中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の公認指導員です。

チームの「人間力」「組織力」のレベルを一瞬で判断する方法!

チームの強さは「人間力」と「組織力」で決まる!

その「人間力」と「組織力」がどのくらい育っているかを一瞬で判断する方法を教えます!

まずは自分のチームで確認してみましょう!

  

〇チームが安定して強いかどうかは人間力と組織力で決まる!

以前から何度も何度もお話しさせていただいていますが、私は野球のみならず、スポーツ、さらには会社なども含めた組織全般は「人間力」「組織力」で決まると考えています。 

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他にもいろいろな記事で触れていますが、これらの記事を読んでいただければ私の言いたいことは伝わるのではないかと思います。

野村克也氏も同じようなことをその著作で書かれていますね。 

野村克也 野球論集成

野村克也 野球論集成

 

  

いくら能力が高い選手が集まっても、それが続かないと常勝チームを作ることはできません。

強豪の私立高校なんかだとスカウトする形で、能力が高い選手を集め続けることができます。

しかし、普通の公立の学校では、そんなことは不可能です。

また、卓越した技術指導ができる指導者がいたとしても、「人間力」「組織力」が無いチームで技術指導を続けてもなかなか伸びません。

やはり普通のチームがある程度高いレベルをキープするためには、選手が入れ替わっても変わらない「人間力」「組織力」をもったチームを作ることが重要だと考えます。

もちろん、能力のある集団に卓越した技術指導のできる指導者が居て、「人間力」「組織力」の育成にも力を入れたら、それが本当に強いチームなのですが…。 

 

〇残念なことに虚礼に終わるチームが多い…

選手の「人間力」を育てたり、チームの「組織力」を強めたりする方法、ヒントについては過去の記事で何度か書いていますので、そちらを参考にしてください。 

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↑この部活内委員会の取り組みは組織作りに大きく寄与しますし、一人ひとりの責任感や自主性を育むのでおすすめです。 

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↑このグループ練習はリーダーシップを育むことができ、チームメイトとの絆も深まります。 

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↑丁寧な礼儀指導は「人間力」につながることはもちろん、「組織作り」にもつながります。

 

このような形で、「人間力」「組織力」を育てていって欲しいのですが、特に「人間形成」「礼儀指導」については間違えているチーム、勘違いしているチームが多いと感じています。

これはすごく残念なことです。

本来部活動というものは、部活動を通じて(野球部の場合は野球を通じて)、人間的に成長し、社会に出て通用する人材を育てるためにあります(詳しくは学習指導要領をご覧ください)。

しかし、よくある間違った「人間形成」「礼儀指導」として「怒鳴ってやらせる」という指導が見受けられます。

 

選手が挨拶したときに

「声が小せえんだよ!!」

などと怒鳴り、なぜそのことが重要なのか指導するのではなく、その行為をやらせることが指導のメインになってしまっているのです。

こうするとどうなるかというと、

・感謝の気持ちをもってお礼を言う

・コミュニケーションとして挨拶をする

・周囲を見て、何かあったら自分から動く

といったことができなくなっていきます。 

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 ↑こちらも参考に…

「怒られるからやる」という虚礼、そして受け身の人間になってしまい、「人間力」「組織力」とは程遠くなってしまうのです。 

 

〇チームのレベルを一瞬で判断する方法!

では、チームがそうなってしまっていないか一瞬で判断する方法を紹介します。

徹底的に怒鳴られて虚礼を身に着けたチームは引退と同時にボロが出ますが、練習の中では指導者がいる限りなかなかボロは出ません。

しかし、「キャッチボール」を見てください。

キャッチボールの最初にお互いに挨拶をするチームがほとんどだと思いますが、そこに注目してください。


駒大苫小牧キャッチボール(2013年明治神宮野球大会)

はい、キャッチボールの最初に挨拶をしていますね。

ここです。

虚礼のチーム=真には「人間力」「組織力」が育っていないチームはこの挨拶のときに

①挨拶前に勝手にキャッチボールを始めようとする

②しっかりと立ち止まれない

③相手の目を見て挨拶ができない

④お辞儀動作の途中でもうキャッチボールに入ろうとしてしまう

このような特徴が見られます。

キャッチボールの時の挨拶はキャッチボールのペアの選手に対する礼儀です。

指導者や相手チームに対しての挨拶ではないので、指導者の目が入りにくくなります。

しかし、キャッチボールは一人ではできない練習。

相手が居て成り立つということに感謝の気持ちをもてていれば、ここでしっかりと挨拶ができるはずです。

虚礼を叩きこむ指導者の多くは自分に対して、相手チームに対して、保護者に対して、他の指導者に対しての礼儀がメインになってしまっているので、この大切なチームメイトに対しての礼儀がおろそかになってしまうことが多いのです。

声の大きさではなく、どのくらい「ありがとう」という気持ちがこもっているのかを見て聞いてください。

それだけでそのチームの「人間力」「組織力」を測ることができるはずです。

まずは自分のチームを見てみてください。 

 

中学生や高校生のチームを悪い例として挙げるのは気がひけるので動画のアップはしませんが、甲子園中継などを見ていてもこういうチームは多いですよ。

たとえば某高校通算本塁打記録をもつ選手が所属していたチームなんかもそうですね…。まああのチームは大学生のように大人ですが。

興味があったら動画で見てみてください。

また、試合後の監督や選手のコメントからも分かることは多いです。 

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↑こちらの記事も参考にしてみてください。 

私のこの判断する方法が正しいと思うかどうかはみなさん次第です!  

 

関連記事です。 

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