中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の公認指導員です。

ホームランを打つ喜びを味わって欲しい!ホームランを打てるような指導を!

野球の醍醐味は何といってもホームラン!

野球を始めたからには、生涯に一度は体験してもらいたい!

誰でもホームランを打てるような指導を目指していきましょう!!

 

〇野球の醍醐味はホームラン!

みなさんが野球を始めたきっかけは何でしょうか?

私が野球を始めたきっかけは、父親が趣味で観ていたプロ野球中継で観たホームランでした。


[スポーツ]見ていて爽快!ホームラン集!

野球のルールはさっぱり分かりませんでしたが、バッティングに興味をもち、プラバットとゴムボールで簡単な野球の真似事を始めたことを覚えています。

小学生になると投げる方にも興味が沸いてきて、友達とピッチング練習をしたり、公園でノックをしたりもしましたが、やはり一番好きなのはバッティングでした。

もちろん、人それぞれ好みは違いますので、バッティングが好きな人以外にも、ピッチングが好き、守備が好きなど好みは分かれると思いますが、野球が好きな人で、バッティングが嫌いでしょうがないという人はいないのではないでしょうか?

そして、バッティングでも、やはり長打を打ったときの喜びは代えがたいものがありますよね。

それがホームランならなおさらです。

 

私は、それほど野球が上手だったわけではありませんでした。

小学生、中学生のころはレギュラーになんとかなれたレベルで、それほど長打を打てた記憶がありません。

身長が急激に伸びた高校生になってようやくバッティングで芽が出て、主軸を打てるようになりましたが、それでもホームランはランニングホームランか、少し狭い校庭で打ったもののみでした。

初めて球場で柵越えホームランを打てたのは、何と29歳の教職員野球でした。

ちょうど野球部の副顧問になり、野球を一から勉強し直そうと、選手と一緒に練習するようになってようやくホームランが出ました。

左中間の一番深いところへ放ったホームランは今でも感触が忘れられません。

それ以降、数本打ちましたが、この1本はおそらく一生忘れないと思います。 

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↑私のどうでもよい野球人生の振り返りはこちらです。 

 

そんなこともあり、私は選手たちに中学校野球部在席3年間のうちに、1本でもいいからホームランを打ってもらいたいと考えています。  

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〇すでに長打を諦めている選手… 

ところが、入部してくる新入生に、

「どんな選手になりたいか?」

と聞くと、

「小技の上手な選手」

「進塁打が打てる選手」

などと地味な意見がかなりの割合で出てきます…。

ここ数年で、「ホームランを打てる選手」と答えた選手は正直いなかったです…。

これは中学校野球部入部に至るまでの野球経験から来ているようです。

私の地域ではシニアやボーイズなどの硬式野球クラブチームがたくさんあり、少年野球で主軸だった選手はほとんどそちらに行きます。

中学校野球部に入部してくる選手は、未経験者か、もしくは少年野球チームで主軸では無かった選手がほとんどです。

それらの選手は、どうも話を聞くと、少年野球時代ほとんど期待されず、毎打席のようにバントをさせられたり、進塁打を打たされたりしていたようなんです。

大振りしようものなら怒られ、

「お前にヒットなんか期待してねーよ!」

などと言われた経験のある選手も…。

 

これでは入部したときに

「ホームランバッターになりたいです」

なんて言えるはずはありませんよね…。

※もちろん、心の底から「バントの達人になりたい」、「何が何でもチームに貢献できる選手になりたい」というのであれば、否定はしません。ここで言いたいのは、どこかに「諦め」や本当はホームランを目指したいのに、大人の顔色を伺うようになってしまっているのはまずいということです。

 

そうなってくると、野球部在席3年間でホームランを打つことができるようにするには、技術的な指導、本人の努力も当然ありますが、選手の意識を変えることから始めていかなくてはいけません。  

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〇まずは意識改革から! 

こういった経緯を踏まえ、私が入部後によくやるのは、

①自身の経験からホームランの魅力を語る。

②プロ野球やメジャーリーガーのホームラン動画を見せる。 


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③「軌道」、「着地」、「回転」がハイレベルでできるようになれば身体が小さくてもホームランは打てることを説明する。

④西武ライオンズ森選手や、アストロズのアルトゥーベ選手のホームラン動画を見せる。  


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⑤小柄なのに長打を連発するキャプテンのバッティングを見せる。

※ここ2代、小柄なのに長打を打てる選手がキャプテンになっています。

⑥再面談する。

 

この流れで指導をすると、

「なれるのならホームランバッターになってみたい!」

とどの選手も言ってくれます。

みんながそういった意識に変わってくると、他の選手が長打を目指すことをバカにするような雰囲気もなくなります。

※これが意外とやっかいです。フルスイングをする小柄な選手に「お前にそんなの期待してないよ!」などと声かけするようなチームメイトがいると、選手は周りの目を気にするようになってしまいます。

意欲が出てくれば、あとは「軌道」、「回転」、「着地」のレベルを上げていく練習になります。

結局、意欲がなければ大きな成長はないので、まずはホームランを打ちたいと思うところからだと思いますし、いかにそう思わせるかが指導者の腕の見せどころだと考えています。 

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↑このあたりの記事も参考になれば…。

 

具体的な練習方法は私のブログでいくつも紹介しています。 

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↑一通りの流れはこちらをどうぞ。 

また、正直、モチベーションが変わってくるだけでもバッティングは変わってきます。

「誰もがホームランの可能性がある」

「自分もホームランが打てる」

まずは指導者が選手に夢をもたせるところから始めてみませんか?

少なくとも、指導者が選手の可能性を潰さない指導を心がけていきましょう。

このあたりはこちらの記事もご覧ください。 

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