キャッチャーも負担が大きいポジションです!
キャッチャーもイニング制限が必要!
複数キャッチャーを育てる努力をしていきましょう!!
〇ピッチャーの健康を守る議論は進むが…
↑広尾氏の書籍が話題を呼んでいます。
高校野球でも甲子園で球数制限の導入が検討されるなど、ピッチャーの球数制限、負担を軽減するということについては少しずつですが議論が進んできていると感じています。
しかしながらピッチャー同様に負担が大きいキャッチャーについてはあまり話題に上がらない気がします。
キャッチャーも肩肘をはじめ、かなり負担の大きいポジションです。
私はキャッチャーも複数育成する必要があると思っています。
私のチームでは全員ピッチャー以外に全員キャッチャーも取り組んでいます。
↑全員ピッチャーの取り組みはこちらです。
ピッチャー以上に育成が難しく(私の力不足もあると思います)、育成を続けていますが、実際に練習試合でキャッチャーをできるレベルなのは16名中7名です。
なんとかここまで増やすことができました。
左投げのキャッチャーもいます。
これでも多い方だと思います。
見ていると、練習試合2試合ともキャッチャーは交代なし、もしくはバッテリーが入れ替わるだけというチームも多いです。
それではキャッチャーも故障してしまいます。
私のチームではキャッチャーでの出場は7イニングまでにしています。
一日2試合キャッチャーをやることはありません。
ピッチャーとキャッチャーをやる場合も合計7イニングまでです(このケースはほとんどありません)。
ほとんどの練習試合をダブルヘッダーで行っていますが、2試合やれば3人〜5人ほどにキャッチャーをやってもらうことがほとんどです。
ピッチャーだけではなく、キャッチャーの身体も守れるようにしていきたいですね。
〇まずはピッチャーのボールを捕れるようにすること!
ここまで、ピッチャーだけでなく、キャッチャーも複数育てるべきだと述べてきました。
ではどのような工夫が必要か?
まず最低限必要なことはピッチャーのボールを捕れることです。
ステップやスローイングはその後だと思います。
キャッチングをうまくするためにはキャッチボールでキャッチャーのキャッチングを反復することが必要です。
こちらの記事にまとめていますが、まずは全体にキャッチングのコツを指導し、キャッチボールでやってみましょう。
野手のキャッチングとは根本的に捕り方が違いますから、まずは捕り方を習得しなければいけません。
スローイングやストッピングなどはある程度キャッチングができるようになった選手に指導したら良いのではないでしょうか?
↑キャッチャーへのアドバイス記事です。リードなんかはもう最後でいいと思います。軸に慣れそうなキャッチャーに仕込む形でいいのではないでしょうか?
〇そもそもミット慣れが必要!
ただ、最近とみに感じるのは、ミット慣れしていない選手が多いということです。
私は子どものころ、野球といったらバッテリーみたいに思っていたので、ピッチャーとキャッチャーに憧れ、キャッチャーミットもお年玉で買ってもらって練習していました。
なので下手でしたが、ミット慣れしていないということはありませんでした。
しかし、多くの選手はミット慣れしていません。
キャッチングを習得するにはまずミット慣れする必要があります。
そこで、部のミットがあれば、それをキャッチボールの際に日替わりで使わせるのがオススメです。
私のチームでは部のミットがありませんので、断腸の思いで、大事な自分のミットを選手に輪番で貸しています…。
レガースやマスクにも慣れていない選手が多いので、キャッチボールで防具をつけさせることもあります。
地道な努力ですが、繰り返していくことで確実に上手になっていきます。
みなさんのチームでも、キャッチャーを育てるために、選手の負担を軽減するために、ぜひ取り組んでみてください。
これに関連してこちらの記事も書きました。
ぜひご覧ください。
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