中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

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毎年恒例!また「地獄の秋季キャンプ」が始まりました!【2017年編】

プロ野球の秋季キャンプ!

2017年シーズンの秋季キャンプはどんな感じ!?

やっぱり地獄のキャンプ!?

 

〇毎年恒例の地獄の秋季キャンプ!

昨年も秋季キャンプに対する疑問を記事にさせていただきました。 

www.taguchizu.net

こちらの記事では、秋季キャンプが

・科学的根拠が無い質より量重視の根性練習中心になっていること。

・シーズン終了後の疲れが溜まっている時期に行われること。

・優勝を逃した懲罰のように行われていること。

を指摘しています。

また、元ロッテの里崎氏の発言も紹介しました。

――そうなると、キャンプ中によく各球団から出てくる「うちはどこよりも長く練習してきた」みたいなコメントは…。
 
「意味ないっす。どこも長くやっていますから。『地獄のキャンプ』とか言ってただ走らせて選手がしんどい思いをしているのを見て喜んでいる(笑)。そもそも、シーズンが終わって結果が出るわけですけど、優勝以外はそれまでの準備は不正解なんですよ。
 
つまり、12球団のうち10球団は不正解。成果が出ていない、ということですから。それなのに何十年も同じキャンプの取り組み方。これで強くなるわけない。成果から振り返って、検証しないとダメですよ」

https://www.baseballchannel.jp/npb/32945/2/ より引用

この発言は本当に的を射ているように感じます。

そもそも『地獄のキャンプ』なんて言葉が出てくること自体が間違いです。

マスコミがおもしろがって使っている場合もありますが、首脳陣自ら『地獄のキャンプ』という言葉を使うこともあります。

そうでなくとも「徹底的に追い込む」なんて言葉は平気で出て来ます。

選手のレベルアップが目的なのであれば、もっと違う言葉が出てくるはずだと思うのですが…。 

  

〇読売ジャイアンツの秋季キャンプ!

2017年の秋季キャンプで特に注目している球団が3球団あります。

まずはBクラスに転落してしまった読売ジャイアンツです。

Bクラスに転落してしまったことをどう捉えてどんなキャンプにするのか注目していました。

そうしたら、まあ予想通りですね。 

www.daily.co.jp

野手陣は振り込みの量を増やして、例年よりも厳しくするそうです。

典型的な懲罰『地獄のキャンプ』ですね。

投手陣は走り込みを熱心にやっているようですが、こちらはすみません、例年よりも多いのかどうかは分かりませんでした。

www.youtube.com

野手陣に一日1500スイングというノルマを課したわけですが、ノルマを課すということは質より量を重視したということになります。

この辺りの危険性は以前別の記事で指摘しています。 

www.taguchizu.net

ノルマスイングでバッティングが良くなるという科学的な根拠はありません。

意識高く、質の高いスイングを繰り返したら良くなるでしょうし、逆に低い意識でスイングを繰り返せば悪い癖がつくことになります。

また、硬式バットやマスコットバットでの多量のスイングはケガのリスクがかなり高まります。

おまけに、すでにシーズンの疲れが溜まっている状態で行うわけですから、なかなか高い効果は得られず、むしろリスクのみが残る可能性もあります。

現に二日目にはこういった事態に陥っています。

 

www.sponichi.co.jp

これは記事によるとバッティング練習を2時間ぶっ通しで行ったようですね。

メニュー消化に2時間かかったという意味ではなく、

文字通り2時間ぶっ通しで振り続けたようです。

そりゃ足もつりますよね…。

この練習は果たしてどんな効果があるのでしょうか?

2時間も続けて振り続けたことはないので想像ですが、いくらプロの体力でも途中からはまともなスイングができなかったのではないでしょうか?

確かにある程度の量は必要かもしれませんが、たとえば30分を4セットに分けて、間に別の練習を挟むなど工夫をすれば足をつる選手は出なかったのではないでしょうか?

これでは「足をつるための練習」をしているような気がします。

里崎氏が言うように、

「選手がしんどい思いをしているのを見て喜んでいる」

のではないかと感じてしまいます。 

広島アスリートマガジン 2017年優勝記念特別増刊号

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〇阪神タイガースの秋季キャンプ!

同じくセ・リーグで注目しているのが阪神タイガースの秋季キャンプです。

昨年はまさに懲罰キャンプのような発言をし、実際に厳しい練習を課していた金本監督でしたが、今年は少し様相が違うようです。

 

www.hochi.co.jp

こちらの記事を見ると、金本監督から「量より質」という発言が出て来ます。

昨年は明らかに量重視だったので、方針を転換したようです。

もちろん、楽をさせるということではなく「しっかり500振れ」というように高い質を求めるという意味のようですね。

 

www.tokyo-sports.co.jp

このように、厳しい練習を課すこともあるようで、昨年よりも考えて秋季キャンプを行っているように私は感じました。

昨年は春季キャンプ~秋季キャンプまでとにかく厳しい金本監督というイメージがありましたが、今シーズン2位に浮上した手ごたえもあるのでしょう、金本監督自身が指導者として進化してきたような気がします。

若手の育成にも力を入れようとしているところが垣間見え、チームの方針ができてきたような印象をもちます。

藤浪投手を追い込む発言のように、まだまだ指導者として疑問を感じるところもありますが、今後に期待です。 

www.taguchizu.net

 

〇井口新監督の千葉ロッテマリーンズに注目!

もう1球団、千葉ロッテマリーンズの秋季キャンプにも注目しています。

2017年シーズンは振り返りたくないくらいの成績だった千葉ロッテですが、井口新監督が誕生しました。

私は引退即コーチ、即監督という人事にはあまり賛成しません。

名選手が名指導者とは限らないからです。 

www.taguchizu.net

こちらの記事に詳しくまとめていますが、特にプロ野球の場合は高いレベルのコーチング能力が求められると思いますから、できれば指導者としての勉強を数年してからコーチになるというのが良いのではないかと思うのです。

ましてやいきなり監督なんてなかなかできることではないと思いますし、現に引退即監督のケースでは多くの名選手が失敗しています。

 

ですが、私はこの記事を見て井口新監督に期待をもちました。

www.sanspo.com

「どういう選手になりたいのか、何を悩んでいるのか。いろいろと聞きたい。時間は十分にあるので」

http://www.sanspo.com/baseball/news/20171018/mar17101805020001-n1.html より

これはまさにコーチングの手法ですよね。

私も選手とのコミュニケーションはものすごく大切にしているので、感動しました。

この発言を聞いたときに、井口新監督であればもしかしたら千葉ロッテは強くなるかもしれないなと感じました。

『地獄のキャンプ』なんて無いメジャー経験者でもありますし、日本の秋季キャンプを変えてくれるかもしれないと思ったわけです。

 

www.marines.co.jp

こちらの公式ホームページによると、

今年の秋季キャンプは井口新監督の意向で期間が短縮され、例年のように体力強化がメインではなく、実戦形式の練習、紅白戦、練習試合が多く組まれているそうです。

さっそく井口色が出ているみたいですね。

これが結果に繋がってくると他の球団にも井口方式が広まっていくかもしれませんね。

これからの井口新監督に期待です! 

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〇球団だけの問題ではない!野球界の問題『地獄のキャンプ』!!

この『地獄のキャンプ』問題を考えている中で、分かったことがあります。

『地獄のキャンプ』をしたがっているのは球団首脳陣だけではないということです。

どうも、多くのファンもこの『地獄のキャンプ』を楽しみにしているようなのです。

私はフェイスブックでいくつかの球団の応援グループに所属していますが、その中の投稿でも『地獄のキャンプ』を求める投稿を多く見かけます。

練習時間が長ければ長いほど高く評価している人が多いですし、少しでも休もうものなら、

「甘い。」

「根性が無い。」

「だからシーズンで活躍できない。」

のオンパレードです。

球団のフェイスブックページの投稿で、ファンサービスのために笑顔で練習している写真があったときには、

「そんな風に練習してんだから弱いんだよ!」

なんてコメントを見たときにはさすがに辟易してしまいました。

ファンもリーグ制覇できなかった鬱憤を『地獄のキャンプ』という形で晴らしたいように私には感じます。

 

また、野球経験者の方も

「俺もとにかく数をこなしてうまくなった」

なんてコメントが多いです(もちろん数も重要ですけれどもね)。

野球界が「質より量」という考え方から一向に抜け出せない理由が垣間見える気がします。

私たちにプロ野球ファンの意識を変えることはなかなかできませんが、時間はかかっても少年野球、中学野球から「量よりも質」を重視した練習に転換し、それで育った選手たちが野球ファンの意識改革にも寄与してくれることを期待するしかないのではないでしょうか?

まだまだ『地獄のキャンプ』は続くと思いますが、

「千里の道も一歩から」のつもりで野球界を変えていきましょう。 

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