高校野球ではせっかく発達したSNSなどのメディアを利用できていない!
もっとチームのファンを獲得するために積極的に活用すべきだ!
それが回り回ってチームの強化にもつながるはずだ!!
〇高校野球ではほとんどインターネットを活用できていない。
最近、私は「もしも自分が高校野球の指導者になったら」という目線でいろんな試合を見たり、野球について考えたりしています。
そうしたときにいくつか高校野球について気が付いたことがあります。
たとえばこの記事なんかもそうなのですが、謎の「野球部あるある」は無くしていきたいなと思います。
他にもいろいろと考えたのですが、今回は高校野球部はもっとインターネットを使ってファンを獲得すべきではないのかということを記事にしたいと思います。
真偽は不明なところもありますが、高校の野球部によっては
・入寮の際に携帯電話を取り上げる。
・SNSの使用禁止。
などという制約があるところもあるようです。
まあ、メディアの前で監督さん自らそのような発言をしているチームもあるので、事実なのでしょう。
こちらの記事では携帯解約となっていますね。
それぞれの高校野球部の方針ですから、私が口を出すことではありませんが、私は逆にもっとインターネットを活用していくべきではないかなと思います。
〇ブログやSNS、ホームページを有効に活用してはどうか?
大学野球部になるとインターネットは当たり前のように活用されています。
こちらは横浜桐蔭大学硬式野球部のホームページですが、試合結果や日程、写真入りの選手紹介などが細かい情報が掲載されています(教え子がいるので掲載してみました)。
SNS、特にツイッターでも各大学野球部は情報発信していて、試合の速報を発信してくれていたり、次の試合の予定を発信してくれたりしています。
また、チームによっては試合や練習の様子を動画で発信してくれている場合もあります。
これらの発信はファンからするととても助かりますし、それらの発信を通じて、新たにファンを獲得するきっかけにもなります。
また、入学、入部を検討する上での良い材料にもなります。
せっかくこれだけインターネットが活用しやすい世の中になっているのですから、活用しない手はないと思います。
中学のクラブチームでもホームページをうまく活用しているチームはありますよね。
高校野球部でも活用することで強いチームを作ることができるのではないでしょうか?
高校野球ではファンの力はかなり大きな力になるのはみなさんの経験上お分かりいただけると思います。
これは甲子園の話ですが、観客をどれだけ味方にできるかによって勝敗が決まることだってあります。
いわゆる名門校のように名の知れた学校というだけで、球場の客の入りも違いますよね。
どれだけファンを獲得するかは非常に重要です。
また、多くのファンを獲得することは、入部希望者を増やすことにもつながります。
普通の公立校がファンを増やす機会がどのくらいあるか?
普通にやっていたら、そんなにありません。
数少ない大会でインパクトを残すか、数回の体験入部で気に入ってもらう。
あとは毎日の地道な活動で近隣の方々から評価してもらうくらいしか無いのではないでしょうか?
高野連の規則でホームページを作ってはいけないというのが無いのであれば(すみません、ここのところが分かりません)、ホームページを作成したりフェイスブックページを活用したりしてどんどん情報発信すべきだと思います。
正直、現状ではほとんどの高校野球部の活動日程すら分かりません。
大会は高野連のホームページで分かりますが、練習試合の日程などはほぼほぼ分からないです(有名どころはファンを通じて伝わってくることはあります)。
それでは応援したくても応援に行けません。
〇具体的にどんな発信をするか?
具体的には次のような発信をしたいと考えています。
私の場合は管理が簡単なフェイスブックページで行いたいと思っています。
1、日程の連絡
…これは一番重要だと思いますが、案外行われていません。
当然、選手や保護者には当面の予定が配布されているでしょうが、それは地域の人やOB、ファンに向けても発信すべきだと思います。
もちろん、いろいろな人に観戦に来てもらえるようにグラウンドの準備(イスなど)をしっかりとすべきです。
2、選手・チームの紹介
選手の紹介はできれば顔写真つきで掲載したいところですが、それは保護者会で同意が得られればですね。
できればポジションや目標などその選手の人となりが分かるような紹介ページを作成したいです。
チームの紹介では、チームの特徴を大きくアピールします。
私のチームであれば「人間形成」と「組織作り」を中心にそえた走塁のチームになると思うので、その点を大々的にアピールして試合を見に行きたいと思えるようにしたいです。
3、活動報告
…これは主に試合の結果が中心となると思いますが、日々の練習の様子も定期的にアップしたいです。
普段の練習風景は中学生が進路を選ぶときの参考にもなると思います。
また、この活動報告はマネージャーが中心になって行ってもらいたいと考えています。
これも組織作りの一環で、マネージャーにもチームがファンを獲得するためにどうしたら良いか考えて欲しいからです。
4、動画配信
この動画配信は、選手が小学生や中学生に向けて、野球技術のアドバイスをする動画を継続的に配信したいと考えています。
これはファン獲得、新入部員獲得のみならず、野球界のためになればということと、選手のアウトプットの場を作ることを意図しています。
自分が分かっていることでも、人に分かりやすく教えるということはなかなかに難しいです。
それを動画配信という形で経験させたいと思います。
そういった動画を見て、グラウンドや球場に足を運んでくれる人がいたら、選手もすごく喜ぶと思いませんか?
またがんばろうと思うはずです。
〇選手にも自覚が芽生える!
選手から携帯電話を取り上げ、情報を断絶することはある意味楽なのかもしれません。
選手も慣れれば野球に集中できるのかもしれません。
しかし、それでは外界と断絶し、周りが見えない選手を育ててしまうことになるかもしれません。
インターネットを活用して情報を発信するということは、逆に情報が入ってくる可能性も多々あります。
たとえば、今回の私の案の場合、「人間形成」に力を入れるということを発信します。
それなのに、移動のマナー・観戦のマナーが悪かったら学校やフェイスブックページにクレームが入るかもしれません。
あまりにもひどい場合は炎上なんてこともあるかもしれませんね。
情報を発信するということはそれだけリスクのあることです。
しかし、そうしたリスクがあることをしっかりと理解した上で、だからこそ
「日常生活からしっかりとやっていかなくてはいけないのだ」
「もっと野球に真摯に向き合わなくてはいけないのだ」
と選手はさらに成長することを期待します。
ということで「高校野球部はもっとSNSやブログを活用してファンを獲得することが、チームをさらに強くすることにもつながるのではないか」という記事でした。
今はまだ「もしも高校野球の監督になったら」という視点での話ですが、いつか挑戦してみたいものです。
高校野球界からのオファーはいつでもお待ちしています。
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