行われました。

まだまだタイブレークの適用数は少なく、タイブレークでの戦い方が確立されているとは言い難いところです。

今回は0アウト満塁からということで、ケースは異なるのですが、タイブレーク経験が豊富な中学野球顧問という立場から、タイブレークの戦い方、おすすめの戦術についてまとめてみたいと思います。

当然、先攻か後攻かによっても戦術は変わってきますが、今回は一番フラットな状況で考えやすい先攻という設定で考えていきます。

また、タイブレークまでもつれているということは戦力的にほぼ互角という設定で考えていきます。

戦術ごとにオススメ度を5段階表記していきますので参考にしてください。 

 

〇考えられる作戦!

1、盗塁(オススメ度★☆☆☆☆)

ここで盗塁できるようなチームであればタイブレークまでもつれ込んでいないと思います。

バッテリーがランナーを警戒していないはずもなく、ここで盗塁を仕掛けるのは博打でしかないでしょう。

おすすめできる作戦ではありません。

もちろん、あまりに隙があれば別ですが、ここで隙のあるチームはタイブレークまで来ないでしょうね。 

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2、バント(オススメ度★★★☆☆)

一番選択される可能性が高い作戦ではないでしょうか?

しかし、フォースプレーになる0アウト1塁2塁でのバント成功率は決して高いとは言えません。

特に相手が極端なバントシフトを敷いている場合はなかなか決まらないことも多いです。

上手なチームであれば、牽制でランナーを釘付けにし、ランナーをしっかりと見てからインコースに投げてくるなんてこともあります。

そうなると、ランナーがリードを大きく取れない上に、バントの打球も殺せず、3塁フォースアウトになってしまいます。

バントをする場合は相手チームの守備力、あとはシフトとの兼ね合いになるでしょう。

また、タイブレークが何番から始まるかにもよりますよね。

チームで一番打てるバッターから始まった場合はもったいない気もしますし、7番から始まってバントをしたら、8番・9番で返せるのかという不安もあります。

バントは有効でもあるけれども、相手チームや自チームの打順の兼ね合いも考える必要が出て来ますね。 

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3、ヒッティング(オススメ度★★★☆☆)

ピッチャーとバッターの力量によってはヒッティングも作戦としては充分にありではないかと思います。

ピッチャーのレベルが高く、ほとんど打てずにタイブレークまで来ている場合や、バッターにヒットがほとんど期待できない場合は採用しない方が良いとは思いますが…。

ある程度期待できるバッターからタイブレークが始まった場合はヒッティングで攻めても良いでしょうね。

軽打ではなく、通常のヒッティングでいいと思います。

ただし、ここでゲッツーだけは避けたいところです。

つまり、打力だけではなく、バッターランナーとランナーの足の速さも考慮する必要があります。

また、バッターの打球の傾向も頭に入れるべきでしょうね。

よく引っ掛けてサードゴロを打ってしまうようなバッターであればヒッティングを採用しない方がいいかもしれません。

いずれにせよ、ヒッティングもバッターやランナー、相手ピッチャーなどとの兼ね合いをかなり考える必要がある作戦になります。 

 

4、バスター(オススメ度★★★★☆)

これも大いにあり得る作戦だと思います。

先に述べたように守備側はバントの可能性を一番に考えるケースです。

極端なバントシフトを採るチームも多いはずです。

その際にバスターができれば、動いた内野手の間を抜ける可能性も充分です。

ただし、ある程度リスクがあるのも事実で、これまたゲッツーの危険性もあります。

普通にヒッティングするよりも長打の可能性が減るのもデメリットでしょうね。

フライを上げてしまうバッターだと決まりにくいですし、主軸選手ではなく、なおかつ小技の上手な選手のときに採用すべきだと思います。

相手が極端なバントシフトを採用している場合はオススメ度4をつけましたが、定位置を守っているならあまり意味はないのでオススメしません。 

 

5、エンドラン(オススメ度★★☆☆☆)

これも盗塁と同じく博打要素が強いのでなかなかオススメできません。

しかし、効果が無いかというと実は相手守備からするとなかなかに嫌な作戦になります。

ランナー1塁・2塁での盗塁の場合、サードもショートもセカンドもベースに向かって動かなくてはいけなくなります。

ヒットゾーンはかなり広がります。

また、このケースで避けたいゲッツーもスタートを切ることによってなかなか取れなくなります。

空振りしたらほぼ2塁ランナーはアウトになるでしょうし、フライやライナーでダブルプレーの可能性もあり、かなりのリスクがある作戦になってしまいますが、相手チームはほぼほぼ頭に入れていない作戦になるので、有効ではあります。

選手も指導者もかなりの勇気がいるプレーになるので、採用する場合は練習や練習試合でかなりの経験を積んでおく必要があると思います。

少なくとも公式戦でいきなりサインを出したら選手は戸惑うと思います。 

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6、バントエンドラン(オススメ度★★☆☆☆)

先に述べたように0アウト1塁2塁ではバントを決めることはなかなか難しいです。

高校野球レベルのフィールディングだとかなり上手に3塁側に決めないとフォースプレーでアウトになってしまいます。

だからと言って、バントエンドランが有効かというと微妙だと思います。

通常のバントを構えたところからのエンドランの場合、内野手はバントシフトを敷いたままです。

サードはベースカバーに向かうでしょうが、主にバントを処理するピッチャーとファーストに影響はありません。

成功しても2塁ランナーがホームまで行けるわけではなく、バントが成功したのと変わりませんが、リスクだけはかなり増します。

空振ると盗塁失敗になり、小フライでもあげようものならダブルプレーです。

正直あまりおすすめできません。

ただし、足の速いバッターがセーフティバントでのバントエンドランをするのであればサード前に転がったときにオールセーフになる可能性はあります。

ですが、どちらにしろ難しいプレーになるので、0アウトでやる必要があるのか微妙なところです。 

 

 7、バスターエンドラン(オススメ度★★★☆☆)

これもリスクのある作戦ではありますが、バントエンドランやエンドラン以上に相手は嫌でしょうね。

相手がバントシフトを敷いていた場合、転がすことができれば内野を抜ける可能性がエンドランよりもさらに高くなります。

ただし、他のエンドラン系の作戦同様、失敗した場合、あっという間に2アウトという可能性もあるので、ハイリスクハイリターンと言えるでしょう。

入念に練習を積み、全ての責任は監督がもつと言えるくらい腹がくくれているのであればやってみてもいいかもしれません。 

 

〇一番おすすめの作戦は何か?

ということでここまで考えられそうな七つの作戦を順に紹介してきましたが、一番おすすめできるのはどの作戦になるでしょうか?

何度も述べているように、打順や相手守備のシフトにもよりますが、個人的には打てるバッターであればシンプルにヒッティング、そうでない場合はバントかバスターをおすすめします。

上記の作戦の中に★5つはありませんが、★5つをつけるとすれば下記の作戦です。

 

8、バントorバスター(オススメ度★★★★★)

これはどういうことか?

基本はバントをするのですが、バントシフトを厳しく敷いてきた場合はバスターに選手の判断で切り替えるという作戦です。

初球でバントのサインを出したものの、バントシフトが厳しく、2球目でバスターに変更というケースはよくありますね。

これは1球もったいないです。

1ストライク相手にやってしまってからの作戦変更になってしまいます。

それに、2球目も同じく厳しいバントシフトを敷いてくるかは分かりません。

1ストライクだとあまりライン際を狙うバントができないので、初球よりもバントシフトを緩めるチームもあります。

また、初球だけプレッシャーをかける意味でバントシフトをかなり厳しくしてくる場合も多いです。

そこで、選手判断でバントをバスターに変えるというサインを作っておけば、厳しいバントシフトのときだけバスターに自動的に切り替えるという作戦が可能になります。

当然、サインによってバントかバスターか決まっているよりも、選手の判断力を養わなくてはいけないので、かなりの練習が必要になります。

しかし、作戦の効果は抜群だと思うのでぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか? 

 

以上、高校野球タイブレークを考えてみました。

もちろん、その他のカテゴリーでも0アウト1塁2塁のケースでは似たようなことが言えると思うので参考になれば幸いです。

 

※追記

こちらの記事でタイブレークにおいては先攻と後攻どちらが有利なのか考察しています。

よろしければこちらもご覧ください。

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