西武ライオンズ2016年ドラフト1位の今井投手が故障で離脱!
やはり2月1日にブルペン入りは無理があるのではないか?
首脳陣の責任は問われないのか?
〇西武のドラフト1位ルーキー今井投手が故障!
以前、春季キャンプ初日にブルペン入りする慣習に警鐘を鳴らしました。
2月1日にある程度アピールできる状態にもっていくためには、1月に入ってすぐにキャッチボールをするくらいでないといけません。
そして、春季キャンプにピークをもってくるとシーズンを通して戦うことはなかなか難しいという趣旨の話をさせてもらいました。
当然、寒い時期に急ピッチで仕上げることでケガのリスクも上がります。
そして今日、恐れていた出来事が起こりました。
西武ライオンズのドラフト1位ルーキーの故障離脱です。
西武ドラ1今井 キャンプ初日からブルペン入り「カメラの数が多かった」
↓
西武ドラ1・今井が一軍キャンプ離脱 渡辺SD「もともと連れてくるピッチャーじゃなかった」
ということで、西武ライオンズのドラフト1位ルーキー今井投手(作新学院)が右肩の故障で離脱してしまいました。
今井投手は2月1日の初日にブルペンで35球を投げています。
その後、右肩に強い痛みを覚え、2日はノースロー。
3日も完全ノースローでそのまま1軍離脱となってしまいました。
今井投手は昨年の甲子園でかなりの球数を投げていますから、初日のブルペン入りに関係なく故障した可能性もあります。
↑こちらが甲子園での今井投手です。
高校野球では3月からの練習試合に備えて、2月のブルペン入りはそれほど珍しいことではありませんから、春季キャンプのせいではないという見方もできるかもしれません。
しかし、ドラフト1位のルーキーが1軍キャンプに臨む気持ちがどれほどのものだったのかはなんとなく想像できます。
またプロ野球の監督やメディアの前で初めて投げる緊張感もあったことでしょう。
それらの影響は間違いなくあったと思います。
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〇首脳陣に責任は無いのか?
そして私が許せないのは、この今井投手の故障に対する首脳陣のコメントです。
先にリンクを貼った記事の先に首脳陣の言葉が掲載されています。
故障後の言葉
土肥義弘投手コーチ(40)「大事をとっての決断です。本人が一番悔しいだろうけど、何でも今後の糧にしてもられば。準備が大事だということを改めて感じてもらえれば」
渡辺久信シニアディレクター(SD=51)「1年目でもともとは連れてくるようなピッチャーじゃなかったんで。しっかり診てもらってB班の方に合流するということ。とりあえず切り替えていけるんじゃないかな」
「準備が大事だということを改めて感じてもらえれば」
今井投手の準備不足が原因ということなのでしょうか?
新人合同自主トレでは余裕をもってメニューをこなしていたようですが、もっと投げて来いという意味でしょうか?
「1年目でもともとは連れてくるようなピッチャーじゃなかったんで。」
だから故障しても仕方ないということなのでしょうか?
その連れてくるようなピッチャーではなかった今井投手を1軍キャンプに連れてきておいて故障させた首脳陣に責任は無いのでしょうか?
正直、これらのコメントにはファンとして怒りを覚えます。
〇ブレーキをかけるのも指導者の仕事である。
もちろん、がんばりきれていない選手の背中を押したり、ハッパをかけたりすることも指導者の仕事です。
しかし、ルーキーやクビがかかっているような選手はそんなことされなくてもハイペースで仕上げ、アピールしようとするに決まっています。
そういった選手にブレーキをかけ、故障を防ぐことも指導者の仕事です。
当然プロなのですから選手にもケガの責任はあります。
しかし、右も左も分からないルーキーにケガ予防の知識を教えたり、ブレーキをかけたりすることができず、選手だけに責任を負わせる首脳陣ならいらないと私は思います。
今一度提言しますが、2月1日のブルペン入りを半ば強制することは間違っています。
むしろ「初日だからブルペンには入ってはいけない」くらいでないと故障者はこれから先も出続けるのではないでしょうか?
あくまでも照準はシーズン開幕です。
2月1日に照準を合わせさせてもピークが続くはずがないということを分かってもらいたいものです。
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〇その後の今井投手の経過!
開幕を2軍で迎えた今井投手は4月15日のイースタン巨人戦でプロ初登板、初先発。
しかし、4月25日の2度目の登板の後、右肩に違和感を訴え、戦線離脱してしまいます。
その後、復帰した後は2軍のフレッシュオールスターで先発し、151kmを計時します。
さらには8月4日のヤクルト戦で5回1失点でプロ初勝利。
2軍では7試合に登板し、防御率2点台と通用するところを見せていた矢先でした。
残念なことに8月11日の楽天戦で先発するも、先頭打者を三振に取った後に緊急降板。
重症では無いようなのですが、右肩の炎症再発ということで、再び戦線離脱してしまいました。
こちらの記事によると復帰は9月下旬とのことですが、今シーズンは無理させる必要は無いのではないかと個人的には思います。
まだまだ成長が望める大器だと個人的には感じています。
無理することなく、来シーズンを飛躍の年にして欲しいです。
ファンとして、今井投手の早期の回復をお祈りします。
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