中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の公認指導員です。

優勝するチームの責任!強豪チームの指導者に求められること!

優勝を目指して日々がんばっている選手、指導者のみなさん!

優勝するチームの責任について考えたことはありますか?

自分のチームだけ強くなろうとしても、限界があります!

強豪チームの指導者に求められること、求めたいことをまとめました!

 

〇優勝するチームの責任について考えたことはありますか?

チームを指導する指導者のみなさんは誰しもそのカテゴリーでの優勝を目指してやっているのではないでしょうか?

もちろん、程度の差はあると思います。

高校野球の指導者であれば、「県大会制覇!甲子園!!」

中学野球の指導者であれば、「市大会優勝!」

などチーム状況やカテゴリーによって、優勝の規模は異なると思います。

また、「選手の育成」「野球を好きになって欲しい」など良い意味で必ずしも勝つことだけにこだわっていない指導者の方も増えてきています。 

高校球児に伝えたい! ラテンアメリカ式メジャー直結練習法

高校球児に伝えたい! ラテンアメリカ式メジャー直結練習法

 

↑そんな考え方の代表例。ぜひこちらの本を読んでいただきたいです。

そういった方は「優勝」などと掲げていない場合もありますが、大会の際にはそういったことを念頭に置きつつも、「そんな中でも勝ってくれたら選手も自分も嬉しい」という願いはあるかと思います。

私も自分の中にルール(連投させない、約束を守れない選手は出さない、体調優先など)は決めていて、その枠を超えて勝利を求めることはしませんが、その枠の中では勝ちを目指すようにはしています。

 

優勝を目指すということは

「優勝するチームとはこうあるべき」というチームにならなくてはいけないということを意味します。

この部分が分からないとずっと優勝を目指すだけで終わってしまう気がしています。

意味が分からないという人もいるかもしれません。

次の項から説明していきたいと思います。 

 

〇優勝したチームには責任がある!

私は優勝したチームには責任があると考えています。

たとえば市大会で優勝したのであれば、そのチームは「市の代表」となります。

他のチームはそのチームを目標とし、そのチームに勝つべく練習をしていくことになります。

多くの選手がそのチームを目標、見本として取り組んでいくことになるわけです。

その目標となるチームが全く見本とならないチームであったらどうでしょうか?

ただ単に上手いだけで、いろいろなことができていないチームだったらどうでしょう?

たとえば、

・フライが上がると走らない。

・審判にクレームを言う。

・ヤジを飛ばしてくる。

・挨拶ができない。

・サイン盗みなどのアンフェアな行為を行う。 

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アマチュア野球において技術面で完璧なチームは無いと思います。

技術面で見本になりきれないことはあるでしょう。

しかし、優勝したチームは姿勢の面では見本にならなくてはいけないと思いませんか?

もしも優勝したチームが上記のようなことをする見本にならないチームだとすれば、その地域のチームのレベルは上がりません。

優勝したチームには重い責任があるのです。  

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↑こちらの記事も通じる部分があります。 

 

ここまでは多くの方に共感いただけると思います。

しかし、「優勝したチーム」に責任があるということを、「優勝するチーム」に責任があるということに落とし込めていない人は多いのではないでしょうか?

要するに、

「優勝を目指しているチーム、あなたのチームにも責任がある」ということですよ。

優勝した後に責任をもたせよう、変えようとしても難しい。

優勝するには「優勝したチームとしての責任をもたせること」が必要になるのです。 

 

〇優勝するチームの責任を果たすことがさらなる強いチーム作りに繋がる!

実は、この「優勝するチームの責任を果たす」ということは、さらなる強いチーム作りにも繋がります。

優勝したチームが責任を果たしてくれるということは、その地域の見本となるチームのレベルが高いことを意味します。

そうなれば、当然他のチームも目標を高く設定することになり、レベルが上がっていきます。

地域のレベルが上がっていけば、そこを勝ち抜くためにはさらに強いチームにならなくてはいけないわけで、結果的に自チームも強くなっていくわけです。

文章にすると簡単ですが、当然これは非常に大変なことです。

 

強いチームを作ろうと思ったら、自分のチームのことだけを考えていてはいけないと思います。

自分のチームのことだけを考えてやれば、いつかはレベルの高くないトーナメントで優勝することはできるかもしれません。

しかし、それで勝ち上がったとしても上の大会で勝ち進むことはなかなか難しいのではないでしょうか?

「優勝するチームの責任を果たす」には積極的にその地域に貢献する必要が出てきます。

 

よく、手の内を見せないために、同じ地域のチームとはあまり練習試合や合同練習をしないというチームがあります。

これでは、そのチームの良さを同じ地域のチームに伝える機会が大会しかありません。

同じ地域のライバルと練習試合や合同練習をすることで、確かに手の内を見せてしまうこともあるかもしれません。

しかし、地域をリードするチームの取り組む姿勢や、指導者の指導法を見せることで地域のさらなるレベルアップに貢献することができます。

トーナメントを勝ち抜くことはさらに難しくなるかもしれませんが、地域のレベルアップに繋がり、それがさらなる自チームの強化にも繋がるはずです。 

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私がまだひよっこ指導者だった時、八王子市の強豪チームを率いる方々はみなさん優勝するチームの責任を果たそうとする指導者でした。

私のチームがまだ一回戦負けの弱小チームだった際も、練習試合を快く引き受けてくださいました。

合同練習を提案してくださったり、公式戦の試合後に選手にアドバイスをくださったりする方もいました。

結果として当時の市のレベルは高く、私もそれなりの指導者になることができたと感謝しています。

 

「優勝するチームには責任がある」

「優勝するチームの指導者にも責任がある」

ぜひこうした視点をもち、自分のチームだけが強くなればいいという考えではなく、地域に貢献する、地域をリードするという意識をもって指導に当たるべきではないでしょうか? 

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こちらの記事にも書きましたが、優勝するようなチームこそ、周囲から応援されるチームであるべきだと思います。

また、そういったチームを目指す取り組みが野球人口の増加にも繋がると私は信じています。 

 

※指導者に求めたいこととしてこちらの記事もご覧ください。 

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