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フォロースルーのバットがキャッチャーに当たったらどうなるの?(野球のルールシリーズ10)

フォロースルーが大きいバッターが増えてきました!

もしも大きなフォロースルーがキャッチャーのミットに当たったら!?

これはバッターの妨害、キャッチャーの妨害、どちらになるのでしょうか?

 

ここまでの野球のルールシリーズはこちらです。 

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〇フォロースルーのバットがキャッチャーに当たったら…

ここ数年だと思いますが、フォロースルーが大きなバッターがかなり増えたと感じています。

MLBのフライボール革命や発展したバッティング理論の影響かと思われます。

宮川理論の影響も少しでもあれば嬉しいですが、それはどうでしょう、分かりません。 

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↑宮川理論はこちらです。私は公認指導員を辞めましたが…。 

  

個人的にはフォロースルーが大きいことは良いことだと考えています。

もちろん、故障に繋がるように無理やりフォロースルーを大きくすることは反対です。

※注意してください。そういう指導をするチームもあります。

しかし、テクニックを身につけた上で、選手に合った範囲でフォロースルーを大きくすることには賛成です。

たとえばオリックスの吉田正尚選手はテクニックがあってフォロースルーが大きくなっています。 

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↑詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

さて、本題です。

フォロースルーが大きな選手が増えたことで、フォロースルーの際にバットがキャッチャーに当たるケースが出てきてしまっています。

これは少し前までであれば極めて稀なケースでしたが、現在は極めて稀とまで言えなくなってきました。

私も練習試合で何度か目撃しています。

これがフォロースルーではなく、スイング時であればキャッチャーの打撃妨害になります。

しかし、フォロースルーの際にキャッチャーのミットに当たるとどうなるのでしょうか?

 

今日のテーマです。 

「Q、ランナー1塁でランナーが盗塁を試みました。その際にバッターはスイングをし、空振りをしたときに故意ではないもののスイングの余勢でフォロースルーのバットがキャッチャーに当たり、キャッチャーは送球ができず、ランナーをアウトにすることができませんでした。この場合どうなりますか?」

さて、どうなることでしょうか?

 

 

さっそく正解です。

「A、故意の場合は守備妨害でバッターアウト。ランナーは戻されますが、故意ではないと判断された場合は、キャッチャーにバットが当たり、送球できなかった時点でボールデットになります。バッターにはストライクが宣告され、ランナーは1塁に戻されます。もし送球できて、ランナーをアウトにした場合は何もなかったものとしてストライクを宣告、ランナーはアウトになります。」

と、なります。

 

けっこう複雑なので公認野球規則を見てみましょう。

「(前略)打者が空振りし、スイングの余勢で、その所持するバットが、捕手または投球に当たり、審判員が故意ではないと判断した場合は、打者の妨害とはしないが、ボールデッドとして走者の進塁を許さない。打者については、第1ストライク、第2ストライクにあたるときは、ただストライクを宣告し、第3ストライクにあたるときに打者をアウトにする。」(公認野球規則6.03a3・4【原注】)

まず、基本的な考えとしては責任は打者にあります。

このプレーでキャッチャー、守備側が不利になることはありません。

ランナーがいない場合は、故意でなければストライクカウントのみが増えることになります。

 

ただし、ルール上は打者に責任があるとしても、キャッチャーが気をつけなくとも良いわけではありません。

実際、プロ野球でバレンティン選手が実際にキャッチャーにバットを当ててしまっていましたね。


伊藤光捕手にバレンティン選手のバットが直撃

正確に覚えていませんが、バレンティンのバットはこれだけではなく、数回キャッチャーに直撃しています。


杉山捕手バレンティンのバットが頭に直撃!緊急搬送!2016.07.24 プロ野球 ヤクルトvs中日ドラゴンズ

見てお分かりいただけるように、どちらもバレンティンは故意にはやっていません。

バレンティンの長所である大きなフォロースイングで長打を狙ったがためにこういった事故が起こってしまったわけです。

バレンティンは急にフォロースルーが大きくなったわけではなく、来日して以来、ずっとフォロースローは大きいです。

そういったことから里崎氏も「キャッチャーに責任がある」という旨の発言をしています。

 

いずれにせよ、ケガに繋がるのが一番怖いので、バッター、キャッチャー双方が気をつけていきたいですね。

私は練習試合の球審をやる場合、インターフェアの危険を感じたらキャッチャーに「気をつけてね」だとか、「少し下がらないと当たるよ」などと声をかけるようにしています。

このようにキャッチャーが前に出すぎているケースも多いので、指導者の方は前に出すぎていないか注意してあげてください。

 

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