陸上競技の練習で有名なビートランニング!
野球の練習としてもどうでしょう?
〇身体を上手に使えない中学生…
先日知り合いの中学校軟式野球チームの合同練習プラス練習試合に参加してきました。
昨今よくある光景ですが、2チームともに人数はギリギリ。
中学生になってから野球を始めた子も試合に出ないといけない状況でした。
合同練習ではウォーミングアップを丁寧に行うところから始まりました。
私はどちらかというとボールを使った練習に時間と体力をさきたいので、それほどウォーミングアップに時間をかけることはしません。
しかし、ウォーミングアップでの選手たちの動きを見て、私の認識の誤りに気が付きました。
多くの子が自分の身体を上手に動かせないのです。
スキップができない。
身体を捻れない。
リズムが取れない、などなど。
これには愕然としました。
確かに同じチームを指導しているとだんだんとチームが成長していきます。
数年たってくると未経験者の割合は減っていき、一部の子を除くとある程度それなりの動きができるようになっていきます。
私はそんなチームの状態に慣れてしまっていました。
守備やバッティングの基礎基本は大切にしてきた私ですが、そもそも身体の使い方の基礎基本を教えてはいなかったのではないか?
そんな大切なことに気づかせてもらった合同練習でした。
〇身体を上手に使えない子を育てるビートランニング!
そこで、様々なコーディネーショントレーニングを再勉強しました。
いろいろと野球に応用できそうなトレーニングがたくさんあったのですが、その中でも以前自分のチームでも取り入れていたトレーニングを紹介したいと思います。
私の尊敬する陸上競技部の棟方拓也先生が考案した「ビートランニング」です。
本来は陸上の練習なのですが、コーディネーショントレーニングにもなりますし、野球に必要なリズム感も養うことができます。
言葉で説明することは少し難しいので、こちらの動画をごらんください。
どうでしょう?おもしろそうじゃないですか?
野球にも応用できそうだと思いませんか?
また、書籍も発行されていますが、絶版になってしまったのでしょうか?
やたらと高い値段で取引されています。
音楽で"カラダと時間"を操る 超感覚「走」トレーニング ビートランニング
- 作者: 棟方拓也
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2011/03/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 2回
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なかなか音楽を流して練習を行うことは難しいかと思いますが、私は笛を用いて行っていました。
(追記)最近はスピーカーで音楽を流せる環境になりました。
動画にある動作だけではなく、様々な動作をリズミカルに行うことで、自分の身体を上手に使うことができるようになっていきます。
また、自分のリズムではなく、一定のリズムに合わせることで、動作のスピードを上げる効果もあります。
上記の他にもyoutubeに様々な動画がアップされていますので、そちらを参考にぜひ取り入れてみてください。
↑野球部で取り入れている例もありました!
↑DVDもあります。
また、東京都多摩地区の方には「ビートアスリートクラブ」というビートランニングを小中学生に教えてくださるクラブもおすすめです。
私の息子が大きくなったら参加させたいなと考えています。
※2017年5月5日追記
ビートランニングが全競技に応用できるように進化した「B-ToRE」が発表されました。
ジャパンライムからDVDが出ています。
「B-ToRE」について詳しくまとめた記事はこちらです。
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